7月の北海道離島4島【利尻・礼文・天売・焼尻】弾丸めぐり 費用などまとめ

一人旅として18年ぶりの北海道。

そして、北海道の離島にははじめて足を踏み入れた旅。

日本にいながら「果て」の旅愁を感じとれた旅でした。

奥尻島まで足を延ばせれば、北海道離島制覇となったのですが、なんと奥尻島の旅館が取れなかった。

観光所のサイトから、片っ端から電話したのですが「ごめんなさいね~」。

行動制限のない3年ぶりの夏ということで、国民の皆さんも積極的に行動しているようでした。

そんな北海道一人旅をまとめてみましたので、旅してる気分になってください。

利尻・礼文・天売・焼尻4島弾丸めぐり全行程

6日間で、北海道の離島4島を訪れれば、まあ弾丸ですかね(^^)

いつも通りの詰め込み日程です。

日付 午前 午後
7/2(土)

1.JAL便 羽田 ⇒ 旭川

2.ぜるぶの丘

3.旭川「らあめん青葉 本店」

4.宗谷本線の旅

5.稚内の宿「ゲストハウス モシリパ」

7/3(日)

6.稚内 北防波堤ドーム

7.フェリー 稚内 ⇒ 香深(礼文島)

8.宗谷バス観光ツアー&スコトン岬

9.桃台猫台 ~ 北のカナリアパーク

10.礼文島温泉「うすゆきの湯」

11.船泊湾沿いのサイクリング

12.船泊の宿「ホテル礼文荘」

7/4(月)

13.礼文島路線バスの旅

14.フェリー 香深 ⇒ 鴛泊(利尻島)

15.利尻島レンタカーのドライブ

16.霧に包まれる利尻富士

17.オタトマリ沼&仙法志御崎公園

18.利尻富士温泉「北国グランドホテル」

7/5(火)

19.フェリー 鴛泊 ⇒ 稚内

20.ノシャップ岬 ~ 宗谷岬 ~ 猿払道の駅

21.クッチャロ湖 ~ サロベツ原野 ~ オロロンライン

22.天塩の宿「てしお温泉 夕映」

7/6(水)

23.フェリー 羽幌 ⇒ 焼尻

24.オンコ海道

25.焼尻島一周サイクリング

26.フェリー 焼尻 ⇒ 天売

27.天売島のまぐろ丼

28.天売島一周サイクリング

29.「民宿 栄丸」の海鮮バーベキュー

30.天売島の夕暮れ

7/7(木)

31.フェリー 天売 ⇒ 羽幌

32.朱鞠内湖&岩尾内湖

33.「青い池」&「フラヌイ温泉」

34.旭川空港の展望台&ラウンジ

旅費・ホテル代など

さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。

用途 利用区間など 費用

飛行機

(JAL)

羽田7:45 ⇒ 旭川9:25

旭川20:15 ⇒ 羽田22:00

15,740マイル

列車

美瑛 ⇒ 旭川 ⇒ (特急サロベツ) ⇒ 名寄 ⇒ 稚内

8,260円

稚内 ⇒ 香深 ⇒ 鴛泊 ⇒ 稚内

8,870円

羽幌 ⇒ 焼尻 ⇒ 天売 ⇒ 羽幌

7,490円

レンタカー

利尻島6時間

14,190円

レンタカー

稚内 ⇒ 天塩 ⇒ 羽幌 ⇒ 旭川空港(3日間)

50,490円

ホテル

稚内:ゲストハウス モシリパ(素泊まり)

5,000円

ホテル

船泊(利尻島):ホテル礼文荘(1泊2食)

10,000円

ホテル

鴛泊(利尻島):北国グランドホテル(1泊2食)

19,000円

ホテル

天塩:てしお温泉 夕映え(1泊夕食)

16,500円

ホテル

天売島:民宿栄丸(1泊2食)

11,000円

しめて、150,800円。計算しないほうがよかったかな(笑)

けっこう散財してしまいました。

JALをマイルでなく通常チケットだったら、20万円を超える大名旅行でした。

まあこれは、レンタカーが割高で仕方ないのと、宿をすべてWebで予約したため。

電話でしか予約できないような小さな宿を探せば、もっと安く収められたでしょう。

でも宿も、温泉あり、バーベキューあり、と満足しています。

7月上旬の北海道

旅程が7/2~7/7ということで、ほぼ夏至の季節。

この時期に北海道を旅するのは初めてで、色々な発見がありました。

夜明けの早さ

この時期、北緯45度の稚内では3時50分には日がのぼります。

つまり午前3時前には、空が白みはじめるので、準白夜といったところです。

ちなみに、日没も19時半なので、行動範囲が広がりますね。

気温

爽やかの一言。私の旅程の間、30度を超えることはありませんでした。

ただし、日差しは強いので、油断してると腕や首が真っ赤になります。

宿もクーラーがあったのは利尻島の国際観光ホテル「北国グランドホテル」だけで、あとは扇風機。

それで十分な涼しさ。

朝は、半袖では少し寒いくらいでした。

濃霧

今回の旅で、もっとも悩まされたのがキリ。

もう半端ないですよ。なにもかも見えなくなるほどのキリ。

よくこれで、船が運行できるものです。地元の人たちは見慣れてるのか、まったく動じてませんでした。

しかし、景色を眺めていて「あ、キリがきたな」と思ったら、数秒後には周囲が真っ白に覆われるんです。

これにはビビります。

クルマなど止めなくてはならないし、自転車もしかり。

海水温と地表の温度差があることで発生するとのことで、まさに季節の変わり目は霧がしょっちゅう出現するようですが、礼文島から利尻島を臨めなかったのが心残り。

パンフレットに載ってるような景観を期待していた観光客に、ガイドさんが「綺麗に晴れ上がるのは、月に数日しかないんです・・」と、必死になだめてるのが印象的でした。

 

しかし、つかの間のキリの晴れ間では、こんな感じの絶景を見せてくれます。

意外と高いウニ

私が無知だったからか、「北海道ならウニ丼くらい数百円で食べれるんだろう」という気でいましたが、とんでもない。

町中でも3~4千円はしますし、旅館で食べても2千円はしました。

でも、質感はさすが本場と思わせますし、貝柱も見たこともないような分厚さで提供されるので、グルメ派にはこたえられないと思います。

ローカル線の哀愁

北海道の鉄道経営は厳しいと聞いています。

私が乗ったとき、宗谷本線の名寄から幌延まで乗客はゼロ。私1人の貸し切りでした。

駅はすべて秘境駅です(^^)

ときおり通過する特急列車が、さらに哀愁感を漂わせますね。

まるで、寿命が迫っていることはわかっているのに、これがオレの使命なんだとばかりに。

まとめ

以上、いろいろ述べましたが、夏の北海道はやはり気分最高。

異国に来ているかの景色を見せてくれました。

今回の旅で、特筆すべきは、天売島の宿泊でお世話になった「民宿 栄丸」さん。

1泊2食11,000円で、食べきれないほどのバーベキューと、心のこもったおもてなしをいただけます。

和洋折衷の朝食もたっぷり。

冷酒を頼むと、ホヤをつけてくれたり、たぶん息子さんであろう青年がきびきびと給仕してくれている姿がとても好印象でした。

女将さんが「機会がありましたら、またおいでください」と言ってくれましたが、なんとかその機会をつくりたい、そう思わせる「民宿 栄丸」でした。