今朝、天塩の温泉旅館を出て、羽幌から焼尻島、そして天売島。
自転車で、それぞれ周囲12㎞の島を一周する、充実した一日。
そういった旅の一日が終わり、旅館で過ごす夜は格別なもの。
しかも、天売島の「民宿 栄丸」は、海鮮バーベキューが自慢の漁師の宿と聞いているので、旅の後半の最大の楽しみでありました。
さて、どんな宿なのでしょうか。
天売島一のおもてなしの宿「栄丸」
こちらが、「民宿栄丸」。文字通り、漁師の宿という感じですね。
場所はこちらで、天売島の港から徒歩15分ほどです。
ちなみに、今回の旅にあたり、天売島と焼尻島、どちらかで一泊したいと考えましたが、天売島を選んだ理由は、グーグルマップで見たときに、天売島のほうが旅館が多そうだったから。
島に渡ってからマップをもらって数えてみると、宿泊施設の数は天売島8つ、焼尻島4つでした。
そして、「民宿 栄丸」を選んだ理由は、webで予約ができたから。
それに、HPの「漁師の宿『栄丸』は天売島一のおもてなし」というキャッチフレーズにもひかれました。
webで予約すると、翌日には「7月6日お部屋大丈夫です!お待ちしております!」と元気な返事をいただき、出発前から楽しみにしていた次第です。
焼尻島をのぞめる洋間
さて、天売島を自転車で一周して、ほどよい疲れとともにチェックイン。
笑顔の可愛らしい女将さんは「お迎えに行けなくてすいません」。
「いえいえ。島を歩いてみたかったものですから」。これは本心。
通された部屋は、こぎれいな洋間でした。
四畳半くらいの素敵な角部屋です。
荷物をおろし、カメラバッグも肩から外して身軽になります。
なんか、自分の部屋にいるような安心感のある部屋。
窓の外を見ると、焼尻島がばっちり見えます。
今朝から、霧にもてあそばれて、島が見えた!見えない!で、右往左往していたのがなんだったのか、という感じ。
こんな素晴らしいロケーションをいただけた「民宿栄丸」に感謝です(^^)
何気にクタクタに疲れています。
海鮮バーベキューがはじまる前に、ひとっ風呂浴びさせてもらいましょう。
部屋は2階ですが、お風呂場は1階。
身体を洗って、かわいい湯舟に身をゆだねます。
ここで、本日、すごく紫外線を浴びていたことに気づきました(^^)
首から腕にかけて真っ黒です。
湯上がりの宿内散歩。
お酒の自販機や、コーヒー紅茶もあります。
洗濯もできるみたいですね。
「民宿栄丸」自慢の海鮮バーベキュー
部屋の電話が鳴って、海鮮バーベキューの準備ができたとのこと。
さっそく生の海の幸が並んでますが、バーベキューなんてやったことないので、息子さんらしい青年に手ほどきを受けます。
ここからの画像、ホワイトバランスがうまく調整できなくて、本来の食材の色と違ってるかもしれないことはご容赦ください(^^)
動いてるウニを食べるのは初めて。焼いてもいいそうですが、やはり生がおススメ。
今日獲ってきた初ウニです。
動いてるエビにタコ。
なんとかっていうカレイの仲間。
ホタテ。
動いてるイカを焼きはじめます。
基本的に、すべて生で食べられるそうですが、生はウニだけにして、イカやタコは焼くことにします。
焼いている間に、海鮮丼がやってきました。
これは、女将さんから「ご飯の量、大中小どうされますか?」と問われ、中と答えたサイズ。
私にはピッタリでした。生ビールもオーダー。
バーベキューにビールの組み合わせ。なんかキャンプにでもやってきたみたい。
生でイケますよ、と女将さんはおっしゃるが、少し待とう(^^)
ジンギスカンは、くっついてしまうので、貝殻の上で焼くのがいいらしい。
海鮮バーベキュー。こうやって眺めてるだけでも壮観です。
イカは、そろそろ焼けてきたかな。
裏返しにして、もうちょい。
いやあ、これは、ボリュームたっぷりのイカ焼き。
こしょうを振りかけて、頭から足まで、かぶりついてしまいました。
タコは、タコ焼きにしてから分解です(^^)
バーベキューでホタテを食べるのは初めてかな。
ウニは、甘さたっぷり。ワサビたっぷり派の私でも、そのままがいい。
海鮮丼にのっけて食べてしまいます。
ボリュームも味も、豪快すぎて、なんと評価していいのかわからないほどのメニューです。
こんな料理を毎日食べていたら、どんなことになるのだろうか。
最後はカレイを焼いて仕上げ。
1時間ほど時間をかけた海鮮バーベキューを食べ尽くしました。
部屋に戻ってビールで再度乾杯。
あまりにすごすぎて、月並みな表現しかできませんが、漁師の宿の名にふさわしい、素晴らしいバーベキューでした。
夏季以外は、料理は部屋食となるようですが、冬のスケソウダラなどもおススメとHPにはあります。
厳冬期にも訪れてみたいものです。
夏の北海道の夕暮れは遅い。
刻々と色が変わっていく焼尻島を眺めているうちに、夕日を見に行きたくなりました。
バーベキューの夕食の後、浴衣のまま、宿を出ました。