今朝、礼文島を出発し、利尻島に渡り、レンタカーで島を一周して、現在に至っています。
レンタカーでの走行距離は98㎞。利尻島の一周は54㎞なので、2週近く寄り道したドライブでした。
そして、今夜の宿「北国グランドホテル」。
この旅で、はじめての国際的高級ホテル。
さて、どんな感じのホテルでしょうか。
眺望のよさそうな純和室
高級ホテルらしく、チェックインはてきぱき。
明日のフェリーの時間に合わせて送迎をお願いします。
予約してある夕食は19時からとのこと。
私の部屋は、温泉があり和室の別館でした。
私の部屋は8畳の一般的な間取り。
一人でくつろぐには十分です。
まあ、ほんとは、もっと安い民宿でもよかったんですが、今回の旅を企画したひと月前では、旅館はもういっぱいでした。
クーラーがないのはお約束ですね。
眺望はどうかな、と障子を開けると、やはり霧に包まれてました(^^)
それよりも、玄関に大型バスが到着して、団体さんがホテルに吸い込まれていきます。
これはヤバい。早く、お風呂に行っておきましょう。
日本最北端の露天風呂「利尻富士温泉」
さて、日本最北の露天風呂という触れ込みの「利尻富士温泉」です。
高級ホテルらしく、設備もお湯も清潔です。
今日も長かった1日でした。身体の疲れが湯に溶け出ていくような、脱力感的な感触がたまりません。
けっこうぬるめの温泉なので、長く浸かってられるから、余計に気持ちいい。
では、団体客が来る前に、日本最北の露天風呂に身を沈めましょう。
外湯のほうが少し熱めかな。でも外気が涼しいので、体感温度がぴったりです。
さすが、高級ホテル。いろいろ考えてますよね。
風呂上がりに、コインランドリーを見つけました。
ちょうどよかった。たまってる3日分の衣類を洗濯しましょう。
夕食に行こうとしたときの部屋からの眺め。
利尻富士の眺望? スカイラウンジでの海の幸
夕食は19時から。
本館7階。「北国グランドホテル」自慢のスカイラウンジからの眺望を期待しましたが、本来なら夕焼けに染まっているはずの利尻富士は見えませんでした。
ならば、当ホテルもう一つの自慢、海の幸の賞味といきますか。
献立はこんな感じです。ちなみに、1泊2食付きで19,000円でした。
食前酒も出ます。
ぶどうとミックスベリーの黒酢です。
料理の全体像。火がついてるのは、ウニの釜めしです。
もう一方の鍋は、鮭のちゃんちゃん焼きとのこと。
刺身に前菜。
前菜からして、とても美味しいんです。とくに鴨のスモークなんて、とろけそうです。
昨夜も食べたカニ。今度は毛ガニなので、ケガしないように気をつけましょう。
少量ですが、刺身はとても新鮮でした。
ビールを飲んでいると、さっきまで見えなかったペシ岬が姿を現しました。
慣れないカニには悪戦苦闘。2日続けてのカニは、人生において記憶がない。
この珍味は、「山芋饅頭あんかけ仕立て」だそうです。
鮭がゆであがりました。
ほぼ同時に、ウニの釜めしも。
美味しいんですが、ウニは生のほうがいいかな(^^)
釜めしもいいんでしょうけど、そぼろみたくなってしまって、鮭フレークとあまり区別がつかない。(でも十分美味しいです)
熱々の鮭も逸品。
そして、利尻とろろ昆布の汁物でしめです。いやあ美味しかった。
明日は晴れてくれるかな。
最後にデザートです。
これがなんと、モンブランならぬ「こんぶらん」。
北国グランドホテル自慢のオリジナルケーキ。
もう一つ自慢があったんですね。ごちそうさまでした。
エレベータには、こんなチラシが。
今日の昼頃訪れた「姫沼」には、逆さ利尻富士が出現するそうです。
お土産屋さんを冷かして、お酒を調達。
そして、明日の予定をたしかめます。
礼文島と利尻島に、それぞれ1泊づつ。
行程の半分は霧に覆われてしまったけど、日本の北端の島旅。
忘れられない旅になりました(^^)
ふたたび霧に包まれた朝
昨夜、少し霧が晴れたので、淡い期待をもって起床しましたが、ペシ岬や鴛泊港すらみえません。
まあ、仕方ないですね。この地方で完全に晴れわたるのは、この季節でも月に数日しかないそうですから。
完全に白の世界に包まれた窓を見ながら、一昨日や昨日の一瞬の晴れ間を思い出します。
一瞬でも晴れて、景色を眺めることができたのだから、まだ幸運なほうでしょう。
そう思うことにします。
ボリュームたっぷりの朝食もgood。
そして、ロビーで港への送迎車を待ちます。
白い恋人の山が利尻富士なんて、知りませんでした。
これで、利尻島の旅も終わりです。
北国グランドホテルは、政府登録の国際観光ホテルの名にふさわしいおもてなしをしてくれました。
このホテルは、冬季は稼働せず、ゴールデンウイークあたりから営業しているようです。
コロナ渦前は、外国人観光客で賑わっていたことでしょう。
温泉も食事も立派なので、外国人が入ってくる前に体験してみてはどうでしょうか。