6日間の北海道離島4島弾丸一人旅も終焉。
本日は、旭川空港から帰る日。
フライトはJAL558便で20:15。
レンタカーの返却も旭川空港なので、19時までに着けばよいと考えれば、あと8時間あります。
さすがに、反対方向へは向かえないですが、天気もいいことだし、朱鞠内湖と岩尾内湖という、2つの人造湖に顔を出してみようと考えました。
そして、最後は、空港近辺でもう一か所くらい何かないかな、と探したところ、SNSで一躍有名になったとされる「青い池」が近くにある。
北海道最後のドライブは、羽幌 ⇒ 朱鞠内湖 ⇒ 岩尾内湖 ⇒ 青い池、という感じになりました。
旧深名線・朱鞠内駅跡に寄ってみる
羽幌から朱鞠内湖へは、国道232号線を南下したのち、東に折れ、国道239号線に入ります。
そのあとは、ほぼ一本道。
行き交うクルマもほぼなく、快適なドライブ。
ここは左折ですね。
朱鞠内湖畔の文字が見えました。
湖畔に行く前に、興味深い建物があったので寄ってみました。
かつて、朱鞠内(しゅまりない)という町には、深名線という鉄道が通じていました。
そして、朱鞠内駅という駅があり、その跡地であるとのこと。
なんで、そんなことを知っているのかというと、40年も前に来たことがあるから。
深名線の名は、深川と名寄を結ぶことから名づけられましたが、なにしろ町らしい町もない豪雪地帯を行く線路なので、当然のことながら大赤字。
こういってはナンですが、なんのために走っているのかわからないような鉄道で、私が乗った時も、地元の方はおらず、鉄道マニアがちらほらいるばかり。
雪がすごい地域のため、雪害で列車の運行が妨げられないようにと、直通運転する列車はなく、全列車が朱鞠内駅で折り返し運転になっていた。
この深名線の車窓からは朱鞠内湖は見えませんでしたが、湖畔という駅が設けられていたのも懐かしい記憶。
地形は険しく、急こう配なので、北母子里という駅は、雪のなかの列車の発着が難しいため、冬季は全列車通過。
除雪作業にもお金はかかっていただろうし、そんな苦労までしてなぜ走らせるのかといった、北海道開発の遺跡のような鉄道だった。
でも、昔から、意味のない旅をするのが好きだったので、深名線みたいな鉄道は好き。
そんな懐かしい深名線の思い出がよみがえりましたが、朱鞠内駅はバスターミナルとして生まれ変わってました。
鏡面のような朱鞠内湖
回顧録のような現朱鞠内バスターミナルを後にし、湖畔へ向かいます。
朱鞠内湖は雨竜川をせきとめた人造湖。これも、北海道開発の一環でしょう。
展望台とはいっても、なんか、撮影しにくい。
なので、キャンプ場へ行ってみました。
クルマは何台かとまってましたが、誰もいない湖。
水面に波がたってないので、鏡面のようです。
向こう側に、雪をかぶった山でもあれば、撮影スポットになりそう。
よくみたら、ボートが一艘湖面の上をすべってる。
しかし、そんな音もしない。時が止まったかのような朱鞠内湖畔でした。
天塩川をせきとめた岩尾内湖
朱鞠内湖と岩尾内湖は、地理的になんの関係もありません。
しかし、朱鞠内湖と同じように川をせきとめてできた人造湖。
せき止めた川は天塩川です。
朱鞠内湖から、クルマで1時間ちょっとで岩尾内湖に到着です。
こちらは、来るのが初めて。
湖畔には、いくつかのキャンプ場がありました。
ほんとに静かな湖畔。何の音もしません。
さっきの朱鞠内湖もそうだけど、冬に見せる姿は別物でしょう。
風も波も何ひとつない静かな湖面を眺めているうち、完全武装したうえで、冬に来るべきのような気がしてきました。
とはいうものの、澄んだ空気の下で食べるパンのランチは格別です。
北海道のドライブは、なんたって渋滞がないから気持ちいい。
朱鞠内湖と岩尾内湖。北海道の内陸の人造湖を堪能できました。