【稚内 ⇒ 香深】礼文島ハートランドフェリー1等和室乗船記【利尻・礼文一人旅 #1】

北海道には、観光で訪れることができる島が5つあります。

今回の旅は、そのうち奥尻島を除く4つを訪れるのがテーマで、最初に訪れるのは最北端の礼文島です。

礼文島への思いは、色々ありますが、北防波堤ドームなど早朝の稚内の街を散歩してから、埠頭へ向かいました。

稚内の街は、風速10mを超える強風です。

あそこに船が停泊しているということは、欠航ということはないと思うけど。

稚内港フェリーターミナルでのひととき

30分後には礼文島行きの船が出航するとは思えないほど閑散としているフェリー乗り場。

真っ先に確認した運行状況。平常運航みたいです。よかった。

風速10mぐらいで欠航するようなら、しょっちゅう欠航になってしまいますね。

あとで調べてみると、7月の利尻・礼文航路の欠航日数は3年連続でゼロ。

風に強く造られた船なのでしょう。

ところで、みなさん出航前ぎりぎりに来るのかな。一応出航30分前なんだけど、乗船客はまばらです。

web予約可能な利尻礼文航路。

離島4島をめぐる旅のうち、本日だけが日曜日で休日です。

万一、満席で締め出されたら、の心配から、webで予約しておきました。

ふんぱつして、1等和室です(^^)

定時運行が確認できて、チケットまで手に入れてしまえば、何の心配もありません。

では、売店へ行って、朝食の調達でもしますか。

フェリーターミナルの売店兼お土産屋さん。

食料もありました。

コインロッカーもあります。

あとで述べますが、うまく船をつなげば、利尻&礼文の弾丸日帰りが可能なんです。

実際にやるかどうかは別として、荷物を預けられれば、こんな楽なことはない。

では乗船コンコースのある2階へあがります。

停泊中の船が見えましたが「ボレアース宗谷」。あれは利尻島へ行く船。

私が乗るのは、礼文島香深港行きの「サイプリア宗谷」です。

「サイプリヤ」とは、礼文島にのみ生息する花「レブンアツモリソウ」の学名「サイプリペディウム」からきているそうです。

出航時刻が近づいて、乗船客が並びはじめましたが、私は指定席の1等和室。

悠然と、列の最後尾に並びます。

「サイプリヤ宗谷」が見えました。礼文島までよろしく。

利尻島・礼文島の周遊コースについて

ここで、ハートランドフェリーを使った利尻・礼文の周遊コースについて触れておきましょう。

今回、利尻島と礼文島をめぐるにあたって、

日付

午前

午後
1日目

稚内6:30 ⇒ 香深(礼文)8:25

香深8:40 ⇒(観光バス)香深12:30

香深15:15 ⇒(路線バス)船泊15:59

船泊・・宿泊

2日目

船泊8:55 ⇒(路線バス)香深9:39

香深10:25 ⇒ 鴛泊(利尻)11:10

(レンタカーで観光)

鴛泊・・宿泊

3日目

鴛泊8:25 ⇒ 稚内10:05

 

こんな感じのスケジュールをつくりました。

すなわち、稚内 ⇒ 礼文島 ⇒ 利尻島 ⇒ 稚内というコース。

2島をめぐって、宿泊まで楽しむコースとしては、まあまあかなと思います。

利尻島で路線バスに乗らないのが、少々心残り。

ちなみに、先に利尻島に渡るプランも可能ですし、夏の季節は便数も増えるので、両島をめぐってその日のうちに稚内に戻る弾丸日帰りも可能です。

 

日帰りの場合は、たとえば、

日付

午前

午後
1日目

稚内6:30 ⇒ 香深(礼文)8:25

香深8:40 ⇒(観光バス)香深12:30

香深12:50 ⇒ 沓形13:30

沓形13:40 ⇒(観光バス)鴛泊16:55

鴛泊17:40 ⇒ 稚内19:20

こんな感じになります。

船は「ハートランドフェリー」ですが、観光バスは「宗谷バス」。

あうんの呼吸で、フェリーと観光バスが接続されています。

私も、礼文島に渡った後、半日だけ、この観光バスにお世話になるつもり。

路線バスでは本数が少なく行きにくい「澄海岬」「スコトン岬」「桃台」「北のカナリアパーク」などを回ってくれるので、利用価値は高いです。(ただし予約が必要)

今回の私は、実はフェリーに乗ってから、「観光バス便利じゃん! 利用しよう!」と考えたので、この時点では予約してませんでした(^^)

さて、どうなりますか。

「サイプリア宗谷」船内の様子

では、「サイプリア宗谷」に乗り込んだ私は、まず予約していた1等和室へ。

障子ではありませんが、和室を感じさせるつくりです。

おお、なかなかいいですな(^^)

贅沢な空間。5,070円も払ってますが、満足です。

一人一人の幅はけっして広くはありませんが、マットあり毛布あり枕あり。

そして、コンセントにドリンクホルダーもあります。

香深まで1時間55分。楽しい旅になりそうです。

では、ほかのキャビンを見学に行きますか。

こちらが2等室のカーペット。

みなさん、思い思いにくつろいでます。

こちらは、2等の椅子席。

2等の乗船率は8割ぐらいというとこでしょうか。

2等には、お年寄りなどへの優先席があります。

船は全体に小ぶりなので、船内見学はあっという間に。

「サイプリヤ宗谷」は総トン数3,555トン。旅客定員が550名と、先日乗った佐渡汽船「ときわ丸」の約半分の大きさです。

ちゃんと、売店や、

自販機もありました。

では、このまま甲板に出てみましょう。もうすぐ出航です。

「サイプリヤ宗谷」稚内港を出港

船は、霧に包まれた稚内港を出航です。

稚内の街は霧にけむっていても、海上はそんなことはないのかな、という気もしてきます。

港から外洋に出ました。

ここで、船は進路を大きく左に切ります。まっすぐ行っちゃうと、樺太ですからね(^^)

左舷には、稚内から少し突き出たノシャップ岬。

さきほど、海上は霧は濃くない、などと言いましたが甘い甘い。

旅は天候に左右されるものではない、と考えてるけど、利尻富士が見えるはずのこの航路は晴れてほしかったな・・・

進行方向から霧が押し寄せる感じです。それに、とてつもない強風、いや暴風。

この強風の中、デッキに出ているもの好きは私だけ。

誰もいません。ほんとに身体があおられて、欄干付近を歩くのが怖いほど。

お、女性3人組が登場しました。強風に気をつけてくださいね。

1等和室に戻りました。

老夫婦の先客が2人。

「短い間ですがよろしく。」と挨拶されます。こちらこそです(^^)

マットを広げると、豪華な簡易ベッドのできあがり。

稚内港の売店で買っておいた朝食にします。

そういえば、かなりの風なのに、全然揺れません。いや揺れてるのかな。

私は、乗り物耐性がMAXな体質なので、私を標準にするわけにはいきませんが、老夫婦も「意外に揺れないね」などと言ってます。

たしかに、今年の3月に乗った対馬・比田勝行きのフェリーのほうがよっぽど揺れた気がする。

 

奇跡! 見えた! 利尻富士!

しばらく、霧の中の航海。ほんと化け物でも出てきそうな海。

早起きだったので、少しまどろみます。

 

そして目を覚ますと、あれ・・晴れてる・・お!

利尻富士じゃないですか! あわてて、デッキに出ました。

おお、奇跡的に姿を現した利尻富士。

はるばる北海道の北の果てまできて、この島が見れないなんて、なんたる不運と嘆いていましたが、神風がふいたようです。

利尻富士が海中から姿を見せてくれたのは、わずか10分。

また、霧の中に姿を隠していきました。

船室に戻ると、老夫婦も二人で「いやあ、姿を見せてくれたね、よかった、よかった」と喜んでました(^^)

 

さて、そろそろ、下船してからのことも考えておきましょう。

香深港に着いた後、礼文島の観光名所を約4時間で回ってくれる観光バスに乗るつもりなんですが、急に思いついたので、私はまだ予約してません。

そこで、礼文島に近づき、電波が入ったところで電話をしました。

名前を告げて、「では、船がついたら、チケット売り場できっぷを買ってくださいね」で、予約完了。一安心です。

 

船は、礼文島に近づきましたが、さっき一瞬晴れたのがウソのように、霧と荒波の中を進んでいます。

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