船泊湾沿いのサイクリングを楽しんで、18時に宿に戻りました。
18時でも、夏至の季節の北緯45度では、真昼のような感覚。
礼文島で宿泊する場合、フェリーターミナルのある香深にもっとも宿は集まっていると思いますが、私が物色しはじめたひと月前では、すでに満室でした。
「ホテル礼文荘」は、香深から北へ約20㎞の船泊という町にあります。
しかし、路線バスが1日6本走り、フェリーとの接続も考えられているため、不便ではありません。
礼文島北辺の船泊湾沿いの「ホテル礼文荘」
楽天トラベルで、1泊2食付き10,000円で予約した「ホテル礼文荘」。
6畳のシンプルな部屋が、とても居心地がいいです。
クーラーはありません。でも必要ありません。
窓を開ければ、いや開けなくても、野鳥のさえずりが絶え間なく聞こえてきます。
野鳥の鳴き声のほかには、かすかに潮騒が鳴るのみ。
バンガローにでも泊まった気分です。
夕食の時間まで30分あります。ちょっと宿の中を見学。
楽天トラベルによると、60人ほど宿泊できる、けっこうな収容力です。
トイレや洗面所は共用。これで十分。
さきにお風呂に入ることにしました。
清潔な風呂場に、きれいなお湯。
温泉ではないですが、今日一日動き回った疲れが抜けていくよう。
考えてみれば、朝は3時に目が覚め、稚内のドームを見学し、そのあと礼文島に渡り、観光バスツアー、そして船泊まで来て、サイクリングして今に至っています。
なにげに長い一日だった(^^)
船泊港で水揚げされた「海の幸満喫プラン」
食事は大広間でとることになってます。
18時半にいくと、待ってましたの「海の幸満喫プラン」。
カニめしとかの弁当ではなく、カニを食べるの久しぶり。
したがって、身をほぐすのに悪戦苦闘(^^)
新鮮な刺身。
煮魚。なんて言ったかな・・
そして、ウニ。さすがに少量です。
本日、澄海岬の売店で見た「ウニ丼」のプライス(4,400円)をみて、少々ビビってましたが、やはり本場のウニを賞味しないのはもったいない。
そこで、「ホテル礼文荘」おすすめの「ウニ丼」をオーダーすることに。
ウニ丼がくるまで、ビールでも飲んで待ちます。
おお、きました「ウニ丼」です。
別メニューで2,200円。ウニ丼も、食べるのは、ものすごく久しぶりな気がする。
私は、海鮮類はワサビたっぷり派だけど、この独特な甘みは、そのまま賞味するのがいいと思う。
独特の食感のウニ丼に大満足でしたが、ちゃんと炊き立てのご飯もあります。
山菜も。
楽天トラベルの評価にあったように、とても家庭的な宿で、ご家族の方総動員で、食事の膳を給士してくれます。
最後はフルーツ。
ウニ丼におひつをカラにしたので、さすがに満腹です。
いやあ、ほんとに美味しかった。
満腹して、ロビーでくつろぎます。
本日は日曜日。宿泊客は、私のほかに、一人旅が二人、家族が二組、グループが一組、そんな感じでした。
季節的には、梅雨がない(とされる)今の時期が一番いいんだろうけど、書き入れ時は8月だそうです。
私の部屋はオーシャンビューではありませんが、廊下の窓から海が見えました。
20時になってもこの明るさ。準白夜です。
冷酒をいただいて、部屋でくつろぎます。毎度のことながら、畳の感触は素晴らしい。
礼文島の旅も、この宿泊で終わり。明日は、朝の船で利尻島に渡ります。
酒を飲みながら、明日の予定をたしかめる。旅人の至福の時。
樺太にも近いんだよね・・
なんだか、異国にいるような気分になって寝落ちです。
野鳥のさえずりで目を覚ます礼文島の朝
3時には明るくなる北緯45度の朝。
でも、明るさより、野鳥のやわらかなさえずりで目が覚めます。
朝7時に朝食です。
幕の内弁当風の素朴な朝食。
でも、素朴な朝食にこそ、旅心地がわいてくる、私はそう思います。
これで、1泊2食10,000円なら大満足ですね。
とにかく、アットホームな雰囲気で、ゆったりくつろげました。
7月から9月にかけては、ライダーの集まりなんかが大勢で泊まりに来る、ことなども話してくれました。
部屋に戻って、畳の上で寝っ転がっていると、バスの音が。
香深行きのバスは8:55発のはず。いまは、8時半。
スコトン岬へのバスが通りかかったのでした。
ていうより、あのバスが折り返して8:55のバスになります。
一瞬、あのバスに乗って、もう一度スコトン岬を往復してもよかったかな、と考えましたが、スコトン岬は、昨日同様霧に包まれてました。
私はこれから利尻島へ向かいます。
本日の天気はどうだろうか。