さて、礼文島と利尻島から3日ぶりに稚内に戻ってきて、旅も折り返し。
本日から3日間のスケジュールは、こんな感じになっています。
※旅に出て4日目なので、カタチ上4日目をスタートにしています。
日付 |
午前 |
午後 |
---|---|---|
4日目 |
鴛泊8:25 ⇒ 稚内10:05 稚内(レンタカーで観光) |
(レンタカー)オホーツク海 ~サロベツ原野 天塩・・宿泊 |
5日目 |
天塩(レンタカー) ⇒ 羽幌 羽幌8:30 ⇒ 焼尻島9:30 (自転車で観光) |
焼尻島12:25 ⇒ 天売島12:40 天売島(自転車で観光) 天売島・・宿泊 |
6日目 |
天売島9:40 ⇒ 羽幌10:40 羽幌(レンタカーで観光) |
(レンタカーで観光) 旭川空港20:15 ⇒ 羽田22:00 |
ご覧いただければお分かりのように、旅の後半のメインイベントは天売島・焼尻島の両島めぐり。
すでに渡ってきた礼文島・利尻島と合わせて、北海道の離島4島めぐりというわけです。
奥尻島にも行きたかったんですが、宿が満室でした。
レンタカーで出発 ノシャップ岬へ
トヨタレンタカーの稚内店。神対応でした(^^)
なにが神対応なのかというと、利尻島が到着する稚内港に送迎バスを待たせておいてくれたから。
たしかに予約する際に、10:05にフェリーで着く旨は画面で入力しておきましたが、まさか何も言わずに迎えに来てくれるとは。
ちなみに、ほかに予約レンタル客が2人ほどいて、飛び込みの客がいたんですが、残念にも満車だったようでした。
夏の北海道のレンタカー利用は、予約が必須のようですね。
借りたクルマはプリウス。恥ずかしながら、初めて乗ります。
運転の仕方がわからないw
アクセル、ブレーキにシフト。
このあたりは、クルマの主要操作機器なんだから、あまりマニアックにしてもらいたくはないですね。
私はマニュアルシフト派なので、最近のEV系自動車には、ほんとに疎いんですw
なので、慎重に操作方法をつかんで、そろりと走り出しました。
まずは、ウオーミングアップとしてノシャップ岬へ。
稚内市街から5㎞弱。10分ほどで到着です。
北海道最北端と言いたくなるような場所ですが、最北端はここから東に25㎞ほどいった宗谷岬です。
利尻島からの船からこちらを見たときは、霧に包まれてましたが、やはり視界が効かない北の果て。
気温17度で強風がびゅうびゅう。さすがに少し寒く感じます。
それにしても、霧に縁のある旅だなあ・・
まあ、霧も情緒があるといえばあるけど、連日の白濁とした視界では、さすがにめげます(^^)
なんか、海も元気ないな・・
日本最北端の宗谷岬 29年半ぶりの再会
では、表敬訪問を終えたノシャップ岬をあとに、クルマを走らせます。
今夜の宿は、日本海沿いの町天塩に温泉ホテルを予約しています。
でも、稚内から天塩へ直行すれば、1時間もすれば着いてしまいます。
そこで、宗谷岬を経て、久しぶりに見たくなったオホーツク海沿いに走り、途中から西に折れて、サロベツ原野を走って天塩入りしようと考えました。
これならば、昼食時間や見学時間を入れてちょうど6時間くらい。
ホテルにチェックインするのに、ちょうどいい時刻になると思ったからです。
まずは、宗谷岬を目指して、国道238号線を走ります。
それにしても、梅雨のない北海道と信じて来たのに、東の空は雲がべったり。
宗谷岬が近づきましたね。
宗谷岬のすぐ手前にある宗谷岬神社。あと付けだよね(^^)
さすがに、日本最北端の宗谷岬。平日とはいえ、ライダーが大勢集まっています。
実は、宗谷岬に来るのは2度目。
前回は、1993年の2月。なんと29年半ぶり。笑えるw
そのときは、宗谷岬、オホーツク海ともに流氷に覆われてました。
日本最北端の記念撮影渋滞。
渋滞の列から離れて、間宮林蔵の像を眺めます。
言わずと知れた、間宮海峡を発見した江戸時代の探検家。
海峡を発見するなんて、スケールはだいぶ違うけど、マゼランみたいなもの。
GPSで、自分のいる場所が瞬く間にわかる現在、ロマンを感じます。
ようやく渋滞が解消。
29年半ぶりの再会。前回は、稚内から紋別行きのバスで立ち寄ったんだよな、たしか。
私の手元に、こんな切符が残されてました。
1993年の2月11日に、寝台特急北斗星で札幌へ。そのあと急行列車で稚内へ。
一泊した後、バスで宗谷岬へ。
ということは、前回の宗谷岬踏破は、1993年2月13日だったことがわかります。
旅って、ほんとにいいもんですね。
では、29年半ぶりの宗谷岬にさよなら。
日本で一番北の食べ処にもさよなら。
久しぶりに見たオホーツク海
さて、宗谷岬が29年半ぶりなら、オホーツク海も29年半ぶり。
そのときのオホーツク海は、流氷に閉ざされて真っ白。
はじめてオホーツク海に接見できたのは、生まれて初めて北海道を旅した小学生の夏休み。
そのときの、コバルトブルーにかすむオホーツク海が、いまでも記憶に残っています。
なんか、晴れていればコバルトブルーに見えてそうな気配を感じるので、余計に残念。
ま、天気には勝てません。
オホーツク海岸に咲く高山植物(かな?)を眺めて慰めます。
クルマは猿払原野を南下。
途中、インディギルカ号遭難者慰霊碑というのをみつけました。
あとで調べてみると、1939年旧ソ連の貨客船がここに座礁。
猿払村のひとたちが総出で救出活動を行ったものの、700人以上が亡くなった痛ましい事件。
そんなことがあったそうです。
1939年は日ソ中立条約の前。
そして、6年後には一方的に南樺太に侵攻・・むなしい
道の駅「さるふつ公園」で食べる「ホタテフライ丼」
インディギルカ号遭難者慰霊碑の前に、道の駅がありました。
さすがに、海鮮食材をふんだんに使ったメニューです。
ホタテフライ丼1,100円をオーダーしました。
北海道の旅に出て、今日で4日目ですが、食事は文句なく美味しい。
しかし、安くはない(笑)
東京のどんぶり飯屋の丼もののほうがよっぽど安い。率直な感想です。
とは言いながら、ホタテフライ丼。これまた美味しそうです。
親子丼かと見まがわんばかりに、ころもでご飯をかくす迫力ぶり。
プリプリの貝柱です。
食べてる間に、団体さんを乗せたバスが到着。
旅行会社御用達の「道の駅」のようでした。