レンタカーで周遊 南アフリカ3泊6日弾丸一人旅の費用・治安などのまとめ

日本から15,000キロ近く離れた南アフリカ共和国に、3泊6日の弾丸日程で行って、そして帰ってくる日本人が、果たしているのかどうか。

ふつうの方なら、まずこんな旅行しないでしょう。

でも、私は、現役の忙しいサラリーマン。

こんな日程でもたてないと、一生行くことはままなりません(足腰がふつうに動くうちに、という意味です)。

この日程ならば、2月の3連休に休暇を2日くっつけて、会社を退けてからその夜のうちに成田空港にアプローチできる人ならば、誰でも実施できます。

で、行ってきた結果としては、やっぱり行ってよかった、という感想になりました(笑)

やっぱり、旅は若いうちにするものです。(気持ちが若い、という意味です)

そんな3泊6日弾丸紀行をまとめてみましたので、同方面への旅を企画されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてください。(3泊6日で行く人、ほんとにいるかな・・)

南アフリカ共和国 弾丸旅行 全行程

今回の旅の全行程がこちらです。時系列にリンクを貼ってありますので、読みたいところからどうぞ。

日程としては、とにかくフライト時間が長かった(笑)

片道24時間、往復で46時間を移動に費やしてるので、到着初日と帰国日が半日しか使えなかったのが痛く、現地には実質3日しかいられない強行日程でしたが、レンタカーを使ったので、うまくカバーできたかなとは思います。

ただ、往復のフライト46時間で、ソウル、アディスアベバ、ヨハネスブルグ、香港などを経由しましたので、なんだか「どこでもドア」で世界一周をしている不思議な気分にはなれました。

現地3日しかないというのは、けっこうリスクで、3日間とも天候が不安定なら、テーブルマウンテンを望めなかったわけだし、いつもながら旅の神様には感謝です。

スケジュールの計画段階では、隣国ナミビアやジンバブエに足を伸ばし、ナミブ砂漠やビクトリアの滝などを見たいなと思っていたのですが、3日では当然のことながら無理。

これは次回の楽しみとしておきます。

南アフリカ共和国までのフライトスケジュール。

  航空会社 便名 フライト 乗継ぎ時間
往き

エチオピア

航空

ET673

成田20:40 ⇒ ソウル23:20

1時間
ET673

ソウル0:20 ⇒ アディスアベバ7:25

50分
ET847

アディスアベバ8:15 ⇒ ケープタウン13:45

 
帰り

南アフリカ

航空

SA336

ケープタウン14:10 ⇒ ヨハネスブルグ16:05

1時間50分
SA286

ヨハネスブルグ17:55 ⇒ 香港12:45

1時間40分
SA7134

香港14:25 ⇒ 羽田19:15

 

エチオピア航空の出発直前のバタバタで、往きと帰りで航空会社が異なるフライトになりましたが、これはこれで楽しかったです。

ちなみに、往きのアディスアベバからケープタウンまでは、まさにアフリカ大陸縦断フライト。晴れていれば、大自然を堪能できたと思います。

キリマンジャロは頭の先だけ見えましたが、そのためには、左側、つまりA席を押さえることが必要です。

旅費・ホテル代など

さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2019年2月のレートで計算)

用途

利用区間など

費用

飛行機

(エチオピア航空)

成田 ⇒ソウル ⇒ アディスアベバ ⇒ ケープタウン

92,880円

飛行機

(南アフリカ航空)

ケープタウン ⇒ ヨハネスブルグ ⇒ 香港 ⇒ 羽田 72,850円
ホテル ケープタウン:Protea Hotel by Marriott(3泊) 37,200円
レンタカー ケープタウン空港にて(3日間) 12,000円
ツアー ロビン島ツアー 3,000円

しめて、合計217,930円です。20万円を超える旅は久しぶり。

さすがに目が点になります(:_;)

今回は、とにかく、エチオピア航空の直前のフライト変更、というか失念で往復で航空会社が違う変則フライトになっているのが、旅費を押し上げた要因。

帰りのエチオピア航空側のちょんぼで、往きのチケット代は割り引いてもらっているんですが、帰りの南アフリカ航空が片道だけのオーダーになってしまい、結局割高になってしまいました。

まあ、今回のような旅は、そうそうあることじゃないし、正直どうでもいいです。

それよりも、往復で30,529キロのルートを165,730円で飛べたことが嬉しい。1キロあたり5.4円ですから(笑)

それで、世界一周のような疑似体験をできたわけだし、マイルも10,682マイル手に入っているので、私としては満足です。

それより、ホテル代が高かった。これは南アフリカという国の特性によるもの。

すなわち、治安が不安定なので、中級ホテルが並ぶダウンタウンに宿を構えるのは、避けざるをえなく、ウオーターフロント付近の高級リゾートエリアのホテルを押さえざるをえなかった事情です。

ちなみに、ウオーターフロントの中だったら、治安のことはまるで心配しなくていいでしょうが、その分、ホテル代はもっと跳ね上がります。

レンタカーを運転して

今回の旅、3日間ともレンタカーをチャーターしたのは大正解。南アフリカ共和国は、レンタカーで観光するにふさわしい国でした。

その理由としては、

  • 治安の関係で、公共交通機関を利用しにくい。
  • 空港のレンタカー施設が豊富で、返却も容易。
  • 日本と同じ、左側通行&右ハンドル。
  • 主要道路は、きれいに整備されている。
  • 交通道徳は、さほど悪くはない。

などが挙げられるでしょうか。

都心部の渋滞は仕方ないにしても、郊外は交通量も少なく、本当に快適なドライブを楽しめました。

車種によっても変わりますが、3日間借りて、保険込みで13,000円なら御の字ですね。

ガソリンも、1ℓ100円程度と高くないので、通算500キロほどドライブしたわけですが、走っていて、やはり治安の悪さを感じないわけにはいきません。

いたるところにスラム街があり、そこを通るときは、物乞いが手を差し出して寄ってきます。

場所が郊外のフリーウエイで、こちらが時速100kmとかで走っているときもですよ。

なので、クルマの戸締りは重要。必ず、ドアロックを確認して運転する必要がありますし、うかつに窓も開けられません。

クルマを返却するときは、空港に近づいた段階から、道路上に見やすくサインが出ているので、まず間違えないでしょう。

ケープタウンを訪れる旅行者の多くが、レンタカーを利用している証ではないでしょうか。

気候など

2月の南半球南アフリカ共和国は、気候はさわやかで過ごしやすかったです。ただし、北から照りつける太陽の光はまぶしく、日中は汗ばむほど。

特に、ケープタウンの空港に到着した日は、一時的に気温が40度近くまで跳ね上がっていたようです。

試さなかったですが、付近の海岸では泳いでいる人もたくさんいたので、海水温はどうなのかな。

全体的には、日本でいえば、夏の終わり9月ごろのイメージです。

食事など

ローカル料理というのは、あまり見かけず、基本的に肉や魚が中心の洋食です。

どんなレストランに入っても、ほぼワインは置いてあり、フランス・ボルドーのテイストに近い南アフリカ産ワインを安く飲めたのは、嬉しかったですね。

しかし、今回は、レンタカーでの移動が主だったので、日中はほぼお酒が飲めなかったのが玉にキズではありました。

レストランのウエイター&ウエイトレスは、ほぼ流暢な英語を話す黒人です。

私の「レッドワイン」という発音が伝わらなかったのが恥ずかしかったですね(笑)

治安など

私のホテルは、ウオーターフロントの入り口から500mほど歩いた場所。

その500mを、南アフリカ産ワインで、ほろ酔いでホテルに戻るときは、本当に気をつけました。実際、路上で生活しているような人物がいなくはないですから。

レンタカーでドライブしているときに目に入ったスラム街。

その付近では、ヒッチハイクのように、クルマを止めようとする粗末な格好の黒人たち。

信号待ちで停車するときも油断なりません。窓をたたいて物乞いしてきますから。

旅の最終日には、ダウンタウンを少し歩いてみましたが、若い黒人のグループが、テクテク歩いていく私を物色するような目で見定めていくのが気持ち悪かったですが、ファーストフード店に入ると、やはり黒人のスタッフが、陽気に親切に給士してくれます。

私の今回の行動だけでは、南アフリカの治安について語れるほどの経験をしていませんが、人通りのない通りを歩かない、などの基本的なことを守っていれば、大丈夫じゃないかな、という印象です。

まとめ

南アフリカ共和国は、自然の国でした。

正味3日の観光にレンタカーを使い、喜望峰、テーブルマウンテン、チャップマンズ・ピーク・ドライブと、美しい自然を、心ゆくまで堪能できました。

ただ、あと数日あれば、オープントップバスの、もっといろんな路線に乗れたり、ケープタウンだけでなくヨハネスブルグや、あるいは隣国ナミビア、ジンバブエなども訪れる密度の濃い弾丸旅行ができたのかな、とは思います。

今回は、元はといえば、エチオピア航空のリーズナブルなチケットが手に入ったことがきっかけで計画した旅。

それが、帰りのフライトキャンセルで、当初の思惑とは真逆のハイコストな旅となってしまいましたが、遠い国に行くという目的は達成した、自分の中では意味のある旅となりました。

アフリカ大陸なんて、それも南半球側なんて、そうは来る機会なんてないですから。