ケープタウンから約2時間かけて、パーキングに到着です。
いろいろ寄り道した割には、早く着きました。
喜望峰展望台のパーキング
朝早く、まだ混んでいません。
このパーキングは、ルック・アウト・ポイント。
あの突出た部分が喜望峰です。
これが喜望峰。
早く上に登って、上から見下ろしたいです。
喜望峰を英語で書くと、Cape Of Good Hopeです。
あそこまで歩くと、往復1時間半ですか。
歩き出してる人もいます。
ケーブルカーに乗って展望台へ
パーキングには、お土産屋さんも。
レストランもあります。
ケーブルカーも動き出しています。
往復で80ランド。
帰りは歩きでもいいかなとも思いましたが、とりあえず往復を購入。
ゲットしたチケット。
ちょうどこのとき、中国語がいっぱいしはじめたな、と思ったら、案の定、中国人のツアーが。
中国人の団体と乗ることになりそうだな、こりゃ。ま、いいか。
ケーブルカーの中は、中国人春節パワー。
喜望峰(Cape Of Good Hope)と感動の対峙
展望台駅に到着。
ケーブルカーを降りると、喜望峰が眼下に。
さらに上に、展望台まで行きましょう。
喜望峰を見下ろします。
クルマを運転してきたからか、どこか信じられない。ここは、ほんとに喜望峰?
タイムマシンで500年前に遡りたい気分。
ここから眺めていれば、インド行きの帆船が多数往来していたことでしょう。
バスコダガマも、フランシスコザビエルも、種子島に鉄砲を伝えたポルトガル人も、ここを通ったのかな。
スエズ運河が開通するまで、ヨーロッパから日本に行くには、ここを通るしかなかったんですよね。
天正遣欧少年使節の4人も、ここを通って、ヨーロッパを往復したんだよな・・・
なんか、信じられないですね。
地球広しといえども、人類の歴史で、ここが発見されたのが、たった500年前。
(もちろん、文献に記録されない足跡は多数あるのでしょうが)
それから100年もしないうちに、日本人、それも少年がここを通っている。
信じられないし、世界史で習った地理上のターニングポイントとなった場所に、自分自身が立っている。
それに、私は、40時間前には日本にいたんです。
本当に信じられないので、ここがあの喜望峰なんだよね、と何回も自分に言い聞かせます。
朝起きたときは、どんよりした雲に、「今日は、せっかく、長年の楽しみだった喜望峰に行く日なのに、なんてこった・・・」と思いましたが、ここはアフリカ大陸の果て。
地の果てには、どんよりした雰囲気が似合います。
かえって、「果て」のムードを高めてくれた天気に、「ありがとう」と言いたい。
ここの元の名前は「嵐の岬」。
1,488年、バーソロミュー・ディアスが見つけたときに、ひどい嵐だったからだそうです。
実際、ここは、年がら年中、風が吹きまくっているそうですが、今日に限って、無風状態。
気持ちよく、アフリカの果てを眺められます。
なんか、波も穏やかっぽいです。
これは意外。大西洋とインド洋がぶつかるんです。もっと波は高いと思っていました。
ちなみに、喜望峰は、アフリカ最南端ではなく、ここから150kmほど西南のアグラス岬が最南端。
でも、私的には、この地が、アフリカ大陸の最果てです。
だから、記念撮影したくなる気持ちもわかります。
中国人の春節パワー。
中国では、喜望峰のことを、どんなふうに教えてるのかな。
こういうことも、やりたくなるよね。
こういうこともやりたくなるけど、やっちゃいけないんじゃない(笑)
展望台にしばらく滞在するうち、なんとなく、ようやく喜望峰に来たという実感がわいてきました。
バスコダガマが、ここを通過したのが1497年11月。
それに遅れること、521年と3ヶ月。
なんの変哲もない東洋のサラリーマンの1人が、現代の利器、飛行機とクルマを使って、喜望峰に立ちました(^^)v
やっぱり、感無量ですね。