【南アフリカ】2日目(その5) マンデラ氏も収監されていた刑務所見学 ~ 再び夜のウオーターフロント

さて、バスに戻り、このツアーのメインイベント、刑務所内部の見学です。

バスが発車すると、車内から歓声が。

窓外を見ると、ペンギンちゃんです。

00014878

00014880

世界文化遺産 ネルソン・マンデラ氏も収容されていた刑務所見学

いよいよ、ツアーの目玉、刑務所の見学。

そもそも、刑務所という施設が、一般に目に届かない上に、ネルソン・マンデラ氏という、ノーベル平和賞を受賞し、アパルトヘイト廃止後の南アフリカ共和国初の全人種参加選挙にて、大統領にも選ばれた、世界史を学んだ人なら誰でも知ってる偉大な人物が、政治犯として18年も収容されていた施設です。

私の、今回の旅では、この島の、この刑務所の見学は、興味深いものの一つでありました。

00014886

しかも、解説は、実際にこの刑務所に収容されていた方によるもの。

ゆっくり話してくれるので、私などでも、年代、固有名詞、基本的な動詞などから、言っていることのおおよその意味はつかめますが、録音しておくべきだったと、今になって後悔しています。

なにしろ、解説の口調が、ものすごい迫力ですから。

そんじょそこらの、日本の政治家の演説など、まったくもって足元にも及ばないですよ。

ツアー客も、神妙に聞いています。

00014888

扉を開けて、中に入った様子。

00014902

さらに部屋に入ると、いきなり手紙が展示されていました。

収容者の家族との接触は、1年間に面会は30分。手紙は2度しか認められなかったとのこと。

しかも、その手紙は、検閲で不適当と判断された箇所は、切り抜かれ、穴だらけになっています。

00014890

こちらは、シャワー室とトイレ。

00014892

そして、洗面所。
おそらく、使用時間も、〇分と、厳しく決められていたんでしょうね。

00014893

収監者のベッド。
しかし、これが与えられるようになるのは1970年代後半からだったと、説明がありました。

00014895

このベッドルームで、元収監者からの解説があります。

00015346

ツアー客一同が集結。
そして、ガイドさん(元収監者の方)の、年代ごとに、この部屋で何が行われてきたのかなど、熱のこもった解説が行われます。

まさにそれは、演説と見まがうばかりでした。

00014898

1960年代は、ベッドではなく、床にこのマットを敷いて眠っていたらしい。

一同、しんみりとしながら、静かに聴いています。

00015347

これは、質素な献立の内容ですね。
パン数切れや、紅茶などが、献立メニューだったとのこと。

00014900

収監者には、IDがつけられ様々な点で管理されていました。

たとえば、ここには、学習の自由はなく、勉強が許された数少ない収監者のみ、学習することが許されたらしい。

一番下には、刑期が記されてますね。20年ですか・・・

00014901

ガイドさんの演説に圧倒されながら、次の施設へ。

今まで解説してもらっていたのは、共同収監所であるセクションD。

これから、政治犯などが収監されていたセクションBに向かいます。

あの親子は、この島の居住者?

00014903

 

マンデラ氏が収監されていた独居房

マンデラ氏など、政治犯のリーダー的収監者は、セクションBに収監されていたとのこと。

そのセクションBには、前のツアー客が詰まっていて、先に中庭に案内されます。

00014905

この中庭では、囚人たちが、決められた時間だけ、サッカーなどに興じることができたそうです。

当時の写真も掲げられていました。

00014906

これも、当時の様子。
左側が一般的な囚人。右の列は政治犯だそうです。
やってる仕事にも違いがありそうですね。

00014908

大人たちは、興味深く観察しています。(当たり前だよね。そのために来たんだから。)

ところが、連れられてきた子供たちは、退屈そのもの(笑)    仕方ないわな。

00014909

いよいよ、マンデラ氏が収監されていたセクションBです。
完全に隔離された、独立房となっています。

00014912

00014917

そして、これがまさに、マンデラ氏が収監されていた部屋。
ツアー客が、次々に写真を撮り合っていました。

00014914

トイレはありません。バケツです。
本当に、ここで18年も・・・

マンデラ氏は、その後、別の刑務所で9年も投獄(計27年間)され、完全に自由の身となったのは、1990年2月11日のことです。

00014915

アパルトヘイトが廃止されたのは、1994年。

日本が、昭和から平成へ、世界は冷戦終結に舵が切られていたころ。

それから、まだ25年しか経っていません。本当に、最近まで、非人道的なことが行われていたんです。

 

独居房を背景に、記念写真を撮るツアー客(私もですが・・)

マンデラ氏が収監されていた頃、1999年には世界遺産に登録され、観光客が写真を撮りあう施設になるなんて、想像できたでしょうか。

マンデラ氏およびその協力者たちの、強い信念が、この平和な光景を生み出したんですね。

00014916

見学が終了しました。

出口のところにいたガイドさんに、熱心な解説のお礼のチップを、わずかですが包ませていただきました。

皆さん、心を動かされたようで、ガイドさんに握手を求める方も多数。

 

私も感動しました。

 

このような案内を、毎日精力的に行ってるのでしょうか。頭が下がります。

00015359

埠頭に戻ります。

00014919

埠頭のオフィスで、もう一度、チケットのコードをチェック。

島への「観光客の積み残し」がないかどうかの確認ですね。

この地図を見て知りましたが、島には飛行場もあるようです。

00014921

短い時間だったけど、忘れられない思い出となったロビン島にさようなら。

00014922

一同ぐったり・・・

00014924

こちらは、元気組。波もすごいです。

00014925

このツアーには、ウオークマンは持ってこなかったんですが、この波を見ているうち、あるフレーズが口をついて出ました。

~ 嵐の中戦って、突風の中生き延びて ~
~ ゆっくり休みなさい 疲れた羽を癒すの ~

~ だけど飛魚のアーチをくぐって、宝島が見えるころ 
  なにも失わずに同じでいられると想う? ~

~ 人は弱いものよ とても弱いものよ ~

~ 人は強いものよ そして儚いもの ~

(出典:「強く儚い者たち」 Cocco)

ガイドさんの熱唱を聴いているうちに、感傷的な気分になってしまいました。

 

再び、夜のウオーターフロント

ウオーターフロントに戻ってきました。ちょうど19時です。

昨日参加した、19時発のナイトツアーが、いままさに出航するところ。

00014926

来るときに渡ったブリッジ。可動橋だったのね。

00014927

00014928

カヌーのレース? もう19時過ぎですけど。

00014929

ウオーターフロントは、平和そのもの。

00014930

00014931

さすが、南アフリカ。

00014932

宝石があふれています。

00014933

その他にも、お土産屋さんがいっぱい。

00014934

さて、今夜の夕食はどうしようかな?
昨夜がお魚だったから、今夜は肉と行きましょう。赤ワインも飲みたいし。

00014935

ウオーターフロントにそびえたつデパートに入りました。

00014937

しかし、レストランは、見当たらず。
レストランは、海岸沿いに集中しているみたいですね。

00014938

昨夜食事した、南アフリカ料理の店の隣の店。

00014936

まずは、のどが渇いたのでビール。

00014939

ビールを飲みながら、港を行く人々を眺めます。

00014941

20時近くなって、空の色も変わってきました。明日も晴れますように。

00014942

オーダーしたステーキ。

00014943

そして、南アフリカ産の赤ワイン。
「レッドワイン」という私の和製英語が、うまく通じなく、苦労しました。

00014944

今日は、朝から喜望峰を往復し、ロビン島にまで足を伸ばしました。

さすがに疲れて、赤ワインがすすみます。

赤ワインを口に含みながら、今日の旅程を追想。

またまた、英語ぐらいマスターしようぜ! と誓うのでした(^^)v

00014946

ステーキ1枚では物足りなく、黒人のウエイターに、「なにか、つまむもの」とオーダーしたら、おすすめはピザとのこと。

大きさを確認すると、このくらいだ、と直径15cmくらいの円を描くのでオーダー。

すると、15cmどころか、30cmほどの大きいのが出てきました。

00014947

赤ワインをおかわりして、ピザに挑みます。これが、またなかなかおいしい。

さすがに、量が多く、最後の2ピースを残してギブアップ。

ウエイターにすすめると、笑って「ノーサンキュー」。

ちなみに、昨夜も今夜も、私はクレカで払ってますが、チップが当たり前の南アフリカ社会。

どうするのかといえば、ウエイターが、端末画面を見せて、チップ?と聞いて、この金額を加算するけどOKか?と言ってきます。

つまり、チップ込みでカードで清算することになります。

別にそれでもいいんだけど、チップとは、「サービスしてくれた人」に感謝の気持ちであげるものと思ってましたが、サービス料的にお店に入っちゃうんだね。

それとも、担当したウエイターは端末のIDでわかるから、あとで配分されるのかな??

00014948

赤ワインを4、5杯もいただいて、ほろ酔いでホテルに帰ります。

ホテルまでの道は用心しなくてはいけないのに、油断しまくっています。

00014949

楽しかった1日が終わりました。

タイトルとURLをコピーしました