中国の長距離列車を満喫する2泊4日成都ひとり旅 旅費などのまとめ

2025年最初の海外渡航は大陸中国。

そして2025年最後の旅も中国でした。

私の海外ひとり旅62回のうち、大陸中国が8回、香港・マカオ入れたら12回。

5回に1回が中華圏なので、どう考えても私は中国のファンでしょう。

ところが、そのことを何気なくつぶやいたら、来るわ来るわ、ネトウヨの大合唱・・・

ほんと笑える(^ ^)

しかし、笑えなかったのが、偽アカまで出現してしまったこと。

初めての経験だったので、これには驚いたけど、親切なフォロワーさんがいて、通報してくださったのでことなきを得ました。

 

ところで、中国のノービザ渡航が解禁されてからというもの1年の間に大陸中国へは3回目。

なぜ好きか?と、問われれば、そこに日本文化の先輩のような中国があるから、としか答えようがない。

でも、もう少し丁寧に言えば、景色は雄大だし、食事は美味しいし、そして中国人が親切にしてくれる(少なくとも私には)。

そして、もうひとつ。

今回の旅で実践した、長距離列車の旅ができること。

広大な大地の中国には、それこそ30時間以上かけて走り続ける生活列車が、よだれがでるくらいいっぱい走っている。

イベントトレインなどではなく、生活列車であるところがポイントで、中国では、長距離列車への乗車がそのまま旅になるのだ。

今回の乗車は、東シナ海沿岸の上海から、四川盆地の大都市成都まで。

上海⇒成都西2,259kmを30時間37分かけて走るK1156列車でした。

なので「まとめ」というより、中国の長距離列車のどこに旅の魅力があるのか、あたりを帰国後の目線で語ってみようと思います。

旅費やチケットのとりかたなどもまとめてみますので、参考にしてみてください。

2025年11月 上海⇒成都鉄道ひとり旅 全行程

目的が、長距離列車に乗ることだったので、成都からはほぼとんぼ返り。

これには、列車コンパートメントの同室者も驚きの表情でした^ ^

フライトスケジュール・旅費・ホテル代など

さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2025年11月のレートで計算)

用途

利用区間など

費用
飛行機 吉祥航空 HO1386便:羽田2:15 ⇒ 上海4:45 18,860円
列車 K1156列車 軟臥下段:上海10:57 ⇒ 成都西17:34(+1)  16,897円
飛行機 中国国際航空 CA459便:成都10:10 ⇒ 成田15:50 22,930円
ホテル 成都:橙果ホテル(2泊) 10,000円

しめて、合計68,687円です。

旅費はともかく、眺めていて少しばかり感慨を感じるのは、仕事を終えて羽田空港に行き、そのまま深夜便に飛び乗る。

そして、上海に着いたら、その足で、成都西行きに飛び乗る。

これはまさに、私が幼少から学生時代にかけて、週末にやってた旅そのもの。

宮脇俊三氏の「中国火車旅行」では、「その日のうちに飛行機と列車を乗り継ぐなんて、とんでもない」という描写がありましたが、現代ではふつうにできるようです。

それにしても、列車も飛行機も安すぎる。

1元が20円のコロナ明けのレートでこれだから、1元15円程度だった5年ほど前ならもっと安かったということ。

ま、それはさておき、列車での様子を見ていきましょうか。

上海⇒成都西 30時間37分の列車旅

さて、数ある長距離列車の中から成都西行きを選んだのは、上海を出発する時刻がちょうどよく、羽田深夜便からうまく乗り継げる便だったから。

中国の時刻表

では、まず列車の選び方ですが、これは、アマゾンでも簡単に買える中国鉄道時刻表。

中国の鉄路局の発行ではなく、日本の研究会の方々が編集されているようですが、これがとても便利。

残念ながら、紙版は廃止され、現在ではWeb版のみのようですが、それでもページを繰れば、信じられないような距離を走る列車が紙面を飾ってます。

ところで、中国の列車は日本のように愛称はないですが、列車番号で列車のタイプを見分けることができます。

番号の前にGとつけば、いわゆる高速鉄道。最高時速は300〜350km。

たとえば上海虹橋を6:10に出発する「G1971列車」は、時速300km以上で西へ西へと走り続け、2,000kmも離れた蘭州西駅に16:44に到着するというとんでもないもの。

古代シルクロードを旅した僧侶や商人が知ったら、驚いて腰を抜かすでしょう。

それよりも、少し速度の遅い高速列車は「Z列車」と呼ばれ、寝台車がついた列車もあります。

そして、「T」や「K」ではじまるのが、かつての日本で言えば急行列車ともいうべき、座席車両からB寝台、A寝台と連なった客車列車。

中国版ウイキペディアに列車番号を入力すると車両編成も検索でき、K1156列車は19両編成であることがわかります。

trip.comでチケット確保

チケットの確保は、中国の大手旅行会社「trip.com」に頼るのが一番。

寝台であれば、下段なども指定でき、出発駅の待合室の番号も表示してくれます。

そして、列車の時刻表もアプリで確認できる優れもの。

そして、乗車駅で画面を見せればチケットを発券してくれます。

以前は、もう少し硬めの紙に印刷されてたのが、QRコードの感熱紙になってしまったのは残念。

機関車に引っ張られる客車の感触

日本では、ほぼ見ることができない客車列車という姿。

客車列車という言葉もヘンだが、機関車が、動力を持たない客車をけん引するタイプの列車のこと。

かつてのブルートレインなどがこれにあたるが、列車の方向をかえる際など、機関車を切り離したり連結したりする手間がかかるので、日本では見られなくなって久しい。

ところが、中国だけでなく、諸外国では、この機関車が引っ張るスタイルが当たり前のように健在です。

それがなんだ? と言われそうだけど、あきらかに乗り心地が違う。

最初に軽くひと揺れしたあと、馬にでも引っ張られるような乗り心地。

知識はなくとも、この車両そのものに動力がないことは、ベッドに座った腰の感覚でわかる。

レールのジョイント音以外が身体に伝わってこない、馬車に乗ってるような独特な乗り心地。

これは、日本の電車では味わえない。

そして、最初のひと揺れすらも起こさないプロの機関士もなかにはいるんです。

寄港地となる途中駅

長旅ともなれば、楽しみの一つは途中駅での光景。

機関車の交換、荷物の積み下ろし、その他様々な理由で20〜30分くらい駅に止まることがある。

こういう駅で、ホームに立って、乗客の入れ替わりを眺め、そこに生活の営みを感じる。

自分は、勝手に始発から終点まで乗ってるけど、いろんな目的があって、この列車は存在しているということがわかります。

そして、長距離列車同士の交錯。

時刻表を埋め尽くす長距離列車が、停車時間中に現れては出発していく。

上海行き、北京行き、ウルムチ行き・・・

銀河鉄道999のトレーダー分岐点のようで、停車駅が寄港地のように感じる瞬間です。

食堂車での食事

食は人間の三大欲の一つ。

そして、好きなことをするというのは、心理学的に「安全欲求」。

だから、私の旅は、紛れもなく「安全欲求」。

ふたつの欲を同時に味わっているのだから楽しくないわけがない。

日本からは姿を消した食堂車で、美味しい料理をいただきながら、そんな哲学的な感覚が生まれました。

そして、成都行きなので、メニューには四川料理がずらりと。

世界的にも縮小傾向にある食堂車という文化。

旅好きとしては、今のうちにその感覚を味わっておくほかありません。

車窓を楽しむコンパートメントでの生活

開放的な硬臥寝台もいいですが、私が好きなのは軟臥。

コンパートメント式の4人部屋。

共同部屋とはいえ個室。つまりは自分の空間です。

自分のプライバシーを確保しながら、旅を楽しめる。

こんな贅沢な旅って、ほかにあろうか。

身体的自由度を考慮すれば、飛行機のビジネスクラスより軍配があがります。

ただし、女性の方にとっては、プライバシーが保てないのは少々きついかも。

でも、これが諸外国のコンパートメントです。

ベッドに腰掛けながら、人々の流れを観察する。

車窓に展開する、見知らぬ街の表情。

これほどのライブ映像を軟臥のベッドにいながらにして堪能できる。

それが、中国の長距離列車旅です。

まとまってませんが、これが中国の鉄道旅を楽しむ目的の2泊4日成都旅でした。

 

実この旅は、2025年の4月に実行しようとしていたものが、仕事が入りキャンセル。

その無念を取り戻せたという意味でも、記憶に残る旅となりました。

さて、次は、どの長距離列車に乗りましょうか。