さて、またまた「遠い国」です。
私の旅ポリシーでは、飛行機という文明の利器に頼らなければ、どこに行こうとも、距離感を楽しみながら旅ができるわけですが、そんなこと現役時代には無理な話。
それはさておき、私の感覚的には、アジアを飛び越えれば、それは「遠い国」への旅だな、というイメージになります。
すなわち、飛行距離8,000キロぐらい。
機内食が2食出るようなフライトになれば、時差も意識するようになり、「それなりに遠い国」。
飛行距離が10,000キロを超えてくれば、文字通りの「遠い国」という印象。
14,000キロを超えてきたら、これはもう、「すごく遠い、果ての国」。
この地球上で旅する以上、直線距離で最長は20,000キロなのですから。
遠い国 南アフリカ共和国
今回訪れることにした南アフリカ共和国のケープタウン。
グーグルマップで直線距離を測ったら、14,729キロ!
私の旅の記録で、これを上回るのはアルゼンチンしかありません。(チリもちょこっとかすめましたが笑)
では、直線距離10,000キロ以上ではどうか。
私の旅の履歴における訪問地限定なので、順位にするのも馬鹿馬鹿しいところですが、ふつうの現役世代サラリーマンが、ふつうに休暇をとって旅してきた軌跡なので、それなりに感慨深いものがあります。
順位 | 訪問地 | 東京からの直線距離 |
---|---|---|
1位 | ブエノス・アイレス(アルゼンチン) | 18,369km |
2位 | ウシュワイア(アルゼンチン) | 16,998km |
3位 | エル・カラファテ(アルゼンチン) | 16,987km |
4位 | サンタ・クルス(カナリア諸島) | 12,449km |
5位 | トリニダー(キューバ) | 12,378km |
6位 | ハバナ(キューバ) | 12,118km |
7位 | メリダ(メキシコ) | 11,846km |
8位 | メキシコシティ(メキシコ) | 11,297km |
9位 | アブ・シンベル(エジプト) | 10,080km |
これらの街を歩いているとき、最果ての地を歩んでいるという実感が、たしかに湧き起ってきました、本当に。
10,000キロを超える場所というのは、20,000キロまでしか物理的にいくことができない地球上において、半分より向こう側に行ったことを意味します。
これは、「ワンピース」でいうところの、「グランドライン」から、境界である「レッドライン」を超えて「新世界」に足を踏み入れるようなもの。(ワンピースファンの方、スケールが小さくて申し訳ない・・・)
南アフリカ・ケープタウンは14,729km。先日訪れたカナリア諸島を超えて、4位にくい込むことになります。
もちろん、南アフリカ共和国に行くのは、私のバケットリストの高順位を占めているから。
まだ実物を目にしたことのない、喜望峰やテーブルマウンテンが、どんな姿を現してくれるのか・・・
遠くに行くことだけが旅ではありませんが、ゾクゾクしてきますね(^^)v
南アフリカ共和国 3泊6日弾丸紀行の日程
これだけ日本から離れた最果ての地南アフリカへ、3連休に休暇を2日くっつけて、3泊6日で行けてしまうのだから、飛行機の持つ威力は凄まじい。
今回の、南アフリカ弾丸紀行の日程はこちらです。
日付 | 午前 | 午後 | 宿泊地 |
---|---|---|---|
2/6(水) | 成田20:40発 | 機内 | |
2/7(木) | 機中 | ケープタウン13:45着 | ケープタウン |
2/8(金) | ケープタウン観光 | ケープタウン観光(ロビン島ツアー) | ケープタウン |
2/9(土) | ケープタウン観光 | ケープタウン観光 | ケープタウン |
2/10(日) | ケープタウン観光 | ケープタウン14:10発 | 機内 |
2/11(月) | 機中 | 羽田19:15着 |
さすがに、14,000キロ以上離れた南アフリカ・ケープタウン。
乗り継ぎ時間を含め、24時間以上かかる道のりです。
東京の出発を、夜間でできるだけ早くすると、エチオピア航空の成田20:40発がヒット。
会社を定時に退社して、あらかじめ用意しておいた荷物をとって、そのまま駅に向わないと搭乗に間に合わないタイトな日程。もとより、自宅でシャワーすら浴びてるヒマもないかも。
その苦労が、渡航初日の半日の観光時間を生み出し、現地にほぼ丸3日いられるプランとなりました。
日程表に「観光」とあるのは、もちろん喜望峰やテーブルマウンテン、あるいは郊外の観光地などを回る予定ですが、天候にも左右されるため、回る順番はまだ決めていません。
ただ、効率よく回るため、ケープタウンの空港でレンタカーを手配しました。
カナリア諸島レンタカー紀行から2ヶ月も経っていませんが、またレンタカーの旅です。
レンタカーの手配 Rentalcars.com
レンタカーを借りて、異国の地を走るのはこれで3度目。
なんとなく慣れましたし、今回は日本と同じ、左側通行&右ハンドルですから、まあ大丈夫でしょう。
手配は、前回のカナリア諸島テネリフェ島のときと同じく、「Rentalcars.com」を使いました。
もう、Webでなんでも予約する時代ですね。
ちなみに、国際運転免許証の有効期限は1年なので、まだ十分です。
治安への備え
南アフリカ共和国といえば、治安の悪さを心しておかなくてはならないでしょう。
それも、テロや内乱ではなく、殺人や強盗など、旅行者が最も注意しなくてはならない危険性をはらんでいるので性質が悪い。
外務省の海外安全ホームページによると、2019年2月現在の南アフリカ共和国は、ほぼ全域にわたって安全。
しかしながら、ヨハネスブルグやケープタウンの都市部に限って、危険度が「十分注意してください」のレベル1となっています。
実際、殺人や強盗などの凶悪犯罪、カージャックなども頻発しているようなので、十分に気をつける必要があります。
特に、ヨハネスブルグのそれはハンパではない様相のようなので、残念ですが今回の旅の訪問地から外しました。
テロなんてのは確率の問題だけど、街を歩くのが好きな私にとって、街を歩いていて襲われるのでは、対処の手段がありません。
今回、訪問するケープタウン。
ここも、場所によっては、とっても危ないらしい。「地球の歩き方」でも、警鐘を促しています。
そのため、予約したホテルも、治安面で不安の少ないウオーターフロント付近にしました。
※ちなみに、ウオーターフロントの中であれば、治安の心配はまったくないようですが、そのかわり宿泊代が、とんでもなく跳ね上がります。
大袈裟かもしれないけど、そのくらい用心しておいたほうがいい。
楽しい旅も、殺されてしまっては、何にもなりません。
タクシーも危険らしいので、空港に着いたらレンタカーを借り、そして空港で返す、カナリア諸島のときと同じパターン。
信号待ちのときに襲われるケースもあるそうなんですが、どうなることやら・・・
ロビン島(ロベン島)見学ツアーのチケット入手
南アフリカといえばアパルトヘイト。
そのアパルトヘイト時代に、政治犯が収容されていた刑務所島がロビン島。
ノーベル平和賞を受賞し、同国の大統領も務めたネルソン・マンデラ氏も、27年間もここに収容されていたらしい。
そのロビン島は、世界文化遺産に登録され、日々大勢の観光客が見学に訪れるとのことで、「地球の歩き方」では、Webであらかじめツアーチケットを入手しておくことを推奨していました。
それで、手に入れたチケットがこちら。
360ランド、約3,000円ですね。
さて、出発前日まで往復のルートも決まらずバタバタしましたが、ようやく落ち着きました。
ギリシアに2泊4日で行く人も珍しいだろうけど、南アフリカに3泊5日で行く人はもっと珍しいだろうな。
折りしも、中国の春節がはじまっています。
中国人パワーに巻き込まれないかな・・・ちょっと不安。