ケープタウンの日の出は6時過ぎ。
昨夜は、ウオーターフロントから22時ごろホテルに帰り、シャワーを浴びて、バタンと寝てしまいましたが、朝5時半にはガバッと起きて、部屋の窓から南側を見ます。
残念・・・ 昨日は、あれほどその姿を拝むことができたテーブルマウンテンが、雲の中に沈んでいます。
それどころか、雨が降っています。
プールサイドやデッキチェアを水滴が濡らしています。
今日は、これから喜望峰に行くつもり。
はるばる、地球の裏側まで来たのに、こちらも泣きたくなる気分・・・
ホテルのバイキング朝食
でも、元気を出そう。まずは、ホテルの朝食で体力をつけましょう。
おいしいオムレツ。
毎度思うことだけど、オムレツくらいは、自分で作れるようになりたい。
喜望峰まで 約70kmのドライブ開始
さて、腹ごしらえしたところで、出発です。
ただいま、朝7時。喜望峰まで約70kmのドライブ開始。
幸いにも、雨は上ったかな。
ケープタウンにいるのに、ケープタウンの行き先が。よくわからない。
ここで、スマホと、充電用バッテリーをつなぐケーブルを、ホテルの部屋に忘れたことが発覚。
大丈夫かな、グーグルマップ使いっぱなしで、喜望峰の往復140kmもつかな・・・
まったく、なんてこった。バッテリーなんて、ケーブルがなかったら、ただの箱です。
ちなみに、ルートはこんな感じです。
まあ、なんとかなるでしょうと、グーグルマップの通りにクルマを進めます。
今日は金曜日。
ケープタウン市街に向う上り線の渋滞が激しいです。
空港付近までは2号線で、
途中から、3号線で南下します。
ほんとは、高速道路ではなく、ケープ半島西側のチャップマン・ドライブコースなどを通って行くのが、観光コースの王道のようだけれども、今日は、15時から、ロビン島ツアーを予約しています。
ケープタウンの街に、遅くとも13時半までには戻りたく、喜望峰まで最速コースで向っています。
そして、このT字路を右に曲がると、シルバーマインと呼ばれる峠越えの道。
高速道路と思って、飛ばしていると、いきなり交差点が現れるのもびっくりですが、クルマが集まる交差点には、必ず物乞いが現れるのにも驚きです。
ドアのロックを、もう一度確認します。
峠越えの道。
フォールス湾沿いの道
ケープ半島の東側、フォールス湾が見えました。
東側なんだから、インド洋かと思ってしまいますが、ここはまだ大西洋です。
崖にへばりつくような家並み。
そして、4号線に突き当たります。
ここを右に曲がれば、フォールス湾沿いに、ほぼ一本道で、喜望峰に通じます。
この先、サイモンズタウンという街までは鉄道も通じているようですが、「地球の歩き方」によると、昼間でも危険らしいので、利用しないようにと警告されています。
ガイドブックが、「利用しないように」と警告するなんて、よっぽどのことでしょう。
乗ることができたら、さぞ景色のいい車窓なんじゃないですか。
海岸沿いの鉄道はいくらでもありますが、こんなに海との距離が近いレールは見たことがありません。
さて、寄り道ばっかりしていると、喜望峰到着が遅れます。
さらに南に進みます。
おお、サイクリングですか。
絶景のフォールス湾
喜望峰到着が遅くなると、観光客でごったがえします。
だから、急いだほうがいいんだろうけど、ちょくちょくクルマを止めざるを得ません。
だって、こんな景色、めったに見れるものじゃありません。
こういう、世界の果てを感じさせてくれる景色、好きだなあ。
実際、アフリカ大陸の南端にいるわけですからね。ほんとに地の果てです。
山側を見上げても見事な崖。
アフリカ大陸の果て 喜望峰自然保護区
さらに南下し、クルマは、喜望峰自然保護区に入りました。
喜望峰もこの中にあります。
すぐに料金所がありました。
道路の、ではなく、自然保護区の料金所ですね。
お金を払って、高いなあ、と思いながら、あとでよく見ると、303ランド(約2,360円)。
「地球の歩き方」には、145ランドとあるのに、値上げですか。あるいは、インフレ??
自然保護区に入って、景色がますます荒涼としてきました。
懐かしさを感じるのは、パタゴニアを縦断したときも、最終コース付近で、こんな風景を目にしました。
まさに、地の果てを感じさせる風景です。
喜望峰の展望台に至るケーブルカーの運転開始時刻9:00が迫っていますが、このまま素通りできません。
このエリアにだけ生息する花や植物の種類も多いとのこと。
さて、さらに地の果てを目指します。
海岸は右側だったのに、左側にも海岸が。
道路工事ですか。
喜望峰の展望台が、見えました。
素通りするのが惜しく、またクルマを止めて見物。珍しい植物です。
あの岩が喜望峰でしょうか?