ロープウエイで、ふもとに戻ってきました。

うわ、長蛇の列ですね。

テーブルマウンテンから下山
周りには、駐車スペースをさがすクルマであふれています。
止めておいたクルマに乗り込み、まずはクーラーを全開。
そして、おもむろにグーグルマップをセットしようとしていると、コンコンと窓をたたかれます。
そこには、満面の笑みをたたえた白人の女性が。
そして、目は「悪いけど、移動してくれないかしら。そこにクルマを置きたいのよ。」といっています。
「ハイ。わかりました。」
これと同じこと、先日のカナリア諸島テイデ山のパーキングでもありました。
用が済んだのなら、まずは速やかに場所を譲りなさい。
グーグルマップのセットなんか、どこでもできるでしょ、ということなんでしょう。
こういう考え方、私は好きですね。
とても、合理的だと思う。
日本は、本来の目的と、陣取り合戦が分かれている。
観光地でも、ショッピングモールでも、パーキングでは、待っているクルマが多数いるのに、人が乗ったまま駐車スペースから動き出さないクルマが多いように思えてならない。
どっちがいいとか悪いとかではなく、限られた空間を、上手に共有し合い、バケーションを楽しむ。
そういった精神は、やっぱり欧米のほうが数段上だな、そう思います。

さて、今日の予定は、実は、具体的には決めていません。
テーブルマウンテンにいつ登れるか、上にどのくらいいるかもわからなかったから。
なので、本日これからの予定は、基本的にドライブです。
南アフリカ共和国の大地を、めいっぱい、ドライブを楽しむとします。
まずは、大西洋沿いのドライブコースですね。
クルマをUターンさせて、チケット売り場の前を通ります。

ドライブもいいけど、オープントップバスも気持ちよさそうだな。

大西洋沿いの道を南下します。

キャンプス・ベイの風景
このあたりは、キャンプス・ベイの町。白砂が広がる美しい海岸とのこと。

このあたりも海岸が広がっていますが、もっと向こうがキャンプス・ベイのようですね。

綺麗な海岸です。

テーブルマウンテンの南側に連なる山。

海辺で生活する子供。

軽く丘を越えます。あれがキャンプス・ベイかな。

クルマを運転してると、本当にロータリーだらけです。
でも、このほうが信号もないし、私は好きだな。

チャップマンズ・ピークの文字が見えました。キャンプス・ベイのさらに南です。
まずは、世界的にも有名なチャップマンズ・ピークを目指してみるとします。

その前に、ガソリンを補給。
カナリア諸島のときのような、セルフではありません。従業員が、ていねいに作業してくれます。

そして、キャンプス・ベイを見下ろす丘の上に出ました。
この光景を見たとき、「午前中は海水浴でもよかったかな。」と思っちゃいました。
大西洋で泳ぐなんて、そんな機会はめったにありません。
せっかく水着持ってきたのに、水着はホテルにおいたままです。

海水温はどんな感じなんだろう?

びっくりした。しかも、鳥までとまってるし。

大航海時代の帆船は、この入江を見ながら、船を南に進めていたのでしょう。

こちら側は岩場。

おお、オープンカーが走り去っていきました。

人間も。すごい体力です。

絶景のチャップマンズ・ピーク・ドライブ
さて、これからチャップマンズ・ピークをドライブします。
私は、南アフリカに来るまで知りませんでしたが、このチャップマンズ・ピークは、世界的にも有名なドライブウエイで、大西洋とそこに落ちこむ崖が彩る絶景を演じてくれる海岸通りだそうです。
今まで以上に、写真が中心になりますが、ドライブしてるつもりになって楽しんでみてください(笑)

めずらしく有料道路。47ランド(366円)でした。

チャップマンズ・ピークに入ると、見学ポイントが随所に現れます。

ほんとに綺麗な海だね。


地元の人が、民芸品を売っていました。

キャンプなんかをやる人もいるそう。

さらにクルマを進めていくと、検問のようなチェックポイントが。
民間人のようでしたが、チケットを見せるように言われ、スタンプを押しました。
料金所の領収書なんて、ふつう捨てちゃうでしょ。とっておいてよかった・・

ここが、この道路の最高地点のようです。ここは、帰りに寄るつもり。

道路はますます崖にへばりつきます。
この道路、コーナーは114箇所あるそう。

おお、これはすごい・・・
この道路、開通は1922年だそうです。

自転車で登る人もすごいし、走ってる人もすごい。

けっこう急な勾配ですよ。

崖崩れで、不通になっていた時代もあったらしい。

白砂の海岸が見えてきました。

誰もいない白砂の海岸。

ノードゥックという町だそうです。

それにしても、見事に人がいない。

いや、いた!

景色がパノラマ過ぎて、肉眼の縮尺がおかしくなっています。
見た目以上に広い海岸のようです。

皆さんもここで記念撮影。
チャップマンズ・ピークもここで終わりです。

私をここまで運んできてくれたクルマ。

こんな海で泳げたら、最高だろうな。
今度、南太平洋のどこかで島巡りもいいかな、なんて考えてしまいました。
※バケットリストに書き込まれました(^^)v

こちら側が、ノードゥックの町。

お昼近くなってきました。そろそろ、ケープタウン方面に戻ります。


来たときにも通った、崖をくりぬいた半トンネル。

これは、マジにすごいですよ。観光バスだったら、もっと景色見れるだろうな。

そして、チャップマンズ・ピークの最高地点で休憩。


それほど多くない駐車スペースが、取り合いになっています。

見渡す限りの海。船のデッキにいるようです。

海抜593mとのことですが、そんなにある?

たしかに高いけど。
やっぱり目の縮尺が狂ってきてるみたい。

これは絶景、来てよかったです。



ここにも、民芸品売りが。

ここは、バスは止まれません。みんなレンタカー組みだ。

景色を眺めるのが好きな私は、こういうところは長時間いても、全然あきません。
むしろ、ふだん、くだらないことで悩んでいる自分について、心の小さいヤツ、と思えます。

しかも、天気は最高で風もない。
ところが、山のほうは、雲に覆われてきたようです。山の天気は変わりやすいですね。
テーブルマウンテンも、雲に覆われちゃったかな。
