韓国の外国人観光客用の電子マネー「WOWPASS(ワウパス)」をご存知ですか?
噂には聞いていたこのWOWPASS。
いうなれば、韓国版SUICAのようなもの。
つまり、チャージをしておくことで、ショッピングや地下鉄などの交通機関も利用可能というすぐれものです。
ただ、登場が2022年とまだ日が浅く、クレジットカードでチャージができなかったり、仁川空港で作成ができなかったり、まだこれからという感じでした。(2022年12月にソウル訪問時の感想)
でも、ソウルの街は、地下鉄、バスともに交通網としてはとても充実。
今回の旅で、DMZツアーに参加する際に、弘大駅を使う機会ができたので作成してみました。
弘大駅は、WOWPASSが作れる貴重な場所のひとつ。
そのほかには、ソウル駅、明洞駅、市中のホテルだそうですが、なぜか仁川空港にはない。
いや、2023年の3月に設置されたようなんですが、空港直通列車の改札の中という奇妙な場所。
まあ、そのうち、使い勝手も良くなってくるでしょう。
弘大駅でWOWPASSを作ってみた
ありました。2番出口に近い改札口の隣に、自動機マシンが並んでます。
日本語モードがあるので、作成は簡単。
で、実際に使ってみた結果は、というと・・・
世界遺産宗廟でも使えたし、明洞餃子も食べれました(^ ^)
なにより支払いのたびに、現金を用意しておく必要がない、この利便性だけで、使う価値ありです。
ちなみに、ワウパスの利用用途はこれに限らず、いろんなクーポンがつくなど多岐にわたるんですが、詳しく紹介している YOUTUBEなどがあるので、そちらを見てもらったほうがいいと思います。
注意! WOWPASSと「T-moneyカード」は別物?
注意点は「T-moneyカード」と相乗りができないこと。
私の用途は、むしろ買い物よりこっちだったので、最初は面食らいましたw
要するに、物理的なICチップは共通なのに、ワウパスにチャージしても「T-moneyカード」には自動的にチャージとはならず、かつ振り替えられない。
「T-moneyカード」チャージ機の前まで行って、現金で「T-money」を指定してチャージする必要があるんです。
私は、このルールを知らなかったので(調べなかった・・)、チャージ残高が潤沢にあると思って乗った地下鉄で、改札口を通れずあせりました(^ ^)
ちなみにバスに乗るときは、端末にかざすだけでいいんですが、降りる時もかざすことで、30分以内の乗り換えが無料になるらしい。(これも、よく調べてない・・おいw)
みてると、みんな降りる時にピッとやってるので、やっぱり乗り換え特典があるんだと思います。
それと、ワウパスで便利なのはアプリと連動させられること。
すなわち、決済情報が残るし、チャージ残も表示されます。日本円換算数字も。
「T-money」の残高も表示可能です。ただし、こちらはスマホにカードをかざす必要あり。
ひょっとして、ワウパスと「T-money」って、仲が悪いとかw
憶測ですが・・
ところで、日本人のワウパス知名度はかなり上がってるみたいです。
チャージ渋滞ができるくらいですから^ ^
利用者が増えて、もっと使い勝手が良くなるといいですね。
私としては、クレジットカードチャージと、「T-money」の相乗りに期待!
「戦争記念館」で目にした光景
話はガラリとかわりますが、この作ったばっかりのワウパスを手に、「戦争記念館」を訪れてみました。
場所は、地下鉄4号線の三角地(サムガクチ)駅からすぐです。
朝鮮半島を襲った古代からの悲劇を伝えているので、重みのある場所です。
すなわち、現代における朝鮮戦争のことだけを展示しているわけではありません。
しかし、このあたりの像は、あきらかに朝鮮戦争。
りっぱなモニュメントです。
建物も立派でした。
期待はしてなかったけど、日本の国旗はなし・・
案内書の日本語版もなし。ここを訪れる日本人はいないのかな。
でも、歓迎とあるので入ります。あ、日本語じゃないか・・
ミニタリーマニアの方なら、楽しいかな。
しかし、そんな単純なものではありません。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、日本軍を迎え撃った船。
亀甲船(きっこうせん)も展示されていました。
とりわけ、私の記憶に残ったのは、家族連れの姿がとても多かったこと。
そして、小さなお子様になにやら説明していること。
韓国は徴兵制のある国。
戦争がまだ休戦中の国。子供も親の説明を真剣に聞くでしょう。
本物の迷彩服かな・・実際の戦局を目にすることで訓練の実感がわくのだろうか。
銃器など触ったこともない平和にどっぷりつかってしまった私には、どんな心境なのかわからない。
きわどい頃の年表だな・・・「戦争記念館」やっぱり重いところだった。
そろそろ帰国の時間。
今回の旅は、DMZツアーで北朝鮮との休戦ラインを訪れ、戦争記念館でしめました。
はしゃげるような旅ではなかったですが、これも旅。
では、金浦空港に向かいましょう。