南アフリカ一人旅。3日目の朝。6時に起床。
南無さんとばかりに、ホテルの窓から外を見ると・・・
やった、ドピーカンじゃないですか!
旅の神様、ありがとう!
レンタカーでテーブルマウンテンのふもとへ
今日外すと、テーブルマウンテンに登るチャンスは、限りなく少なくなるので、昨夜は、考えても仕方なく、赤ワインを飲んだ勢いで眠ってしまいましたが、眠気も覚ますとはこのことです。
あわてて支度をして、朝食も摂らずにホテルを飛び出しました。
「地球の歩き方」によると、テーブルマウンテンへ登るロープウエイの営業時間は8時から。
朝ごはん食べてからでも十分間に合うんですが、ロープウエイ駅付近のパーキングの様子もわからないし、昨夜はステーキにピザ、食べ過ぎました(笑)
ガレージからクルマを出して、出発です。
ホテルから、ロープウエイ駅までは、15分くらい。
先日は、山火事で大渋滞だった道路も、今日は朝早く、この通り。
ヒッチハイクに捕まるハプニング!
そして、2日前は通行止めだった、ロープウエイ駅へ向うロータリーを左折したところで事件が。
何かのオフィシャルのようなジャケットを着た人たちが、多数手を振っているではありませんか。
私は、このあたりにパーキングがあるのを、グーグルマップで調べて知っていたので、「ひょっとして、ロープウエイ駅付近は、もはや満車。このあたりに止めるしかないのだろうか・・・」と、手を振るオフィシャルたちを、すっかりパーキングへの誘導員と勘違いし、スローダウン。
次の瞬間、ヤッホー! と、手を叩きながら、5、6人の黒人たちが、いっせいに私のクルマのドアを開けて乗り込んできました。なんだ、なんだ!
さすがにビビリましたが、冷静になってよく観察すれば、全員同じジャケットを着ている。
助手席に勝手に陣取った、リーダー格の兄さんに「アア ユウ スタッフ?」「イエース!」
こいつらは、全員、テーブルマウンテンで働くスタッフなのでした。
ああ、びっくりした・・・
ほっとして、リアシートを見ると、なんと4人も乗ってる。
黒人の男女5人を乗せてクルマを運転するのは、もちろん生涯初めてです(^^)v
私「ユージュアリー ドゥイング?」(いつもはどうしてるの? と、たずねたつもり)
黒「シャトルバス! イッツ トゥ レイト!」(来るのが、遅いんだ! と言ったのだと思う)
私「ウエア シュドアイ パーク マイカー?」(どこに駐車すればいいかな、と聞いたつもり)
黒「エニイウエア ユウ キャン!」(どこでもOK! ほんとかよ・・・)
私「ニヤ ザ ロープウエイ?」(駅の近くだよ?)
黒「オーライ! イッツ アーリー! オーライ!」(大丈夫!大丈夫!時間早いから、と言ったんだろう)
そんな会話をしながら、私は、ヘアピンカーブの続く道を、ロープウエイ駅に向って、クルマを走らせました。
ほどなく、ロープウエイ駅が現れて、「ヘイ!プリーズ ストップ!」。
黒人スタッフたちは、私にお礼を言って降りていきました。
助手席の男がコイツ。びっくりしたぜ、もう。仕事頑張ってな!
ハプニングが去って、一応、あわてていてドアロックを忘れていたことを反省(笑)
でも、クルマを止められた場所は、ロープウエイ駅から、200mほどの好位置。
最初は、ふもとのパーキングに止めようとしていたんだから、あの黒人スタッフたちのおかげで、ここまでスムースに来れたとも言える。
ありがとう! テーブルマウンテンのスタッフたち!
ちなみに、クルマを止めた場所は、こんな感じ。
ウオーターフロントというより、ケープタウンの街全体と、テーブル湾を見下ろします。
さて、手荷物を持って、ロープウエイ駅に向かいましょう。
営業前の試運転中のロープウエイ。
いよいよあれに乗って、テーブルマウンテンに登るんだね。
ワクワクしてきました!(^^)!