さて、南アフリカへの旅。フライトはエチオピア航空です。
エチオピア航空は、今回はじめての搭乗で楽しみ。
もちろん、私はANAマイルを貯めているので、スターアライアンス・メンバーからのチョイスです。
エチオピア航空の搭乗記をブログなどで拝見すると、賛否両論(笑)
それこそ、CA、グランドスタッフ、機内設備、機内食に至るまで、賛否両論。
エチオピア航空 突然のフライト変更
↑これは、ケープタウン空港に着いたときに撮った写真。
賛否両論ということは、よっぽどとがった航空会社ってこと?
それも面白いかもしれないな、なんて思ってましたが、実は出発直前に大変な目にあいました。
このエチオピア航空、旅行が近づくに連れて、ちょくちょくフライト変更するんです。
これだけ弾丸旅行を重ねると、フライト変更にも慣れてきますが、今回もまた極めつけ・・・
出発1週間前に提示されたフライト変更後の日程
航空会社 | 便名 | フライト | 乗継ぎ時間 | |
---|---|---|---|---|
往き |
エチオピア 航空 |
ET673 | 成田20:40 ⇒ ソウル23:20 | 1時間 |
ET673 | ソウル0:20 ⇒ アディスアベバ7:25 | 50分 | ||
ET847 | アディスアベバ8:15 ⇒ ケープタウン13:45 | |||
帰り |
エチオピア 航空 |
ET846 | ケープタウン14:45 ⇒ アディスアベバ22:10 | 15分 |
ET672 | アディスアベバ22:25 ⇒ ソウル15:45 | 1時間5分 | ||
ET672 | ソウル16:50 ⇒ 成田19:20 |
往きも帰りも、ソウル・仁川空港での同一機のトランジット。
そのため便名が同じになっているのですが、驚いたのが帰りのアディスアベバでの乗り継ぎ時間。
なんと、15分!
フライト変更前も乗り継ぎ時間が45分ほどしかなく、でも、そういうチケットを発券しているわけですから、不安ながらも大丈夫なんだろうな、という気持ちでいましたが、15分とは極端。
これで、ほんとに乗り継げるのかい??
もう、出発まで1週間です。慌てて、手配したエクスペディアに連絡。
すると、電話担当者も驚いている模様で、すぐにエチオピア航空に確認してくれましたが、なんと接続するとのこと。本当ですか???
国際線から国際線への乗り継ぎが15分で可能な空港なんてあるんだろうか?
15分では、搭乗客を機体から降ろすだけでも、それくらいかかってしまうだろうし、荷物の積み替えなんかもできるんだろうか?
それから数日、不安な状態のまま、日常生活を過ごしましたが、出発日が近づくにつれ不安がピークに。
エチオピア航空のWebサイトに、各空港の乗り継ぎ必要時間が掲載されていたので、チェック。
エチオピア航空の空港別乗り継ぎ必要時間
(こちらです。)
アディスアベバの国際線から国際線は、必要時間45分とあるじゃないですか。
乗り継げないじゃん・・・???
出発2日前に帰路を南アフリカ航空へ変更
出発2日前になっていましたが、またも慌てて、今度はエチオピア航空に電話。
以下、電話口に出た女性との会話。
私 「帰りのアディスアベバでの乗り継ぎが短いと思うんですが、大丈夫ですか?」
女性 「ああ・・・ これ、以前は大丈夫だったんですが、今はダメになっちゃんたんですよ。」
私 「今はダメって・・・ 私はどうすればいいんですか?」
女性 「申し訳ありません。いちおう確認して、明日折り返し電話しますね。」
そして、明日の朝。(つまり、出発前日)
朝9時半になっても電話がないので、こちらから電話。昨日と同じ女性が出ました。
私 「どうなりました?」
女性 「すいません。対応を協議していたのですが、香港経由の便に振り替えさせていただいてもいいですか?」
昨夜、もんもんとしながらも、どういう結果になるだろうかと、想像していた通りの回答が帰ってきました。
つまり、アディスアベバでの15分乗り継ぎは空港側のルールが変わって不可能。
ソウル経由成田行きに乗り継げないとなると、後続の便、香港経由成田行きに振り返られるんだろうな、と推測していたら、その通りに。
しかし、この便は、香港で一夜を明かすスケジュール。
これでは連休最終日に帰国できないので、次善の策として成立しない。
一計を案じた(というより、昨晩、頭が痛くなるまで飛行ルートを練ったのだが)私は、帰りの便は別の航空会社(南アフリカ航空)にすることを、エチオピア航空の女性に提案。
すると、当然のことながら、手数料なしでキャンセルするので、あらためて買いなおして欲しいとのことでした。
チケットは、エクスペディアを通して買っているので、キャンセルの連絡もエクスペディアへ。
エクスペディアのシルバー会員サポートダイアルのオペレータも、平謝りの対応でした。
まあ、別にいいけどさ・・・ 出発前に気がついて・・ よかった・・
フライトスケジュール最終形
航空会社 | 便名 | フライト | 乗継ぎ時間 | |
---|---|---|---|---|
往き |
エチオピア 航空 |
ET673 | 成田20:40 ⇒ ソウル23:20 | 1時間 |
ET673 | ソウル0:20 ⇒ アディスアベバ7:25 | 50分 | ||
ET847 | アディスアベバ8:15 ⇒ ケープタウン13:45 | |||
帰り |
南アフリカ 航空 |
SA336 | ケープタウン14:10 ⇒ ヨハネスブルグ16:05 | 1時間50分 |
SA286 | ヨハネスブルグ17:55 ⇒ 香港12:45 | 1時間40分 | ||
SA7134 | 香港14:25 ⇒ 羽田19:15 |
以上のような経緯があって、出発前日に手配したフライトが上記の通りになりました。
このルートは、往き:15,649km 帰り:14,880km 計30,529kmのロングフライト。
航空券代は、往き:エチオピア航空 103,400円 帰り:南アフリカ航空 54,400 計157,800円。
そして、帰りの香港⇒羽田は、ANAとのコードシェア便。
両航空ともスターアライアンスメンバーなので、ANAマイルが貯まるのはけっこうなんですが、
往復エチオピア航空だったチケットは12万円でしたから、4万円弱もはねあがり、サービス料なども含めたトータルコストは約17万円と、大枚はたいての弾丸紀行になってしまいました。
正直、17万円の航空券代は痛い・・・
しかし、30,529kmで割れば、1kmあたり5.5円の旅。
それに、計算上は、この往復フライトで、10,682マイル手に入るし・・・
そもそも、旅は記憶財産なんだからと、自分を納得させます。
南アフリカ航空ですか・・
まだ若干の不安が残ります。
往きのアディスアベバだって、50分と決して十分ではない。
ロストバゲージになっても大丈夫なように、南アフリカに着いてから必要なものは、すべて機内持込用のナップザックに詰め込みました。
それにしても、こんなバタバタの旅は珍しい。
気を引き締めて、成田空港に向かいます。