群雄割拠の代名詞ともされる三国志。
説明の必要がないくらいに世界中に知れ渡った、2世紀から3世紀にかけての中国における戦乱の時代。
もちろん三国とは、魏・呉・蜀。
そして、劉備率いる蜀の都だったところが成都であり、「三国志の聖地」とも言われる。
三国志について前置きを書きはじめたらキリがなくなってしまうので、さっそく諸葛亮孔明を祀る武侯祠に入ってみよう。
早速登場する劉備を祀る漢昭烈廟

武侯祠には地下鉄で行くのが最も便利。
しかし人民公園を散歩していた私は、そこから徒歩で2キロ弱歩いてたどりつきました。

そして武侯祠の全景図。

では、チケットを買おうと思って近づいたら、これはガイドの申し込み窓口。

日本語のガイドでもあれば利用しようかな、とも思ったけど、それらしい気配がないので辞退。

そして、チケット販売は自動機のみ。でもWeChat Payで簡単に買えました。
50元です。

出てきたチケット。

日本語はありません。

では中に入りましょう。
「漢昭烈廟」と刻まれた門。
昭烈帝は劉備の諡号なので、まずは劉備が現れそうです。

武侯祠は由緒ある祠であると同時に博物館でもあるようでした。

日本流に言えば参道を歩きます。

そして門をくぐって、

劉備殿、漢昭烈廟が見えました。

蜀漢の初代皇帝 劉備です。

多数の伝記や映像でも描かれている通り、控えめで感情を露わなさそうな表情です。

それでいて、蜀を治めるのだから、人物器量ははかり知れない。

人物紹介ボードには日本語表記もあり、日本人観光客の多さもうかがえます。


劉備の隣には、孫の劉諶(りゅうしん)も祀られてました。

諸葛亮孔明が静かに鎮座する武侯祠

さて、漢昭烈廟を出て、さらに先へと進むと、ここからが武侯祠。

劉備を祀る「漢昭烈廟」と、諸葛孔明を祀る「武侯祠」が、もとは別々だったものが合祀されたのが武侯祠のようです。

三顧の文字で、この先に諸葛亮孔明がいることを暗示させる参道。

遠巻きにも聡明な雰囲気を感じる武侯祠。

諸葛亮孔明が祀られてました。
意味はわからないけど、静遠堂という建物の名前がとてもふさわしく感じる。

天才軍師としての偉業は数知れず、それはゲーム三国志の特殊能力においてもうかがえます。
しかしそれは、あまりにも諸葛亮に対して失礼すぎる(^ ^)

私的には、映画レッドクリフでの、10万本の矢を奪取する策略や、天候を読む戦術に感銘を受けました。

常に冷静を欠くことのなきよう、手にした扇子が公明の人物像を物語っています。

隣には、諸葛亮の子、諸葛瞻も祀られてました。
養子の子もいたそうですが、こちらは実子のお兄さんの方です。

武侯祠の先にあるのは孔明苑。

孔明にまつわる遺品や、(遺品なのかは定かではない・・)

三国志の時代背景が、地図とともに飾られてました。

三国志博物館のような孔明苑を、ゆっくり観てまわります。

これは三顧の礼のシーンかな。

日本列島がしっかり描かれている地図に愛着が湧きます。

映像での紹介もあり、

まるでレッドクリフのようでした。

契りを結んだ劉備・張飛・関羽を祀る三義廟

では、武侯祠の最奥にある三義廟へ。
劉備がもちろん真ん中に座ってますが、再びの登場。
こちらの表情の方が優しく見える。兄弟の長という雰囲気を醸し出してます。

そして左側にいたのが張飛。

この人の体力は、実際にいかほどだったのか。
私的には、日本の戦国時代の武将柴田勝家がかぶってしまう。

右側が関羽。イメージそっくりの表情。

関羽は武勇を尊びながらも知将である、いわば文武両道派の優れ者。
だから、中国至る所、台湾のいたる廟にて祀られています。

それこそ、台湾海峡の澎湖諸島の馬公でもその姿を見かけたときは驚いた。
そして例外なく、その傍では太極拳にはげむお年寄りの姿も。
映画レッドクリフの劇中での「いま学んでおけば、いつかそれで飯が食える」というセリフに感動したものでした^ ^

では三義廟をあとにして、

お土産屋さんへ。

三国志にまつわる記念品だらけなので、何か買おうにも目移りして仕方がない。

そんな中から私は、孔明のお守りと扇子を買いました。

これからの人生も、孔明のような知にあやかって生きていきたい。
さて、少し戻って、博物館の中をもう少しだけ見学。

中国語の発音はまったくわからないけど、漢字はじっと眺めていればなんとなくわかるのが便利。

日本の兄貴分の中国の歴史を年表とともに堪能です。

その博物館を囲むように、回廊のようなスタイルで展示されているのが、三国志に登場する由緒ある武将たち。
見学人もかなり多い。

ゲーム三国志に登場し、自分でも操ったことがある武将には思い入れもありw

誰か忘れてる、と思いきや趙雲でした。

趙雲は中国国民にも人気らしく、写真を撮るにもなかなか人垣がくずれない。
やっぱり英雄なんですね。

気がついたら2時間を経過していました。
自称三国志ファンの私にとっては、それこそバーチャルとリアルを繋ぐようなロマンある場所。
三国志ファンなら成都訪問の際は、ぜひ立ち寄りを勧めたい武侯祠でした。
