旅からかえると、いつも行ってよかったな、と思うものですが、とりわけエジプトはその余韻が強く、見た景色や街の表情が、しばらく脳裏から離れませんでした。
わずか5泊8日の弾丸でしたが、そこで得た感想は、エジプトは、やはり1人旅が似合う国。
そして、エジプトを旅するなら、灼熱の夏に限る(笑)
観光客ほとんどいないし(^^)v
現役サラリーマンの私でも、8月の真夏にエジプトを個人旅行して、体調になんら問題なし。
それどころか、エジプトの時空を超越した感覚は、私の魂を洗い清め、次なるビジネスに奮い立たせてくれています。
現役世代の若いサラリーマンやOLの皆さん。
仕事に疲れたりしたら、夏のエジプトをのぞいてみたらいかがでしょう。
そんな5泊8日エジプト弾丸紀行をまとめてみましたので、ぜひ参考にしていただき、エジプトの永遠を感じとってみてください。
エジプト弾丸旅行 全行程
今回の旅の全行程がこちらです。時系列にリンクを貼ってありますので、読みたいところからどうぞ。
日付 |
午前 |
午後 |
---|---|---|
8/6(日) |
出発まで |
香港 ⇒ イスタンブール |
8/7(月) |
イスタンブール ⇒ カイロ |
カイロ観光 |
8/8(火) |
カイロ観光 |
カイロ観光 |
8/9(水) |
カイロ ⇒ アブシンベル |
アブシンベル ⇒ アスワン |
8/10(木) |
アスワン ⇒ ルクソール |
ルクソール観光 |
8/11(金) |
ルクソール観光 |
ルクソール観光 |
8/12(土) |
ルクソール観光 |
ルクソール ⇒ カイロ |
8/13(日) |
成田19:30着 |
香港が出発点となっているのは、香港への家族旅行の途中で、私だけエジプトへスピンオフしたから(笑)
エジプトは、国土は広いですが、観光できるエリアはカイロ、ルクソールなどに限られているので、弾丸旅行に向いていると言えるかもしれません。
今回、カイロに1日半、ルクソールに2日充てましたが、駆け足で見るにはなんとか、といったところ。
欲をいえば、カイロにもう1日いられれば、ギザのピラミッドだけでなくサッカーラなども訪れることができたかもしれません。
ルクソールのトータル2日滞在は、私としては十分でしたが、アスワンが素通りになってしまったのが、少し残念。
そのかわり、ヌビア砂漠をクルマで縦断できたのだから、よしとすべきでしょうか。
フライトスケジュール
航空会社 | 便名 | フライト |
乗継ぎ時間 |
|
---|---|---|---|---|
往き |
ターキッシュ エアラインズ |
TK71 |
香港22:45 ⇒ イスタンブール5:05 |
1時間30分 |
TK690 |
イスタンブール6:35 ⇒ カイロ7:50 |
|||
帰り |
ターキッシュ エアラインズ |
TK695 |
カイロ21:00 ⇒ イスタンブール0:20 |
1時間20分 |
TK52 |
イスタンブール1:40 ⇒ 成田19:30 |
香港を起点とする変則スケジュールでしたが、日本からでも成田から同様のフライトがあるので、問題ありません。
日本からだと、ターキッシュエアラインズの場合、「成田22:50 ⇒ イスタンブール5:20」となります。
しかし、みてください。いかにも、現役世代の人に利用してもらおうっていうフライトスケジュールですよ(笑)
これを見て血が騒ぐなら、ぜひエジプトへの弾丸旅行を敢行すべきです(#^.^#)
旅費・ホテル代など
さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2017年8月のレートで計算)
用途 |
利用区間など |
費用 |
---|---|---|
飛行機 (ターキッシュ) |
香港 ⇒ イスタンブール ⇒ カイロ カイロ ⇒ イスタンブール ⇒ 成田 |
103,000円 |
飛行機(エジプト航空) | カイロ ⇒ アスワン | 12,000円 |
飛行機(エジプト航空) | ルクソール ⇒ カイロ | 9,200円 |
ホテル | カイロ:シティ・ビュー・ホテル(2泊) | 7,000円 |
ホテル | アスワン:マルハバホテル アスワン | 5,500円 |
ホテル | ルクソール:スザンナホテル(2泊) | 6,000円 |
チャーター | アスワン ⇔ アブ・シンベル | 12,000円 |
ツアー | アスワン ⇒ ルクソール(ナイル谷めぐり) | 20,000円 |
しめて、合計174,700円です。いくら渡したか覚えていませんが、バクシーシは入れてません(笑)
8日で割れば1日あたり21,837円。
もっと長くいれば、もっとコスパはよくなっていったでしょう。なにしろホテル代が安いですから
ただし、そのぶんセキュリティも落ちますがw
ちなみに、下の画像は、カイロで泊まったホテルの部屋と、壊れそうなルームキーと、手で開けるエレベータです(^^)
さらに、往復のフライトをドバイを経由するエミレーツ航空にしたり(状況によります)、ナイル谷めぐりのツアーを省略したりすれば、もっとコストは抑えられます。
でも、17万円程度なら、ボーナスでいけるんじゃないですか?
サラリーマンやOLの皆さん。
若い時にしかできないことは、若いうちにやっておいたほうがいいですよ!
気候・食事・治安など
「ドライヤーの中にいるように感じられるほど非常に暑いので、相応の覚悟で訪れること。」と、「地球の歩き方」には書かれていましたが、たしかに8月のエジプトはダテではなかった。
今まで旅をしていて、こんなに暑さを感じたのは初めて。
カメラを提げて歩いていて、ときたまカメラのボディが腕にあたると、火の棒を押し当てられたかのごとく火傷しそうになります。(ほんとです)
でも、そんな炎天下の中、工夫して生活している人たち。夕方になって、いくぶん暑さがやわらいだ頃、水タバコをふかしに路上に座り込む人々。
この人たちは、こういう生活を何十年もしているんだ、と思うと、自分が小さく見えましたね。
食事は、おいしかったです。ていうか、食べたのはほとんどケバブ(あるいはターメイヤというコロッケ)。私の口に合っているのか、まったく飽きませんでした。
エジプトと言えば「コシャリ」ということになるんでしょうが、今回は1度も機会がなく残念。次はトライしてみたいと思います。
アルコールが飲めないのはイスラムのお国柄ですが、売っているお店もあります。その際は、冷たいビールをまとめて買って、ホテルの冷蔵庫(ミニバー)にストックしておくことをおススメします。
治安はどうなんでしょう?
バクシーシやタクシーの交渉で揉めたりはありましたが、どの町も夜でも人通りがあり、全然危ない感じはなかったです。
おそらく、女性が一人で歩いても、人気のない道さえ避ければ大丈夫ではないでしょうか。エジプト女性も1人でよく歩いていましたから。
テロに関しては、観光警察が一生懸命ガードしていましたし、こればかりは、警察を頼るしかありません。
それよりも、やっぱり暑さ対策ですよ。
暑さには自信のある私でしたが、王家の谷など、ずっと歩き回っていたら、本当に倒れそうになりました(笑)
体力を過信せず、きちんと水分を取りながら、休み休み観光する。これ、すごく大事です。
まとめ
今回のエジプト弾丸旅行。今までの旅履歴の中でも、指折りの記憶に残る旅となりました。
やっぱり、歴史を持つ国というのはすごいですね。
なんていうか、そこにある空気からして超越しているように感じます。
ナイル川、ピラミッド、アブ・シンベルなどの遺跡もさることながら、カイロの様々なストリート
世界遺産の建物の前で、人々がふつうに生活している光景を見て、武者震いを感じたほどです。
エジプトを旅すると人生観が変わると言われたりしますが、悔しいけど、私も変わりましたね。
悠々と流れるナイル川を見つめているうち、ほんとに自分の無力感ばかり感じました。
今回のエジプトの旅で、私が特にそう感じたのは、季節が夏で、他の観光客とほとんど出会わなかったからじゃないかな。
団体と遭遇したのは、ピラミッドくらい。
アブ・シンベルも、王家の谷も、ほとんど貸切でした。
というわけで、夏のエジプト、人生を見つめなおす?感じで旅してみてはいかがでしょうか。
航空券やホテルも多少安くなるし、体力に自信があるなら、トライする価値ありです!(^^)!