【エジプト旅行記 #24】ウエストバンクのお墓めぐり 王家の谷&王妃の谷

壮大なハトシェプスト女王葬祭殿を歩き回って、ふー、もう汗びっしょりです。

水を1本。30ポンド(180円)って、高い! 観光地価格? 日本の水より高いじゃん。

値札ないし、多分ボラれてる、仕方ない、交渉する気力なし・・  

でも、超暑いから、水は超うまい(#^^#)

DPP_21007

暑すぎて、お土産屋さんを冷やかす気力もなし。

DPP_21008

王家の谷へ

今日チャーターしたクルマ。

中に転がり込み、クーラーの冷気を思いっきり浴びます。

DPP_21009

さて、次は王家の谷。

地図だとすぐ横?って感じでしたが、ワインディングロードのような道をくねくね登ります。

レンタサイクルで巡る人もいるようですが、この暑さの中、私には無理だ~

DPP_21015

王家の谷の入り口。

DPP_21017

入り口かと思ったら違う。

DPP_21019

お土産屋さんの中を通ります。

DPP_21018

ここが入り口かと思ってましたが、ここはビジターセンター。

DPP_21022

ここから王家の谷の入り口まで、またまた徒歩です。

カートがあるけど、交渉が面倒くさいし、小銭の持ち合わせがないので、誘ってくる運転手をすべてスルー。

はるか彼方に、歩いてる人がいることに勇気百倍(笑)

DPP_21020

まあ、ふつうにカート利用した方がいいと思いますよ。

意地張って、余分な体力を消耗してますから・・

DPP_21023

ハアハア、犬のように息を切らしながら、ようやく入り口へ。

DPP_21025

ここで買ったのか、ビジターセンターで買ったのか忘れましたが、チケット。

穴が3つ開いてるのは、3つの墓を見たということ。

つまり、ここ王家の谷は、墓が64個あるそうですが、公開されているもののうち、1枚のチケットで見学できるのは3か所までということ。

さらに、ツタンカーメンの墓などは、別料金。(100ポンド 600円)

DPP_21281

王家の谷 4つのお墓を見学

今回の旅、王家の谷については、完全に予習不足でした。

3つの墓、どれを回っていいのか見当もつかず。

そこで、手荷物預かり所のスタッフに相談。

「スタンダードチケットの3か所と、プレミアムチケットで1ヵ所。合計4か所回るなら、どこがおすすめ?」

顔の浅黒い、おそらくヌビア人のスタッフは、「ツタンカーメンは外せないだろ。」と言った後、
「ラメセス4世」「メルエンプタハ」「ラメセス9世」あたりでいいんじゃないか、とのアドバイス。

結局、このスタッフに、30ポンド(180円)で案内してもらうことに。

暑さで、完全に弱気になってますね(*^^)v

 

ちなみに、カメラは持ち込み禁止。ここで預けます。

愛機canon70Dをわが身から離すのは、今までの旅で初めて。ちょっと心配・・・

DPP_21027

この広さです。即席ガイド雇って正解でしょう。

DPP_21182

写真は撮れなかったけど、ツタンカーメンのミイラ。黒いミイラに圧倒されました。

黒い手と足。よくぞ、こんな手法で、後世に残すことを考えたものです。

そして、不覚! ここのプレミアムチケットを紛失! またやったよ・・・

 

これは、ツタンカーメンの墓から出たところで、スマホで撮った写真。

お墓撮ってないから、いいでしょ。

DPP_21178

暑さにも圧倒されましたが、熱心な観光客の多いこと!

でも、学があれば、こんな楽しい場所は、そうないでしょう。

DPP_21181

即席ガイドにお礼を言って、カメラを受け取ります。

ツアー客の中には、ここにカメラを預けたまま、忘れて帰っちゃう人も、たまにいるらしい。

ほんとかよってハナシですが、暑さで思考が鈍ってるから、あり得るのかも・・

 

帰りはカートを利用。2ポンド(12円)でした。

撮んなくていいよ、って言ってるのに、ヘイ任せろ! と陽気な運転手。

DPP_21031

やっぱカートはラクだ。正確には、ミニトレインと言うようです。

DPP_21032

1時間半の約束で、ビジターセンターに戻りましたが、1時間で十分だったようです。

DPP_21035

運転手を待つ間、日陰で音楽鑑賞。

王家の谷だけでなく、今回の旅を回想。

オールドタウン、ギザのピラミッド、ハーンハリーリ、アブ・シンベル、アスワンの街、コム・オンボ、エドフ、ルクソールの街・・・

日陰で、暑さで火照った頭を冷やしながら、やっぱり旅はいいなあ、といつもながらの自己満足。

何を聴いたかは、忘れました(*^^)v

DPP_21037

王家の谷 ⇒ 王妃の谷

お墓巡りも、だんだんお腹いっぱいになってきましたが、次は王妃の谷です。

DPP_21038

途中、遺跡なのか、遺跡発掘のあとなのか、わかりませんが、崖に穴ぼこがいっぱい開いてます。

DPP_21043

これは、ひょっとしたら、労働者の町かな?

運転手に聞いたんだけど、忘れてしまった。

労働者の町なら、王家の谷を造った労働者が住んでいたところ。

DPP_21045

そういえば、カイロの死者の町って行けなかったな・・

クルマに揺られながら、4日前のスケジュールを思い出します。

DPP_21047

王妃の谷に到着。

時刻は11時、この時間になると暑さ全開です。

DPP_21051

チケットを購入。

王家の谷みたいに、どんなシステムになっているのかわからなかったため、おすすめを質問。

DPP_21282

お墓の番号を書いてもらいました。

よくわかりませんが、その通りに歩いてみます。

DPP_21283

王妃の谷 誰もいない墓・・

しかし、歩くったって、距離がすごい。それに王家の谷と違って、誰もいない。

ここって、一応お墓だよね。不気味な気分・・

DPP_21052

まずは、55番の入り口。後で調べたら、アメンヘテプ4世とのこと。

数人の観光客を発見。王家の谷とはえらい違いです。

DPP_21054

そして、次、と思ったけど、脱水症状になりかけて、しばし休憩。

しまった、また水忘れた!

ていうか、そこらじゅうで売ってるから、忘れちゃうんだけどね。

遺跡やお墓の中でも売ってくれればいいのに。

DPP_21056

疲労回復のためにぼんやり座っていると、スタッフの1人が手招き。

どうせバクシーシだろ、と思って、ノーサンキューを繰り返していたんだけど、カネはいらないという。

ほんとかよ・・・半信半疑だけど、ついていきます。

DPP_21057

すると、「いいカメラだな。ホレ、写真撮っていいぞ。」 ホントに!

DPP_21063

ガラスケースに保護された、カラー壁画をたっぷり撮影できました。

DPP_21064

不思議なもので、洞窟の中は涼しいんですよね。外の暑さがウソのよう。

ずっと、この中で涼をとってたい気分。

DPP_21065

DPP_21066

驚いたのはコレ!  これもミイラ??

すると、これはアメンヘルケペシェフ王子の子供?

「~歩き方」にはそう書いてあるし・・

DPP_21067

DPP_21068

DPP_21070

他に観光客は一人もおらず、完全に貸切状態。

「この写真、facebookとかに載せてもいいのか?」と聞くと「OK!OK!」とニッコリ。

不思議なもので、全然厚かましいところがなく、自然な好意を受けると、感謝の意としておカネを払いたくなります。

50ポンド紙幣(300円)しかなく、それを渡すと、笑って受け取ってくれました。

いろんなエジプト人(ヌビア人?)がいるもんです。

DPP_21072

DPP_21073

さて、さすがに、もう体力の限界。疲労困憊状態。

8月のエジプトはダテじゃないわ~・・・

ゆっくりと灼熱の大地を踏みしめながら、クルマに戻ります。

DPP_21074