今回の旅、カイロで2泊お世話になったシティ・ビュー・ホテルの看板。
でも、その名の通り、シティビューは見渡せます。

1泊3,000円程度ですからおススメかな。
でも、セキュリティが甘すぎか・・
それにしても、このエレベータ。なかなか慣れません。手で開けるって・・
箱がない時には開かなくて、奈落の底に落ちないようにはなっているようですが。

シティ・ビュー・ホテルの朝食

朝ごはんです。レストランは、私の部屋の隣でした。
だから、レストランの窓からも、考古学博物館が眺められます。
さて、あのミュージアムに入る時間があるかどうか。
なんせ弾丸だから時間が読めない。

おお、豊富なパン。

ちゃんとジュースもあります。

オムレツをオーダー。具は何も入っていませんが、おいしくいただきます。
こんな単純な朝食だけど、パンも、バターも、オレンジジュースも、コーヒーも、全部うまい!
旅に出ると、すべてがおいしくなるって、私の性格は幸せだよな(^ ^)

メトロでギザ駅へ
さて、満腹して元気が出たところで、いよいよ今日のハイライト、ギザのピラミッドに向かいます。
当初考えていたのは、タフリール広場から出ているエアコンバス。
それは、どこから出てるかな? なんてフロントに聞くと、ディフィカルト! との回答。
地下鉄で行きな、近いから、とアドバイスされたので、素直に地下鉄で行きます。
昨日利用したアッ・サーダート駅から、今度はギザ方面に乗ります。

ギザは6つ目の駅です。確かに近く、あっという間に着きました。

そして、メトロのギザ駅からピラミッドまでは12kmほど。ほぼ一直線。
エジプト人親子のタクシーに便乗
これはギザの駅前。

ピラミッドは、地図で見て、ギザ駅の左手、つまり西側にあります。
だから本来、「ギザ駅西口」側に降りなくてはいけなかったんだろうけど、降車客の流れで、反対側に降りてしまいました。
さて、どうやって行こうかな・・
と、思案していたところ、エジプト人の親子連れに声をかけられます。
左側がお父さん、右側が息子さん。

なんでも、ピラミッドに行くのは4度目。
息子さんは初めて。学校の先生をしているそうで、ピラミッドの研究をしている。
「ピラミッドまで、バスなら2ポンド。タクシーなら20ポンド。一緒に行こうよ。」と誘われます。
バス停がどこにあるのかもわからなかったので、一応ついていきます。
この駅前広場でバスをつかまえようとしますが、なかなか来ない。
タクシーで行こうか? 20ポンド? と言われて、まあ、ピラミッドの入り口までなら、と応じます。

一応警戒はしていますが、なんか本当にいい人のよう。
息子さんも、私の隣におとなしく座って、私のカメラなどを眺めています。

ところが、どうも様子がおかしい。走っている道が妙なんです。
ギザ駅からピラミッドへは、まっすぐ西に向かうはず。
ところが、このタクシー、南に向かっているようなんです。
それがわかるのは、太陽の位置関係から。エジプト文明みたいだな(笑)

急いで、昨日のうちに読み込ませておいたグーグルマップを開くと、たしかに南に向かってる。
あわてて、「ウエア? どこへ行くつもり?」というと、ピラミッドだよと動じません。

そのうちに、ピラミッドが見えてきたので、とりあえず安心しましたが、どうもこの親子、何かの研究に来ているみたい。
日本人よ、面白いから、一緒に行こうよ、って感じ。
まったく、ピラミッド初対面が、妙な初対面になってしまいました。

タクシーを降りた場所は、ピラミッドやスフィンクスから、南に大きく外れたところ。
「日本人よ、面白い研究だから一緒に行こう、ラクダも乗れるよ。」などと、言ってくれますが、とりあえず、私はファーストタイムだし、ノーマルにセルフしたい・・・
みたいに、英語で言って別れます。
すると、わかった、申し訳ない、この辺りはデンジャラスだから、この道を行けば、スフィンクスの方に行けるよ。と、教えてくれました。
グーグルマップで確認すると、スフィンクスの入り口まで約1キロ。ヤレヤレだぜ・・・
しかし、たしかに人気がなくデンジャラスな雰囲気です。

ここをまっすぐ行け、と言うので、その通りに。

あ~あ、ギザのピラミッドは、ふつうにクフ王の側から対面したかったなあ・・

後ろからパッカパッカすると思ったら、馬やラクダが歩いています。

ニハオ~ 乗れ! なんて、声をかけられますが、ノーサンキュー。
それに、私は中国人じゃないし。

人通りも増えてホッとします。もうすぐ、スフィンクス側の入り口でしょう。
それにしても、妙なアプローチになってしまい、なんとなく朝から疲れた・・
