昨日、ジョジョの件を書きましたが、この旅の私の出発点はもちろん日本。ですが、香港を経由してるあたり、承太郎たち一行の旅に通じるものがあります(笑)
そんなくだらない事を考えながら眠りにつきますが、クーラーの効きが弱く、おまけに窓の外は夜中になってもクラクションの嵐。何度も目を覚まします。
目を覚ましたついでに、wifiにつないで家族とLINEで連絡。どうやら無事に自宅に着いたようで、ほっと一安心。
一安心ついでに、せっかくwifiにつながるんだから、カイロ一帯のグーグルマップを読み込ませておこうと思いました。そうすれば、現地でwifiがなくても、GPSでなんとか居場所はわかります。
悶々とするうち、夜明けの気配。
もう、起きちまえってことで、早朝の散歩に出かけました。
朝もやのナイル川
あれだけ騒がしかった、ホテルの前の通りもこの通り。そして、朝の空気が心地よい!
日中40度近かった気温が信じられないほど涼しいです。
タフリール広場から、ナイル川の方へ行ってみましょう。
ちなみに、深夜とともに早朝も危険度高しということで、警戒モードを上げます。
警戒モードを上げるというのは、常に、まわりをキョロキョロしながら歩くということです(笑)
ナイル川に架かる橋、タフリール・ブリッジが見えてきました。
観光客用の馬車ですね。
私は絶対乗りません。奴らは、交渉しても、降りるときに、またせびってきますから(笑)
おお、永遠のナイル川。
あれは、中洲にあるカイロタワーですね。あれに登ると、ギザのピラミッドも見えるとか。
橋の上に足を運びます。
釣りをする人。まだ朝の5時半です。
しかし、水は意外にもキレイ。もっと濁ってるのかと思ってました。
いやあ、これがナイル川ですか。感無量だなあ・・・
エジプトはナイルの賜物ですか。
この写真をLINEで娘に送ったら、「へぇーッ、ナイル川のそばにビルがふつうに建ってる!」と驚きの表現。
言わんとすることはわかります。
文明が発祥してから数千年。でもこの川は、そのずっと前から流れ続けてるんだよね。
陽が昇ってきました。とたんに暑くなります。ホントです。
日が昇るにつれ、交通量も増えてきました。カイロの町が始動しはじめています。
川の堤防の方に降りてみました。
ほんと、水きれいだよね。
遊歩道になってるんだね。
朝から散歩する人、釣りする人、コーランを読む人。
みんな、それぞれの朝です。
陽も高くなってきて暑くなってきました。ホテルへ戻りますか。
シティ・ビュー・ホテルの看板。でも、その名の通り、シティビューは見渡せます。
1泊3,000円程度ですからおススメかな。でも、セキュリティが甘すぎか・・
それにしても、このエレベータ。なかなか慣れません。手で開けるって・・
箱がない時には開かなくて、奈落の底に落ちないようにはなっているようですが。
さて、朝ごはんです。レストランは、私の部屋の隣でした。
おお、豊富なパン。
レストランの窓からも、考古学博物館が。私の部屋の隣だからね。
オムレツをオーダー。具は何も入っていませんが、おいしくいただきます。
こんな単純な朝食だけど、パンも、バターも、オレンジジュースも、コーヒーも、全部うまい!
旅に出ると、すべてがおいしくなるって、私の性格は幸せだよな(*^^)v
メトロでギザ駅へ
さて、満腹して元気が出たところで、いよいよ今日のハイライト、ギザのピラミッドに向かいます。
当初考えていたのは、タフリール広場から出ているエアコンバス。
それは、どこから出てるかな? なんてフロントに聞くと、ディフィカルト! との回答。
地下鉄で行きな、近いから、とアドバイスされたので、素直に地下鉄で行きます。
昨日利用したアッ・サーダート駅から、今度はギザ方面に乗ります。
ギザは6つ目の駅です。確かに近い。
エジプト人親子のタクシーに便乗
これはギザの駅前。
ピラミッドは、地図で見て、ギザ駅の左手、つまり西側にあります。だから本来、「ギザ駅西口」側に降りなくてはいけなかったんだろうけど、降車客の流れで、反対側に降りています。
さて、どうやって行こうかな・・
と、思案していたところ、エジプト人の親子連れに声をかけられました。
左側がお父さん、右側が息子さん。
なんでも、ピラミッドに行くのは4度目。息子さんは初めて。学校の先生をしているそうで、ピラミッドの研究をしている。
「ピラミッドまで、バスなら2ポンド。タクシーなら20ポンド。一緒に行こうよ。」と誘われます。
バス停がどこにあるのかもわからなかったので、一応ついていきます。
この駅前広場でバスをつかまえようとしますが、なかなか来ない。
タクシーで行こうか? 20ポンド? と言われて、まあ、ピラミッドの入り口までなら、と応じます。
一応警戒はしていますが、なんか本当にいい人のよう。
息子さんも、私の隣におとなしく座って、私のカメラなどを眺めています。
ところが、どうも様子がおかしい。走っている道が妙なんです。
ギザ駅からピラミッドへは、まっすぐ西に向かうはず。
ところが、このタクシー、南に向かっているようなんです。
それがわかるのは、太陽の位置関係から。エジプト文明みたいだな(笑)
急いで、昨日のうちに読み込ませておいたグーグルマップを開くと、たしかに南に向かってる。
あわてて、「ウエア? どこへ行くつもり?」というと、ピラミッドだよと動じません。
そのうちに、ピラミッドが見えてきたので、とりあえず安心しましたが、どうもこの親子、何かの研究に来ているみたい。日本人よ、面白いから、一緒に行こうよ、って感じ。
まったく、ピラミッド初対面が、妙な初対面になってしまいました。
タクシーを降りた場所は、ピラミッドやスフィンクスから、南に大きく外れたところ。
「日本人よ、面白い研究だから一緒に行こう、ラクダも乗れるよ。」などと、言ってくれますが、とりあえず、私はファーストタイムだし、ノーマルにセルフしたい・・・
みたいに、英語で言って別れます。
すると、わかった、申し訳ない、この辺りはデンジャラスだから、この道を行けば、スフィンクスの方に行けるよ。と、教えてくれました。
グーグルマップで確認すると、スフィンクスの入り口まで約1キロ。ヤレヤレだぜ・・・
しかし、たしかに人気がなくデンジャラスな雰囲気です。
ここをまっすぐ行け、と言うので、その通りに。
あ~あ、ギザのピラミッドは、ふつうにクフ王の側から対面したかったなあ・・
後ろからパッカパッカすると思ったら、馬やラクダが歩いています。
ニハオ~ 乗れ! なんて、声をかけられますが、ノーサンキュー。
それに、私は中国人じゃないし。
人通りも増えてホッとします。もうすぐ、スフィンクス側の入り口でしょう。
しかし、朝から疲れた・・