さて、次は、ハーン・ハリーリまで、見どころの多いとされる「ダルブ・イル・アフマル通り」を歩こうと思いましたが、さすがに全部歩くと疲れます。
途中のブルーモスクまで、タクシーに乗ることにしました。
シタデルをあとにします。
タクシーで移動 シタデル ⇒ ブルーモスク(ガーマ・アズラク)
「地球の歩き方」の地図を見せて、ブルーモスクに行きたい旨を説明。最初は40ポンド。
ちょっと待ってよ、1キロないんだよ。やっとのことで、20ポンド。疲れます(*_*)
カイロのアパート?
5分もたつと、面白そうな通りに。
地図によると、バーブ・イル・ワジール通りのようです。
いやあ、生活感あふれるストリートだ・・ ゾクゾクします。
ブルーモスクの手前で、クルマを止めてもらいました。
まさに、カイロの下町って感じですね。こりゃ面白そうだ。
ちなみに、タクシーの運転手は、「もっと面白いとこあるよ!安いよ!」と叫んでいます(笑)
無視です。
ブルーモスクの前で、タクシーを降りましたが、そこに至るまでの道も、歴史感たっぷり。
なので、少し引き返して、徒歩でストリートを味わうとします。
ここまで私を運んできたタクシーの兄ちゃんは、まだ「ウエア ゴウ!」とか言ってる。
私は、自分の足で歩きたいんだと、何度説明しても理解しないので、やっぱり無視します。
なんか、すごいよ! こういう建物が、日常生活の中に、ふつうに建ってる。
「~歩き方」の地図では広く見えたけど、実際は、この程度の街中の小道。
これは、マジにすごい。
異国にいる感覚1000%!
でも、建物そのものは、けっこうボロかったりする。
ひっそりとしたブルーモスク
街なかの世界遺産に感嘆しながら歩いていると、突然、大音量のコーランが!
ブルーモスクから拡声器を使って、流れてきたものでした。
トルコでもイランでも経験しましたが、日中に何回か、街なかにコーランが流れます。
そのブルーモスクの中。中は意外に質素。
ブルーモスクと言えば、それこそトルコを思い出しますが、規模的には比べようもありません。
でも、使われているブルーのタイルは、トルコから取り寄せられたようです。
モスクの番人が、案内するよ、とすり寄ってくるのですが、言葉がわからないのと、あきらかにバクシーシ目当てなので、「マイセルフ!」と言っておきます。
この「マイセルフ」って単語。今日だけで、何回使ったかなあ(笑)
しかし、残念だったのが、ブルーモスクを思わせる青いタイルの箇所が修復中で見れなかったこと。残念・・・
それでも、このミナレットとの調和。見事です。
エキゾチックなダルブ・イル・アフマル通り
世界遺産だけど、こじんまりとしていたブルーモスクを離れ、北の方に歩きます。
とりあえず、ズウェーラ門というところまで歩くとしますか。
実は、このストリート。世界遺産のオンパレードです。
ただし、ブルーモスクを出てしばらくは「タッバーナ通り」という名前です。
すぐにこんなのが現れます。地図では、ウンム・スルタン・シャアバーンのマドラサと書かれています。
水タバコですね。
私は、ふつうのタバコも一切吸わないノンスモーカーですが、こういうのには興味を惹かれます。
みんな、お茶する感覚で、水タバコやってますね。おいしいのかな?
タッバーナ通りで、思い思いに水タバコを楽しむ人々。
通りを歩いていくと、次々に現れるミナレットにモスク。
ベート・ラッザーズ(かな?)の前でも座り込んで、水タバコやってるし(*^^)v
これぞ異国の旅。
世界遺産や遺跡は、疑う余地なくすごい。
でも、こういった旧市街において、古い町並みそのままに、人々が生活しているのって、これこそ旅のだいご味。
大げさな言い方をすれば、異星に迷い込んだかのよう。
これは通りの名前。
夕方になって、多少気温が下がったので、一服するかって感じでしょうか。
路地を何回も行ったり来たりして、異国の雰囲気を楽しみます。
ほんとにすごいよ。いつごろ建てられたのでしょうか。
一本、わき道に入ったら、こんな感じ。
こりゃ、楽しいぜ!(^^)! やっぱり、旅って最高だ。
迷路のような路地をいつまでも歩いていたい。
カイロの人々の生活風景そのまま。
しかし、食べ物、暑さでよく痛まないよね。それより、日照時間が長いから、果物類は甘いとか?
これは、世界遺産ガーマ・マリダーニー(だと思う・・)
日常生活の中に、忽然と現れる世界遺産。
これが、また読めないんだよな。(タッバーナ通り、かな・・)
おいおい、人のクルマをつっかえ棒にしていいのかい?
そろそろ、ズウェーラ門が近づいてきたかな。
美味しそうなパンです。焼きたてなので、香りもします。
ズウェーラ門 中世カイロの処刑門
おっと、あの2本の塔は、ズウェーラ門ですね。
ブルーモスクから歩いて、ようやく着きました。
いやあ、威圧感たっぷりです。建築は1092年とのこと。
最初、気づかなかったのですが、ズウェーラ門の前にあるモスク「ガーマ・サーリフ・タラアイー」も世界遺産。
でも、通りを歩いて、エジプトの人々の生活の表情を見ているほうがエキゾチックなので、そのままズウェーラ門をくぐります。
これは処刑門。罪人の首が、よくぶら下がっていたとのことです。
それにしても、被写体がデカいから、カメラを縦にして撮影することが多くなりました。
では、門をくぐってムイッズ通りへ。