ところで、バスの事故というハプニングがあったため、12時を回っています。
ここ、カイロにいられるのは、本日まで。
タクシーで移動 タラアト・ハルブ通り ⇒ シタデル
イスラム地区に散策しに行くために、シャワーを浴びて、昨日買っておいたステラビールの残り1本を喉に流し込み、鋭気を養います。
そして出発。イスラム地区のシタデルに向かいます。昨日の夕方訪れた、ガーマ・スルタン・ハサンの近くです。
気温もかなり上がって、おそらく40℃近くいってると思いますが、女性たちは暑くないのでしょうか。
タクシーを拾おうとして、タラアト・ハルブ通りの道端で待ってると、激しい音がして、またしても目の前で事故が・・
こんな綺麗な街並みなんだからさ。もう少し丁寧に運転しようよ(笑)
タクシーを拾って、シタデルに向かいます。
メーターがないので交渉。30ポンドで手を打ちます。昨日も30ポンドだったし、仕方ないか・・
2017年 エジプトのインフレ
昨今のエジプトはインフレがひどく、2017年に入り、30%を超えるインフレ率を記録している模様。
私の持ってる「地球の歩き方」も、発行が4年半前だし、その時は1ポンド=13円だったらしい。
今が6円だから、為替で対円で50%以上下落してるってこと。
ちなみに、エジプトの政策金利って知ってます?19.25%(2017年7月)ですよ!
マイナス金利の日本からしたら、信じられない水準。
物価上昇を抑える目的なんだろうけど、マネーが投資に回らなくなる状況は、景気を下押しするリスクもはらんでいます。
昨日は、なめられまいと、タクシーの運転手に抗議したり、悪態をついたりしたけど、市民の生活は圧迫され、大変なのかもしれない。
そんなことを、ぼんやり考えながら、窓外を眺めます。
何か知らんけど、高速道路に入りました。道合ってんのかな・・
おお、両サイドにビルが迫る。首都高速のカイロ版だね。
途中こんなモスクが見えたり、
こんな建物があったりします。まさしく、カイロは、博物館の中で暮らす街のよう。
ガーマ・ムハンマド・アリが見えてきました。シタデルに着きそうです。
このモスクの入り口は、昨夕、訪れた場所の正反対。なるほど、だから、ぐるっと回って、こちら側に来てくれたんですね。
この門で、タクシーを降ります。
反対側は、「~歩き方」によれば、死者の谷かな。
残念ながら、今回の旅では、そこまで回る余裕がありません。
シタデルに到着
暑いさなかですが、観光客もけっこういます。
荷物検査。当たり前だよね。私もしっかり調べられました。
しかし、日本人は珍しいのか、なにやら、いっぱい質問。カメラもいじくりまわされます。
そして、和やかに、「バーイ」。悪い気はしません。
しかし、自動小銃のオンパレード。イスラエルを思い出します。
チケット代は60ポンド。「~歩き方」では50ポンド。やっぱり、インフレなのかな。
あの建物の下が、私をからかった?保安検査場。
入り口近くにあったお店。また、水を1本。
レッドブルもあったので一緒に。そういえば、ランチ食べてない。
「~歩き方」にも、スポーツ飲料の粉末があるといいよ、と書かれていた意味を、ようやく理解しました。
暑さで食欲がわかない、でも栄養は摂らなきゃ、スポーツ飲料は最適ですね。
水分を補給し、歩きます。きれいな石壁だこと。
シタデルの城壁は、十字軍を倒したアラブの英雄サラディンが、対十字軍の拠点として建設した要塞であるとのこと。
こりゃ、アラブ人にとっては、足を向けて寝られない場所ですね。
ガーマ・ムハンマド・アリ
そして、ガーマ・ムハンマド・アリ。
建設は1857年と比較的新しい。日本がペリーといろいろやってた時代じゃないですか。
それにしても巨大。カイロのシンボルです。
ファンが回ってます。美しい内装に見とれながら、しばし休憩。
ここシタデルは高台にあります。
カイロの街を一望!
ギザのピラミッドが見れるとのことですが、微かに・・・
おいおい、落ちんなよ・・
やっぱ日陰はいいよね。
実は、こちら側が正面。私は、出口から入っちゃったみたいだな。
向こう側に見えるのは、ガーマ・インナースィル・ムハンマド。
この向こうは、ミリタリー・ミュージアムと書かれています。いわゆる武器庫?
ところが、休館(閉館?)で入れませんでした。
ガーマ・インナースィル・ムハンマド
これは、さっきのガーマ・インナースィル・ムハンマドですね。
1335年に建設されたようですが、イランから移住してきた人によって施されたとのこと。
観光客の一人が、熱心に見つめているので、何かと尋ねると、「日時計」とのこと。
あの丸い穴から出ている分度器のような線で時刻を測るんですね。賢い・・
そのまま、反対側にでられるかなと思いましたが無理でした。元の場所に戻ります。
素晴らしい要塞ですね。
女性の集団。