ナイル谷の遺跡めぐりⅡ ~傷だらけのホルス神殿~【エジプト旅行記 #20】

さて、コム・オンボを出発。次なる街、エドフへ向かいます。

ガイドさんによれば、コム・オンボ神殿より、ホルス神殿の方が大きいらしい。

コム・オンボの次がエドフなんて、まさにジョジョ聖地巡礼!

コム・オンボの町 朝の風景

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コム・オンボの街を出る際、マーケットを横切ります。

自宅の献立を考えながら、商品を物色するニカブ(顔は出てるけど)を体を覆う女性たち。

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すごい迫力だと思います。民俗学や宗教を学びたくなる瞬間。

エジプト9栄神の一味が紛れ込んでるかな(笑)

すごい活気で、クルマなんか全然前に進みません。

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コム・オンボの街。

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豊かな食糧。

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このあたりも、まだヌビア地方にあたるんでしょうか。

街行く人たちは、おそらくヌビア人。

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ヌビア地方は、世界で最も日照率の高い地方だそうです。

今日もカンカン照りです。

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鶏を物色してるのかな。

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黒だと、日光を吸収して、すごく暑くなるような気がするんですが。

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鶏は卵を産ませるため? それとも、食べるため?

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興味深い、コム・オンボのマーケットでした。

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郊外に出て、クルマも速度を上げます。

ときおり現れるモスク。

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ずっと、線路に沿って北上していきます。

コム・オンボからエドフまでは、1時間くらいです。

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列車の通行が思いのほか多い。しょっちゅうすれ違います。

外国人を、ふつうに乗せてくれたら、ナイル谷の遺跡も、簡単に回れたんでしょうけど。

でも、外国人をふつうに乗せたら、観光警察の警備が追い付かないんだろうな。

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エドフの町

エドフの町が見えてきました。

エドフは、ナイル川沿いの街には珍しく、両岸にまたがっていて、遺跡は西岸にあるとのこと。

クルマも、ナイル川にかかる橋を渡ります。

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エドフの街に入りました。

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こういう小さな町も、ゆっくり歩いてみたいですね。

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巨大なホルス神殿

神殿に着きました。さすがに、駐車場が広い。

しかし、観光客は多くはありません。

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入り口のミニスフィンクス。

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遠くからでも見える塔門。

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巨大な塔門。

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さすがにデカい塔門。高さは36mとのこと。

エジプトでは、カルナック神殿に次いで、2番目に大きい神殿。

ちなみに、左右対称の壁画とのことで、ホルス神の前で、王様が敵をやっつけているシーンとのこと。

ガイドさんから説明がありましたが、これ以上は、語学不足の私には不明(笑)

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造られたのは紀元前で今から約2,000年前。

そして長い間、砂に埋もれてました。発見されたのは1,860年のことです。

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中庭に入ります。

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おお、いた、いた、ホルス神。ハヤブサですね。

コム・オンボ神殿にもいたけど、こっちのは神像です。

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ホルス神像は、観光客がじゃれあっていたので、先に内部の石柱やレリーフを見学。

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天井部が黒くすすけてるのは、昔台所として使っていたからとか。

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気になるのは、削られたレリーフも、決して少なくないこと。
偶像崇拝を嫌う輩の仕業でしょうか。

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これなんか、顔をつぶされちゃってます。

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遺跡の奥の至聖所には、聖舟。レバノン杉で作られたとのこと。

レバノン杉とは、レバノンやシリアの高地で育った杉で、伐採が進み、いまは保護状態。

レバノンの国旗にも使われているデザインとのこと。

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ホルス神殿だけあって、どこもかしこもホルス神だらけです。

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そして、数々の象形文字。

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顔料の残るレリーフもいくつか。

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たしかに、ホルス神殿の方が、規模は大きいけど、こうやって、顔を削られてるのは、見るに堪えない。

コム・オンボ神殿では、あまりそんなことはなかったのに。

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ナイル川を表すニョロニョロも、数が違うのもあるんですね。

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これは綺麗なホルス神。

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昼近くなって、暑さもピークに近くなりました。

神殿の石畳に、流れる汗がポタポタ落ちます。

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一回りして、中庭に戻ってきました。

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凛々しく直立するホルス神。

エジプトでは人気の神で、エジプト航空のデザインにもなってます。

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じっと見つめてると、ペットショップが襲ってきそう(笑)

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時間もあるので、もう一回り。

このアングルだと、天井の黒すくみがわかりやすいですね。

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だから、顔を削るなって・・
保存状態は確かに良いですが、傷だらけですね・・

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顔を破壊するなって・・  やれやれだぜ。

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結構広い中庭。

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ナイル川からの風が、常に吹いてるので、日陰は、ちょっぴり涼しさも感じます。

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写してはいませんが、スタッフも何人かいます。

すぐに、声をかけられますが、バクシーシで払う小銭がもうないので、敬遠。

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肌を露出しすぎの欧米人。

この日差し、大変なことになっちゃうよ。

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そろそろ、引き上げますか。

私の体力も、そろそろ限界です。

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ホルス神殿の見学も終わり。

コム・オンボ神殿と合わせた2つの遺跡見学ミニツアーも終わりです。

ツアーを利用しなければ、半日で巡るのは難しかったでしょう。

それに、レリーフや膨大な象形文字が刻まれた数々の石板。

一生の思い出になりました。ほんとに、参加してよかったです(^_^)

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駐車場へ向かいます。

よくわかりませんが、こういうところで、服を売って売れるのかな。

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ガイドさんから水2本もらってましたが、もう空っぽなので、1本仕入れます。

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エドフ ⇒ ルクソールの町へ

エドフの町にもお別れ。

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観光客は遺跡にしか行かないでしょうが、こういうところも歩いてみたい。

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ちょうどお昼時。パンが売れてるようです。

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銀行ですね。アブ・シンベルで両替した時と同じ銀行かな。

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ナイル川を渡って、いよいよルクソールを目指します。

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こういう、砂漠の中の何もないところに駅があったりします。けっこう、感動ものです。

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線路は複線なんだね。

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エドフから1時間。ルクソールの街に入ったようです。

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いよいよルクソール。ルクソールでは、今日明日と2泊します。

今回の旅の最終目的地といってもいいでしょう。どんな街でしょうか。