さて、コム・オンボを出発。次なる街、エドフへ向かいます。
ガイドさんによれば、コム・オンボ神殿より、ホルス神殿の方が大きいらしい。
コム・オンボの次がエドフなんて、まさにジョジョ聖地巡礼!
コム・オンボの町 朝の風景
コム・オンボの街を出る際、マーケットを横切ります。
自宅の献立を考えながら、商品を物色するニカブ(顔は出てるけど)を体を覆う女性たち。
すごい迫力だと思います。民俗学や宗教を学びたくなる瞬間。
エジプト9栄神の一味が紛れ込んでるかな(笑)
すごい活気で、クルマなんか全然前に進みません。
コム・オンボの街。
豊かな食糧。
このあたりも、まだヌビア地方にあたるんでしょうか。
街行く人たちは、おそらくヌビア人。
ヌビア地方は、世界で最も日照率の高い地方だそうです。
今日もカンカン照りです。
鶏を物色してるのかな。
黒だと、日光を吸収して、すごく暑くなるような気がするんですが。
鶏は卵を産ませるため? それとも、食べるため?
興味深い、コム・オンボのマーケットでした。
郊外に出て、クルマも速度を上げます。
ときおり現れるモスク。
ずっと、線路に沿って北上していきます。
コム・オンボからエドフまでは、1時間くらいです。
列車の通行が思いのほか多い。しょっちゅうすれ違います。
外国人を、ふつうに乗せてくれたら、ナイル谷の遺跡も、簡単に回れたんでしょうけど。
でも、外国人をふつうに乗せたら、観光警察の警備が追い付かないんだろうな。
エドフの町
エドフの町が見えてきました。
エドフは、ナイル川沿いの街には珍しく、両岸にまたがっていて、遺跡は西岸にあるとのこと。
クルマも、ナイル川にかかる橋を渡ります。
エドフの街に入りました。
こういう小さな町も、ゆっくり歩いてみたいですね。
巨大なホルス神殿
神殿に着きました。さすがに、駐車場が広い。
しかし、観光客は多くはありません。
入り口のミニスフィンクス。
遠くからでも見える塔門。
巨大な塔門。
さすがにデカい塔門。高さは36mとのこと。
エジプトでは、カルナック神殿に次いで、2番目に大きい神殿。
ちなみに、左右対称の壁画とのことで、ホルス神の前で、王様が敵をやっつけているシーンとのこと。
ガイドさんから説明がありましたが、これ以上は、語学不足の私には不明(笑)
造られたのは紀元前で今から約2,000年前。
そして長い間、砂に埋もれてました。発見されたのは1,860年のことです。
中庭に入ります。
おお、いた、いた、ホルス神。ハヤブサですね。
コム・オンボ神殿にもいたけど、こっちのは神像です。
ホルス神像は、観光客がじゃれあっていたので、先に内部の石柱やレリーフを見学。
天井部が黒くすすけてるのは、昔台所として使っていたからとか。
気になるのは、削られたレリーフも、決して少なくないこと。
偶像崇拝を嫌う輩の仕業でしょうか。
これなんか、顔をつぶされちゃってます。
遺跡の奥の至聖所には、聖舟。レバノン杉で作られたとのこと。
レバノン杉とは、レバノンやシリアの高地で育った杉で、伐採が進み、いまは保護状態。
レバノンの国旗にも使われているデザインとのこと。
ホルス神殿だけあって、どこもかしこもホルス神だらけです。
そして、数々の象形文字。
顔料の残るレリーフもいくつか。
たしかに、ホルス神殿の方が、規模は大きいけど、こうやって、顔を削られてるのは、見るに堪えない。
コム・オンボ神殿では、あまりそんなことはなかったのに。
ナイル川を表すニョロニョロも、数が違うのもあるんですね。
これは綺麗なホルス神。
昼近くなって、暑さもピークに近くなりました。
神殿の石畳に、流れる汗がポタポタ落ちます。
一回りして、中庭に戻ってきました。
凛々しく直立するホルス神。
エジプトでは人気の神で、エジプト航空のデザインにもなってます。
じっと見つめてると、ペットショップが襲ってきそう(笑)
時間もあるので、もう一回り。
このアングルだと、天井の黒すくみがわかりやすいですね。
だから、顔を削るなって・・
保存状態は確かに良いですが、傷だらけですね・・
顔を破壊するなって・・ やれやれだぜ。
結構広い中庭。
ナイル川からの風が、常に吹いてるので、日陰は、ちょっぴり涼しさも感じます。
写してはいませんが、スタッフも何人かいます。
すぐに、声をかけられますが、バクシーシで払う小銭がもうないので、敬遠。
肌を露出しすぎの欧米人。
この日差し、大変なことになっちゃうよ。
そろそろ、引き上げますか。
私の体力も、そろそろ限界です。
ホルス神殿の見学も終わり。
コム・オンボ神殿と合わせた2つの遺跡見学ミニツアーも終わりです。
ツアーを利用しなければ、半日で巡るのは難しかったでしょう。
それに、レリーフや膨大な象形文字が刻まれた数々の石板。
一生の思い出になりました。ほんとに、参加してよかったです(^_^)
駐車場へ向かいます。
よくわかりませんが、こういうところで、服を売って売れるのかな。
ガイドさんから水2本もらってましたが、もう空っぽなので、1本仕入れます。
エドフ ⇒ ルクソールの町へ
エドフの町にもお別れ。
観光客は遺跡にしか行かないでしょうが、こういうところも歩いてみたい。
ちょうどお昼時。パンが売れてるようです。
銀行ですね。アブ・シンベルで両替した時と同じ銀行かな。
ナイル川を渡って、いよいよルクソールを目指します。
こういう、砂漠の中の何もないところに駅があったりします。けっこう、感動ものです。
線路は複線なんだね。
エドフから1時間。ルクソールの街に入ったようです。
いよいよルクソール。ルクソールでは、今日明日と2泊します。
今回の旅の最終目的地といってもいいでしょう。どんな街でしょうか。