仁川まで帰ってくれば、日本はすぐそこ。
成田まで1,250km、福岡までだったら、わずか560km。
もう、ここにはモスクの姿は見えないし、ニカーブをまとった女性も歩いてない。
漢字や日本語も現れ、イスラム圏から東アジアへ帰ってきた実感のわく仁川空港のコンコース。

アシアナラウンジでうたた寝・・・

日本はすぐそこなのに、ビジネスクラス乗りたさで、わざわざこれから大連に向かう旅客がどれほどいるのだろうか。
でも、成田⇔タシケントのANA特典ビジネスは、63,000マイルを投じることで、仁川乗り継ぎでそのまま成田へ向かっても、日本に背を向けて大連に飛び、そこから成田に向かっても、消費マイルは同じ。
だったら、なるべく多く乗れる方が楽しい、と考える私は旅中毒患者。
日本の各地へフライトが何本も出ている中で、中国の大連行きは10:30。

ほんとに、日本に背を向けて戻る感じですね(^ ^)
さて、往路のようなロングトランスファーではないけど、まあラウンジでくつろぎましょう。

先週の土曜日も訪れたアシアナラウンジ。
時間帯も同じような時間なので、なんとなくデジャブを感じる。

早朝なので、すいていたラウンジ。
寝不足も相まって、ソファにもたれると、あっさり寝落ちしました・・・

そして、なにやら虫の騒ぎを感じて目を覚ますと、もうボーディングが始まっている。
やばい、やばい・・・ゲートに急がなくては。

ビジネスクラスの優先搭乗は、もう始まってました。

でも、寝過ごさなくてよかった。
ビジネスクラスの特典航空券を寝過ごしてパーにするなんて、一世一代の不覚となります。

あらためてボーディングパスを確認。大連行きでシートは2Kの窓際ね。

アシアナ航空 仁川⇒大連のビジネスクラスフライト

2-2という、タシケント路線よりひとまわり小さな機種。
そして、CAさんに「お待ちしてましたわよ」みたいに迎え入れてくれたビジネスキャビン。
優先搭乗がはじまっても客がこなかったので、少々不審に感じていたとみえます。

でも、名前で呼んでくれるし、ビジネスクラスのよさは、日常生活では味わえないVIP待遇だよね。
ビジネスクラスの客は、なんと私1人でした。これも、旅歴で初めての体験。

フライトマップは、まさに、これから日本から旅立とうとするかのよう。
日本に背を向けて、1時間ほど戻ります。

そして、CAさんから中国の入国カードを渡されました。
なるほど、ビジネスクラスで舞い上がってましたが、大連のトランジットは中国入国が必要なのね。

夏晴れの仁川空港。

今日もすごく暑くなりそうだね。

そして機は、朝鮮半島の上空に舞い上がりました。

朝鮮半島の周囲は島が多い。黄海に浮かぶ島々。

黄海の上空は幾度も往来してるけど、いつも雲をかぶってる印象。
今日はよく晴れてるので、島の地形や海流の様子が眺められて楽しい。

地図によるとあの島は長峰島。
街もあるみたいだし、ああいう島を歩く韓国旅も面白いな、と思ったりする。
それにしても、すごい海の色。泥土?それとも赤潮?

カイソンって開城(ケソン)のことだよね。
北朝鮮の大地見えるかな。

かすかに、北朝鮮の海岸線が。
見えたらからって、別にどうということではないんですが(^ ^)

CAさんも大忙しの機内食給仕

飛行時間が1時間半しかないし、機内食はどうなるのかな、と思ってたけど、そこはさすがに国際線。

きちんと提供されるようです。エコノミーの方にも出るのかな。

しかし、昨夜のタシケント⇒仁川でお酒を飲みすぎた。
大連⇒成田のANA便では、またたらふくいただくとして、この路線では自重しときましょう。

水平飛行の時間は40分程度しかないから、CAさんも大忙し。

運ばれてきたのは生春巻きでした。

なるほど、韓国と中国のあいのこといった機内食ですね。美味しくいただきました。

時間もないから、私も急いで食べます。飲み物はコーラにしました。

短い搭乗時間でも、ビジネスはビジネス。
CAさんの心遣いが身にしみるフライトになりました。

大連空港へ

さて、寝る暇もなく機は大連上空へ。

こんなとこを撮っていいのかどうかわからないけど、大連の工業地帯。

そして、黄海で操業する数多くの船。

なんか漁船らしくないけど、漁船かな。

林立するビルに驚きの大連の街。

大連の人口は600万人。それを裏付けるような光景です。

そして、ドスンと勢いをつけてアシアナ機は大連空港の滑走路に着陸しました。
特典マイルの恩恵を受けた遠回りフライトでした。

今回の7泊9日タジキスタン・ウズベキスタンひとり旅の全行程・旅費などはこちらです。
ビジネスクラス搭乗記はこちらもどうぞ
2023年8月 エミレーツ航空 クアラルンプール ⇒ ドバイ
2024年5月 ミアットモンゴル航空 成田 ⇒ ウランバートル