「酒の飲めるサマルカンド」というはじまりだけど、旅人であれば、イスラム圏で酒が飲めないのは常識。
宿泊しているホテルにも、部屋の中に「飲酒は控えるように」という注意書きがあった。
でも、なぜか街を歩けばバーがある。ビヤガーデンがある。
夜がふけると、この街はどんな様相になるのだろうか。
サマルカンド最後の夜は、そんな期待を込めて、ホテルからレギスタン通りに向かいました。
サマルカンド最後の夜を過ごしたナイトバー
時刻は20時。ちょうど日が暮れて、にわかに涼しさがやってくる頃。
タシケント通りには、ビヤガーデンがありますが、私はバーで飲みたい。
夜になってもまだ遊んでる子ども。夜20時といっても、こんなに明るいし。
ウズベキスタン初代大統領イスラム・カリモフさんに挨拶して、目星をつけておいたバーへ。
こちらの店です。
昨日から、新市街へ行ったりアミール・ティムール廟を眺めたりと、この店の前を行ったり来たりしているうちに、雰囲気がいいのがわかって、最後の夜に入ろうと決めてました。
1人用のテーブルはなし。でも、愛想よく招き入れてくれます。
テーブルクロスだけでなく、床も柱もウズベキスタン模様。
そして、珍しく座敷がありました。さすがに、畳は敷いてませんが。
2階フロアもある、この界隈では、ちょっと大きめなレストラン兼バーです。
ちなみに場所はこちら。
さて、届けられたメニューを開くと、もちろんお酒がありますよ。
ビールに、
ウイスキー。
しかしちょっと待て、1杯この値段じゃ、ちょっと飲みきれねえ・・・
アルコールは、まずはビールにしておいて、軽くつまむめるものは・・・
お店のお姉さんに「おすすめは?」と聞くと、これなんかどう、とチキンナゲット。
注文して待ってると、
届けられた巨大なナン。日本流にいえば、これがお通し。
メニューにはワインがなかったけど、
あれはスパークリングワインなのかな。シーバスリーガルはありますね。
そして、待ってました。ウズベキスタンビール。
グラスも凍るほど冷えていて、たまらない一杯です^ ^
チキンナゲットも届けられました。
ウズベキスタンに来てから食べたものは「ラグマン」「ホテルの朝食」「プロフ」、そしてこのおつまみ。
どれもこれも美味しくて、幸せを感じます(^ ^)
あっという間に、ビールがカラに。さて・・・
やっぱりワインはないけど、ウオッカがある。
旧ソ連の影響?
この街は、お酒は飲めても、酩酊状態で外を歩いてはならない。
運悪く、意地の悪い警官などと遭遇したら、目もあてられない。
だからウオッカは自重してカクテル。とりあえずマルガリータにしました。
しかしね、ウオッカ飲んで、酩酊しない人なんているのかな。
では、今宵はマルガリータで、回想にふけることにしましょう。
ウズベキスタンで飲むマルガリータ。なんか、笑える^ ^
そういえば、去年の夏は、メキシコ経由で中南米を旅したな・・・
気持ちのいい、サマルカンドの夜になりました。
時計を見れば21時過ぎ。
レギスタン広場の前を通って、ホテルへ戻りますか。
光と音のショーのレギスタン広場
いい気分で広場の前を通ると、ちょうど「光と音のショー」的なイベントをやってました。
プロジェクションマッピング並みに、けっこう派手にやってました。
30度を下回った気温に、観光客もいきいき。
ほんとに、日中の40度が信じられないような涼しさ。
ひと風首をなでられると、ちょっとひんやり感じるくらいです。夜の砂漠の風。
下に降りたら、「光と音のショー」は終わってしまいました。
ショーは21時までだったみたいです。
でも、このおとなしめな感じのライトアップもいいね。
観光客も、ホテルへ引き上げて行きます。
2025年8月6日(水)が終わり。
旅も、帰国便を含めて、残すところあと4日になりました。
明日は、朝からブハラへ移動です。
ブハラもシルクロードのオアシス都市、楽しみです。
夕方、ホテルを出る前に洗濯して干しておいたシャツや包帯が、あっというまに乾いてます。
美しい街、そして乾いた街、サマルカンドでした。