【大連⇒成田】中央アジア旅のラストはANAビジネスクラスで

中央アジアから帰国する旅なのに、韓国や中国を経由するフライト。

直行便も魅力あるけど、移動している感が強まる乗継便の旅は自分が地図の上をどう移動しているのか、想像できて面白い。

タシケントを昨夜の21:40にアシアナ航空で出発した私は、今朝7:55に仁川に着き、またアシアナ航空に乗り換えて10:55に中国遼寧省の大連にやってきました。

やって来たとは言っても、観光目的でもなく、ただのトランジットです。

とはいえ、いきなり漢字に囲まれて、別の旅をしている気分。

入国&出国のトランジット ANAにチェックイン

ただのトランジットとはいっても、イミグレがどうなるのかまでは調べてこなかった。

乗り継ぎ時間が2時間ちょっとしかないので、これはある意味失策^ ^

でも、運のいいことに、入国してすぐに出国するトランジットであったにも関わらず、イミグレに行列はなく、あっさり、一瞬中国の人になり、次の瞬間無国籍状態になりました。

今回、街は歩かないけど、大連に来るのは2016年12月以来、9年ぶりやね。

 

と、なんとなく懐かしさも感じるANAのカウンター。

今回の中アジア旅。これが最後のフライト。

ANA NH904便の成田行き。もちろんビジネスクラスです。

考えてみれば、昨夜タシケント空港でチェックインした時に、成田までの3本のボーディングパスはすべてもらったので、チェックインする必要なかったのかな・・・

でも、チェックインした関係で、パスがアシアナ航空からANAオリジナルにかわりました。

この便に至るまでのフライトスケジュール。

  航空会社 便名 フライト
帰り(8/9土) アシアナ航空 OZ574 タシケント21:40 ⇒ ソウル仁川7:55
帰り(8/10日) アシアナ航空 OZ377 ソウル仁川10:30 ⇒ 大連10:55
帰り(8/10日) ANA NH904 大連13:15 ⇒ 成田17:15

繰り返すけど、ずいぶんと回りくどい日本への帰り方(^ ^)

オールビジネスクラスだし、仁川から日本へ直行しても63,000マイルという必要マイルは変わらない。

だったら、大連でも経由して、豪華な機内食一食とお酒代をいただこう、そういう魂胆。

マイレージという制度は、特に提携航空会社特典になると、ぐっとわかりにくくなるんだけど、理解する必要なし。

ANAのアプリが導き出したフライトプランと必要マイル数を天秤にかけてチョイスすればいいだけです。

大連周水子国際空港ファーストクラスラウンジでのひととき

では、フライトまでそんなに時間ないけど、せっかくのビジネスクラスオーナーなので、ラウンジに顔を出しましょう。

その前に、いちおうゲートを確認。大丈夫そうだね。

さて、カウンターで示されたラウンジはここ。

航空会社というより空港のラウンジ。そしてファーストクラスラウンジとある。

プライオリティパスでは入れないのかな。だからすいてます。

お酒もある。

30分程度しかいなかったけど、静かに過ごすにはもってこいのラウンジ。

日本人がドカドカ入って来たのをしおに、退出しました(^ ^)

ANA大連⇒成田 ビジネスクラスのフライト

ゲートの横にあった中国茶店。

実は、半年前の2月の北京旅の時に買った中国茶、プーアル茶が自宅にまだいっぱいある。

いくら飲んでも飲みあきないのはなぜだろう?

そんな感慨にふけっていたら、ボーディングがはじまりました。

ANA機は1年ぶり。ANAビジネスクラスも1年ぶり。

つまり、ANA機はマイレージの特典ビジネスクラスでしか利用していない^ ^

静かにフライトを待つ787-8機に乗り込みます。

787-8だから2-2-2のシート配列かと思ってたら、独立のスタッガートシートでした。

完全にプライバシーが保たれる私のもっとも好きなシート。

成田まで3時間というショートトリップだけど、旅の最後を飾るにふさわしい。

隣のレーンには、白と赤のコントラストが眩しい成都航空の機体。

さて、これで、正真正銘、中央アジア旅も終わりです。

手を振ってくれるグランドハンドリングのみなさん。

中国人なのだろうか。ANAさんは各国に対しても教育が行き届いています。

機体はふわりと大連空港の上空へ。

洋風に街路を整備した後、建物は共産圏がつくった、そんな感じの大連の街。

そんな幾何学的な風景ともお別れです。

安定のANAビジネスクラスのおもてなし

CAさんから「大連へはお仕事ですか?」

フライトの全行程など知らされず、目の前の搭乗客リストだけを情報に、客をもてなしてくれるのだろう。

すると、私が特典マイルで乗っているのか、実費を払っているのかも知らないのかも。

現金で払えば、大連⇒成田のビジネスは往復で30万円。

小金を持った裕福な客、と思われているかもしれない^ ^

 

そんな丁寧なCAさんから、ボルドーワイン「ピュイグロー」の2019年ものをいただきました。

安定のANAビジネスクラスのおもてなしと、旅の無事に乾杯。

ショートトリップだからか、メニューはなく、和食、洋食の選択のみ。

帰国フライトですから、和食をチョイス。

アシアナ機のビジネスを4本乗った後だけど、やっぱり日本のキャリアの機内食は手がこんでますね。

ごはんといい、魚料理といい、空の上なのに、町の中級料理屋なんかより断然質がいい。

ひと足早く日本に帰った気分で、美味しくいただきます。

美味しくいただいていると、機は朝鮮半島上空へ。

今回の旅の中継点となった仁川空港にもお別れ。

ごちそうさまでした。美味しい銀たら定食でした。

食後のお茶をいただきます。

帰国便の時間の経過は早い。もう隠岐上空です。

時間経過を遅くするために、日本酒をいただきました。

逆に早くなっちゃうかな。

ビジネスクラスのキャビンに身をゆだねて、お酒をいただき、音楽を聴く。

私の人生において、こんな贅沢はありません。

流れて来た曲はミスチル「ドキュメンタリーフィルム」でした。

まさに、今回の中央アジア旅は、ドキュメンタリーフィルムだったな・・・

日本が近づいて来たので、リンゴジュースなどいただいて軽く酔い覚まし。

鹿島臨海工業地帯上空ですね。成田へ北からアプローチするルート。

成田の十八番ゴルフ場が目に入ります。

そして成田空港第1ターミナルの滑走路に着陸です。

7泊9日の旅が無事に終わりました。

成田は雨でした。

NEXで雨の中自宅へ向かううち、この旅で親切にしてくれた人の顔が浮かびます。

身体が無事に帰ってこれることももちろんですが、心が穏やかなまま帰国できることも最上の喜び。

そんな旅に仕立て上げてくれた現地の皆さん、そして旅の神様に感謝です。