成田空港T1南ウイング ターキッシュエアラインラウンジでのひととき

総武横須賀線快速の始発列車で成田空港へ。

9日間に及ぶ旅は会社員にとっては年に1度。

昨年や一昨年の夏の旅が脳裏をかすめるが、いずれも、人生の楽しみを前にとても穏やかな気持ちの旅立ちだったよな、と思い出す。

人間は、自分が楽しいことを目の前にすれば心は穏やかになるもの。

まして、今回は直前まで台風9号の進路に振り回されたので、台風一過よろしく。

私の気持ちの中も仕事などのしがらみがすべて吹き飛ばされ、今までにない穏やかな気持ちでグリーン車からの車窓を眺めながらの旅立ちになりました。

夏休みの成田空港T1南ウイング

気分が盛り上がるね。

成田はほぼ国際線専用だから、コンコースに入った瞬間から異国気分。

アシアナ航空の南ウイングを確認してチェックインカウンターへ。

国際空港での儀式は、ボードを眺めることから始まります。

何か変化はあるかな?

へえ、ANAにダナン直行便が就航してたんだ・・・

そして、めざすアシアナは・・・35分遅れ・・・問題なし

それにしても、国際線の雰囲気は、いつもながら気持ちが穏やかになるね。

2025年8月2日土曜日の朝。

これからもっと賑やかになりそうな成田空港T1南ウイングです。

アシアナ航空ビジネスクラスチェックイン

さて、目指すアシアナ航空はHカウンター。

ANAとのコードシェア便ですが、韓国への渡航者で2時間前から長蛇の列。

ここで、おもむろにスマホを取り出し、グランドスタッフに紋所のように提示(^ ^)

べつに、イヤな客を気取ってるわけじゃない。

年にそうあることでもないので、この優越感、たまにはいいでしょう。

すると、グランドスタッフのお兄さんは、掌を返したように表情も変わり「どうぞこちらへ」

夏の旅は持ち物が少なくて済む。

カメラバッグのほか、8キロしかないリュック兼キャリー。

これを機内持ち込みお願いすると、快く了解。

そして「ラウンジの場所ご存知ですか?」と、ウズベキスタンの滞在日数だけ聞かれて発券です。

ソウルで乗り継いでタシケント到着は20時。

4時間の時差を考慮して飛行機に乗ってる時間は10時間20分。

10時間20分優越感を味わえるビジネスクラスプラチナチケットです^ ^

 

ところで、中央アジアの両替やATM事情がよくわからなかったので、いちおう手持ちのドルを蓄えておきます。

イスラエルのシュケルなんて、成田で両替できたんだ・・・

そして、気分も高まったところで出国です。

成田空港T1 ターキッシュエアラインズラウンジでのひととき

T1の駐機場で羽を休めるANA機。

さて、さきほどグランドスタッフのお姉さんは「少し遠いですがラウンジはANAかターキッシュをお使いください」と言ってたな。

どういう意味だろう?

アシアナ機のゲート31に一番近いラウンジはユナイテッド。

香水の香りだけで旅立ちムード満点。

今回で61回目の旅立ちなのに。

なるほど、ユナイテッドのラウンジは正午から。

だから、ほかを利用してくれと言ってたのね。

では、31ゲートを素通りして、南ウイングの奥にあるターキッシュのラウンジへ向かいましょう。

ここでも、念の為35分遅れを確認。

ソウルでのトランジットは4時間以上あるから、35分程度の遅れはむしろ好都合。

それにしても、朝一番と最終便直前は、成田空港もガラガラだよね。

24時間稼働していない空港の悲しい人の流れ。

ターキッシュエアラインズのラウンジは、南ウイングの末端にありました。

ここへくるのは初めて。でもこれで成田T1の南ウイングラウンジは制覇かな。

ほかの2箇所と違って、シャワーはないようです。

入り口に、カッコいいトルコ航空機の模型が飾ってありました。

ターキッシュとも、しばらくご無沙汰だな。

時間が早く、まだ人がいないターキッシュラウンジ。

そのせいで、静かで落ち着いた空間。

充実してそうなダイニングバー。

そういえば、朝ごはん食べてないね。

ビジネスの機内食でお腹を満たしたいけど、少しばかりいただいておこうかな。

お酒もあるけど、昨夜は台風がそれたことに祝杯をあげすぎて二日酔い(^ ^)

でも、飲みたくなってしまう酒好き人間の哀しい性。

でも、せっかくのビジネスクラス機内食とお酒を美味しくいただくために、ごく少量としました。

さて、あとはフライトを待つだけのホッとする時間。

ここ1週間の情報をすべてすっ飛ばして、ここに辿り着いた人には知る由もない台風騒ぎだった。

あらためて思う・・・旅って、ほんとに運・・

台風が、あと50キロ西にズレたら・・・あと3時間遅かったら・・・

欠航もありうるほど、影響は必至だった。

駅に来るまでの強風で、折りたたみ傘が壊れたけど、そんなのどうでもいいよ。

出発前から旅の神様に感謝です^ ^

そういえば、イスラム圏への旅も久しぶり。

どんな風景、どんな出来事が展開されるのか、中央アジアへの旅立ちを前に、心臓だけが高鳴ってます。