2024年の2月下旬。
仕事を終え、氷雨の降る中、羽田空港へ向かうシーン。
辛かった仕事からようやく解放され、寒さに凍えながらリムジンバスに乗り込んだのを覚えてる。
しかし、向かうは南半球インドネシア。常夏のジャワ島だ。
こういうとき、着ていくもの、特にアウターに苦労する。
が、今回の旅では、東ジャワきっての名勝ブロモ山の登頂をスケジュールに組み込んでる。
頂上まで行くわけじゃないが、夜明け前の道中は赤道近くでも震える寒さらしい。
というわけで、今着てる皮のコートは無駄にならないけど、まずはANAでジャカルタだ。
動画はこちらです。
ANAビジネスクラスにチェックイン
仕事から解き放たれて、夜の羽田空港に来るのは、もう何度目だろう。
何度来ても、そしてこのフライトボードを何度見ても、勝手にテンションが上がってしまう自分の幼稚さがたまらない。
0:05のフライトに対して3時間も前に羽田空港に来たのは、フライトが特典のビジネスクラスだから。
私は庶民旅人。せっかく特典マイルでとれたビジネスクラスに、時間に追われて飛び乗るような乗り方はしたくない。
60,000マイルを投じて手に入れたプラチナチケット。
そして、往復のフライトスケジュールはこの通り。
航空会社 | 便名 | フライト | |
---|---|---|---|
往き(2/20火) | ANA | NH871 | 羽田0:05 ⇒ ジャカルタ6:00 |
帰り(2/25日) | ANA | NH836 | ジャカルタ6:20 ⇒ 成田15:40 |
2月の3連休に冬休みを3日足して6連休とした日程。
あともう1日休みが取れれば9連休になるのに、これはしかたがない。
ところで、ANAのビジネスクラスは、今まですべてマイルの特典で7度の利用、今回が8度目。
直前になって機材変更があって、完全独立のスタッガードシートがCRADLE(ゆりかご)シートに変わってしまったけど、同じようにお酒は出てくるし、ゆりかごでワインを楽しむとしよう。
羽田空港ANAラウンジでのひととき
羽田空港に早めに来たのは、やっぱりラウンジでゆっくりしたいから。
混んでるのはわかっていても、無料で提供される設備を十分に使いこなさないのは、もったいないと感じる貧乏旅人。
やっぱり混んでた^ ^
月曜日の夜なのにね。
ANA深夜便での東南アジアアプローチは、基本食事は到着前の早朝。
ビジネスクラスなので軽食はオーダーできるけど、ラウンジで夕食は食べておきたい。
羽田空港で時間の余裕を持ちたいがために、自宅での旅装への転換は数分での早業を強いられ、当然夕食も食べていない。
ANA特製カレーをもう然と食べます。
人生4度目となる南半球への旅立ちに乾杯!
おや、機内でも、日本酒フェアをやってるのかな。
楽しみが増えました。
ANA787-8機の「CRADLE(クレイドル)」シート
さて、ラウンジでの時間が過ぎて108ゲート。
香港やバンコク経由もいいけど、直行便はやっぱりロマンある。
といいつつ、明日の朝展開されるジャカルタでの自己責任乗り継ぎが不安。
つまり、明日の朝6時について、そのまま9時フライトのバティックエアでスラバヤへ飛ぶことになっている。
要するに、3時間でターミナルを移動しなくてはならない自己乗り継ぎを控えてる。
どうなることやら・・・でも、自分で勝手に組んだスケジュール。
いまさら、あーだこーだ考えても仕方がない。
さて、ボーディングが始まって、優先搭乗から優先レーンへ。
やっぱり、優越感にひたれて気持ちいいよね。
なんで、あいつがビジネスなの?
という視線ももらうけど(^ ^)
そしてクレイドル・シートにご対面。
身体をおいてみると、ほんとにゆりかごみたい。
180度倒れなくても、乗り心地は良さそうだ。
そして、なんと左側の隣席は空席!
やった! 狙い通り!
オンラインチェクイン直前まで、シートの埋まり具合を確認して、隣席が空席となる確率を上げる奥義ここに極まれりw
そして、CAさんからいただいたウエルカムドリンクは、ミネラルウオーターでした。
お夜食&寝酒を楽しむNH871便の一夜
2024年2月20日のジャカルタ行き。
ビジネスクラスは9割がた埋まっているのに、私の隣だけ空席。
私は、ほんとについてるな・・・
と、感慨にふけってると、氷雨の降りしきる羽田の滑走路を機が動き出しました。
定時より数分遅れたフライト。
これなら、ジャカルタの乗り継ぎ大丈夫でしょう。
真冬の東京にさようなら。
羽田からジャカルタまで5,800km。7時間35分の旅のはじまり。
さて、ビジネスクラスの楽しみをむさぼりつくそう。
最初はおつまみで、寝る前の夜食はサンドイッチでいいかな。
そして、五凛の純米大吟醸をいただきましょう。
そのあとは、もちろん赤ワインも。
翌朝の朝食は、和食、洋食、どちらにすべきか・・・
水平飛行に移って、もうオーダーしてもよいみたいだ。
では、まず五凛。
にこやかにそそいでくれるCAさん。
おつまみは、パストラミチキンに、オリーブ。ANAのスティック。
このつまみが、また日本酒にぴったり。
見慣れた伊藤園とのコラボだけど、こんな写真を撮ってたら、CAさんが「濡らしてしまいもうしわけありません」と、シートを変えてくれた。
なんたる心遣い・・・旅立ちと、素晴らしいANAのCAさんに乾杯^ ^
機は太平洋を南下。
半年前に乗ったクアラルンプール便は台湾海峡を通過するルート。
こちらは、ルソン島上空を横切るルートみたい。
機内が減光されても、ひたすら地図を楽しんでるバカな旅人。
もちろん、他の乗客には配慮しつつ・・・
そして、機内が減光されても、ひたすらお酒を飲み続けるバカな旅人・・・
こんな真っ暗な状態でも、フランスワインを、きちんと注いでくれるCAさんには感謝しかない。
そして、お夜食。
旅の時くらい、身体に悪い行動しても、バチは当たらないよ^ ^
さすがに暗すぎて、なんのサンドイッチかわからなかったので、スポットライトを点灯。
エビちゃんみたいだね。美味しいサンドイッチでした。
連日の激務で、身体はくたばってるはずなのに、気分が高揚してるからいくらでもワインが進むし、目も冴える。
そんな私の気持ちを察してか、紅茶を持ってきてくれました。
深夜まで、ほんとにCAさんありがとう(^ ^)
ところで、ゆりかごシートは、ほんとにゆりかご。
ベッドにはならないけど、気持ちいいくらいに倒れるので、新幹線のグリーン車に乗ってる気分。
いや、グリーン車よりはもっと倒れます。
日本時間は午前2時。
機内も減光というより消灯されて、真っ暗状態。
こんな状態で、マップを見て喜んでるのは私だけ。
みんな、当たり前のように寝静まってます。
ゆりかごシート、気持ちいい・・・
マップを消したら、いつの間にか、寝落ちしてました。
朝食は「鶏もも肉のグラッセときのこのリゾット」で
さて、なんとなく気配で目が覚めます。
機はカリマンタン島上空へ。到着まで、あと2時間半。
つまり、2時間くらい寝たのかな。
2時間でも、しっかりと眠れば熟睡と同じ。
しかし、昨夜、和食と洋食、どちらをオーダーしたのか忘れたw
運ばれてきた、鶏もも肉のグラッセときのこのリゾット。
つまり、洋食をオーダーしていたみたいです。
このチキンが柔らかくて最高だ。
このデザートも、食べるのが惜しいくらい可愛い。
新鮮なアップルジュースで、完全に目も覚めます。
いやあ美味しかった。
いつもながら、ANAビジネスクラスの体験満足度はたとえようがない。
ほんとにCAさんありがとう^ ^
さて、そろそろ着陸体制に入りますね。
予定通りの到着。9時のバティックエアは、ゆっくりつかまえられる。
A席からは、朝焼けがのぞめていることでしょう。
ジャワ島の海岸が見えてきました。
着陸直前のジャカルタ市街の家並み。
そしてソフトなランディング。
ジャカルタのスカルノハッタ国際空港に到着です。
アナウンスによると、ジャカルタの気温は32度。
日本よりも27度も高いところに、わずか7時間半で来てしまった。
私よりも睡眠時間の長い、他の乗客は、もっとそんな感じでしょう^ ^
旅のプレリュードを飾ってくれたANA機に一礼。
インドネシアの旅がはじまりました。