【クアラルンプール ⇒ 羽田】旅の疲れを癒すANAビジネスクラス フルフラットシート

往路に続いて、帰路もマイル特典によるビジネスクラス。

ところで、マイル交換にしろ、実費払いにしろ、片道だけビジネスクラスをチョイスできるとしたら、往路と帰路どちらを選ぶだろうか。

私の場合、即決で「帰り」だ。

旅というのは、いくら好きな道とはいえ、疲れるもの。

その疲労感は、もちろん心地よい種類のものであるが、ビジネスクラスという商品は、その疲労感を、ハードソフト両面で包み込んでくれる。

トータル10万歩超の街歩きをこなした両脚をゆったりと伸ばせるフルフラットシート。

そして、人を人として扱ってくれるCAさんのおもてなしは、旅の疲労どころか、明日から仕事であるという憂鬱な気持ちも忘れさせてくれる。

加えて、お酒を自由にいただける点。

この利点を住路のフライトで実践すると、目的地到着後、大変なことになります(体験済み)

ANA NH886便羽田行きボーディング

さて、ゴールデンラウンジを出て、C24ゲートに向かいます。

今回の、8日に渡るサウジアラビア&オマーン旅の最終ランナーがANA機。

日の丸を見るだけで、気持ちが落ち着くね。5300kmも離れてるのに。

ユナイテッドとのコードシェアでしたか。

では、ビジネスクラスの優先搭乗で、満を持して乗り込みます。

機能性抜群 ANA B787-8機スタッガードシート

往路に続いて、B787-8機のスタッガードシート。

私の大好きなシートのひとつ。

適度な隔離性と、素晴らしい居住性を両立させた、よく考えて作られた設計だと思う。

シートにおさまれば、両サイドはゆったりしてるし、足は思い切り伸ばせる。

それでいて、プライバシーが確保されている点がうれしい。

エンタメは使うつもりないけど、自由自在のスタイルに変えられるシートスイッチ。

このあたりは、少々古い設計かなw

私の席は3A。1Aを狙ったんだけど、埋まってた^ ^

では、いったん席を立って、シートをベッドにしてみよう。

ボタンを押すと、シートは勝手にウイーンと倒れ・・・

見事にベッドになってしまいました。

この機能性がちょうどいい。私が好きな理由。

ファーストクラスであれば、もっとすごいんでしょうけど、正直言って、ひとり旅の身に、これ以上の空間はいらない。

必要マイル数だって、羽田・KL往復のハイシーズンで63,000マイル。

これがファーストクラスだと114,000マイルも投じなくてはならない。

エコノミーにしても、38,000マイルも必要になるし、マイルコスパがダントツにいいのがビジネスクラスだと私は思ってます。

ウエルカムドリンクとともにマレーシアの空へ

さて、羽田まで5,317kmのフライト。

現在14時で、本日中に東京に帰れるなんて、あらためて飛行機ってすごいな。

そして、明日から仕事か・・・と現実に引き戻されたところで、CAさんがやってきてウエルカムドリンクのサービス。

私のことを名前で呼んでくれるし、日常生活ではありえないシチュエーション。

3Aの席からだと、ボーディングブリッジが離れていく様子を観察できます。

ではフライト開始。

楽しかった旅も、これでいったん終わり。

広いクアラルンプール国際空港の滑走路。

舞い上がりました。お、エアアジアにさようなら。

ジャングルに囲まれたクアラルンプール国際空港。

熱帯雨林そのものといった光景。湿気が多いのか、下界も曇ってます。

ジャングルを見下ろしながら、旅を回想。

今回の旅を、短めのワードで振り返ると

「暑い」:常時気温40度超え&常時水分補給

「驚き」:ムスリムの敬虔な姿に胸をうたれた

「緊張」:カメラを構えるたびに緊張w

こんな感じかな・・・生涯、忘れられない旅のひとつになりました。

 

水平飛行に移って、アメニティの確認。

これはアイマスク。昼行便だけど、窓を閉めればいらなさそう。

これは便利なアイテム。

ていうか、いつも使わずに家に持ち帰り、自室で使ってますw

CAさんが食前酒の注文をとりはじめました。

本日は2023年8月8日。搭乗率は6割ってとこでしょうか。

アルゼンチンワインの食前酒

では食前酒ですね。

アルゼンチンワインは6月のソウル便でもいただいたけど、美味しかったので再会を楽しみましょう。

往路でいただいた「醸し人九平次」。これも美味しかった。

カクテルにウイスキー。

お酒はなんでも好きだけど、ワインを選んだのは、食事を洋食にしようとしてるから。

でも和食も美味しそうw

旅の間はずっと中東料理だったし、旅立つ前も、洋食にはごぶさたでした。

だから洋食。そしてメインは牛肉にしましょう。

食事は1回。では、着陸前にはラーメンでもいただこうかな。

テーブルクロスがかけられます。なんで、私が緊張しなくちゃならないんだ^ ^

まず水が注がれて・・・

CAさんが持ってきてくれたアルゼンチンワインのトラピチェ。

注いでくれているところも撮らせてくれるCAさんのイキなはからい。

禁酒の国ばかり歩いてきたので、7日ぶりのお酒。

7日ぶりのお酒は格別。

南シナ海上空を飛ぶANA機にも乾杯。

運ばれてきたアミューズ。

ツナマヨネーズポテトのトルティーヤに、チキンリオナにトマトのパイ。

これは美味しそうだ・・・そして、赤ワインによく合いました。

赤ワインをたしなみながら、窓外の景色を眺める優雅さ。

耳にはノイズキャンセリングのヘッドホン。

すると、流れてきた曲がJUJUの「ただいま」(^ ^)

なんというタイミングの良さ・・・ほんとに「ただいま」ですw

空の上で味わう牛フィレ肉のコース

さて、前菜が運ばれてきました。

サーモンに鴨のロースト。

ホテルで食事をしているような気分。

鴨のローストも美味しい。

そしてメインディッシュ。赤ワインも、お代わりいただき続けてますw

牛肉だけでなく、ニンジンもアスパラも美味しそう。

胡椒をふりかけて、私好みの味付けにします。そして、ますますワインが合うw

窓を見やれば、南シナ海上空に不思議な雲が散らばっている。

この雲が、メディナ郊外に広がる砂漠に見えてきた。忘れられない景色。

デザートが運ばれてきました。

食べてしまうのがおしいようなチーズケーキです。

こういうのをどうやって機内に保存しとくんだろ?

チーズの盛り合わせが、さらにワインを引き立てる。

といいつつ、食後のコーヒー。

チョコも美味しいよね。この旅で、本当に甘党になってしまったみたいだ。

旅の終わりは「一風堂」のプラントベースラーメンで

羽田に着いたら、帰宅するだけ。その後のことは考えない。

だから、お酒がすすむ。シーバスリーガルの12年ものがのどにしみます。

そして、シートをフラットにして安眠・・・

お酒飲んで、ベッドで横になれる。こんな幸せな乗り物ってあるんだろうか^ ^

やっぱり台風を避けてるのかな。若干東寄りのルート。

沖縄の東岸で目が覚めます。

到着まであと2時間。

旅の締めは、一風堂のラーメンといきましょう。

これがなんだか、ただのとんこつラーメンではなく、プラントベースラーメン。

すなわち、とんこつのスープを、文字通り植物でつくったラーメン。

味は、ふつうのとんこつラーメン、すごいなこれは。

この便はマレーシア発。

ひょっとして、イスラム教徒への配慮かもしれませんね。

ラーメンを食べ終わり、本当に旅の終局です。

コロナで3年も渡航が禁じられた海外への旅。

水際が緩和されてから、今回は9回目にして最長の旅。

日数は8日間だけど、総移動距離25,844kmにおよぶ長躯の旅が終わりました。

いくつかハプニングがあったけど、予定通りに帰国できて、なんとなく不思議な気持ちで羽田のアライバルホールを歩きます。

身体がふわふわしてるのは、けっして、機内でお酒を飲みすぎたからじゃない。

やっぱり、生粋のイスラム教国を旅して、常時身体が緊張してたんだな。

日本に入国して、身体中の筋肉のつっぱりをほどいた、そんな感じなんだと思う。

そして、2つの台風のはざまを縫って帰国できる運の強さに感謝。

とにかく、無事にイスラム圏の旅が終わりました。

明日は朝から仕事。

今夜は早く寝て、旅の余韻に浸るのは明日の夜。

ということでおやすみなさい(^ ^)

今回の5泊8日サウジアラビア&オマーン弾丸ひとり旅の全行程・旅費などのまとめはこちらです

 

ビジネスクラス搭乗記はこちらもどうぞ

2018年7月 ANA 成田 ⇒ メキシコシティ

2018年7月 ANA メキシコシティ⇒ 成田

2019年8月 ANA 成田 ⇒ デリー

2020年1月 JAL 台北 ⇒ 成田

2023年4月 エチオピア航空 成田 ⇒ ソウル仁川

2023年4月 アシアナ航空 ソウル金浦 ⇒ 羽田

2023年6月 ANA 羽田 ⇒ ソウル金浦

2023年6月 ANA ソウル金浦 ⇒ 羽田

2023年8月 ANA 羽田 ⇒ クアラルンプール

2023年8月 エミレーツ航空 クアラルンプール ⇒ ドバイ

2023年8月 エミレーツ航空 ドバイ ⇒ ジェッダ