ANAマイルを30000マイル使って、提携航空券(エチオピア航空&アシアナ航空)の特典ビジネスでソウルを往復したのが4月下旬。
それからひと月半、今度は本家本元のANAの特典ビジネスでソウルの週末旅に出向きます。
ANAの場合、ローシーズンのソウル往復特典ビジネスの必要マイル数は25000マイル。
25000マイルあれば、エコノミーで福岡や札幌を2往復できる価値。
いろんな意見があるとは思うけど、飛行機のビジネスクラスというのは、シートなどの設備や食事のグレードだけでなく、旅という自分の価値観を占める空間において、特別なおもてなしを提供してくれるサービス。
こういうのは、なかなかカネで買えるものではなく、基本的にマイルはすべてビジネスクラスに変換してます。
しかも、ビジネスでのソウル往復は、通常なら約24万円。
1マイル9.6円の価値だから、やはりビジネスに変換しない手はない。
水際措置も緩和されて、特典ビジネスなんて争奪戦かな、と思いながら3月ごろに検索してみると6月上旬のソウル便がするっととれた。
もともと、6月は祝日がなく、特典ビジネスはとりやすい月なのかもしれない。
ANAのビジネスクラスは、2019年8月のデリー便以来の約4年ぶり。
少年のようにワクワクしながら、6月9日金曜日の朝、羽田空港に向かいました。
旅行者が増えた6月の羽田空港第3ターミナル
金曜日に休暇を取得して、3連休としたソウル週末旅。
品川駅は通勤客であふれてるかな、と思うと、意外と旅行者も多い。
そして羽田空港に着くと、少なくとも水際緩和後の私の体験では、一番賑わってました。
来るたびに、便数が増えてる。
5類にも移行したし、これから本格的に海外旅需要も回復かな。めでたし、めでたし^ ^
ANAさんにお世話になるのは、今年はバンコク、札幌についで3度目。よろしく!
フライトスケジュールはこんな感じ。
航空会社 | 便名 | シート | フライト | |
---|---|---|---|---|
往き(6/9金) | ANA | NH863 | 2K | 羽田12:05 ⇒ 金浦14:25 |
帰り(6/11日) | ANA | NH866 | 2K | 金浦17:05 ⇒ 羽田19:20 |
特典ビジネスがとれる便を選ぶわけだから、いつもの弾丸日程とは違う、ゆったりした旅程。
ビジネスクラスなんだから、気持ちもゆったりしてきます。
そして、ビジネスクラスのチケットGET!
シート番号2Kもカッコいい^ ^
初体験 羽田空港第3ターミナルのANAラウンジ
実は、羽田のANAラウンジは利用したことがない。
この旅の、まず最初の楽しみ。
そのために、12時過ぎのフライトなのに、10時前に羽田空港に現れた。
ラウンジに入った第一印象。人が多い・・・
この人たちすべてがビジネスの客ではなく、「ダイヤモンドサービス」とかSFC会員の方もいるんだろうな。
私のような旅人には、SFC会員なんて無縁ですw
でも、なんとか窓際の席を確保できました。
どうせ飛行機の中でワインをいっぱいいただくつもりで、迷ってたけど、やっぱり乾杯w
食事も、ビジネスクラスの料理が出てくるんだからと、迷ってたけど、タダなんだからといただいちゃいます。
このカレーライスが、ほんとに美味しかったw
ていうか、ワインによく合った。
まだ食べ足りない・・おいおい大丈夫か?
ちなみに、こんな感じになってます。
美味しそうなパン。食べたくなるよね。
お酒もいろいろある。
ワインのお代わりに、パンの追加。炭水化物まつり・・・
貧乏性の人間はこれだからいけない。
ANAの尾翼すれすれを通り過ぎるエバー航空。そういえば接触したよね・・・
飛行機を眺めてるのって、楽しいな・・・
長くラウンジにいると、搭乗客が一巡する様子がよくわかります。
シャワールームもありました。羽田では、利用する機会はないかな。
さて、旅立ち前の余韻は、しっかりと楽しみました。
では搭乗ゲートへ向かいましょう。
ANA A320-200neo機のビジネスクラス体験
ギリギリまでラウンジにいたので、若干あわてぎみに搭乗口へ。
これから乗る「A320-200neo」機。定員146席の小型機です。
偉くなった気分の優先搭乗。
しかし、ギリギリだったので、すでにエコノミーも搭乗開始、優越感も半減w
そして、ボーディングブリッジを渡ってたどり着いた「A320-200neo」のビジネスクラスキャビン。
8席しかないのに、よく特典で確保できたよなあ。
座ってみれば、当たり前だけど、ゆったり。
あらためて、周りを見渡せば、たった8人だけのスペースなので、かえって特別感あるね。
そして、CAさんがあらわれて、私を名前で呼んでいただくサービス。
「○○様、お待ちしておりました」
日常生活で名前で呼ばれるシーンって、美容室に行った時くらい(笑)
でも、期待してたウエルカムドリンクはなかった。
飛行距離によるのかな。これは仕方ない。
あらためて、チケットを目に焼き付けて、感慨に浸る。
ANAのビジネスは、メキシコの往復、デリーについで4度目の体験。
メキシコやデリーは、フルフラットシートだったけど、寝台のように横になるわけじゃないみたい。
でも、ソウルまで2時間20分ですからw
ドアが閉まりました。いよいよ出発です。
土砂降りの羽田空港。
この雨の中、濡れながら手を振ってくれるマーシャラーの方に、こちらも手を振り返します。
この人たちのおかげで、飛行機は安全に飛べるんだもんね。
ANAとJALが交錯する滑走路。
けっこう奥深くまで進みます。
今日の風だと、34R(スリーフォーライト)まで行くのかな。
先行するANA機。ビジネスの窓からだと、景色も違って見える。
加速していきます。
フワッと舞いあがる感覚。飛行機は美しい乗り物だ。
おお、豪快に水しぶきをあげるロフトハンザ。
さあ、いよいよわが機の番。
東京の空にはばたきます。ソウルまで2時間20分の旅。
こんな素敵な空間なら、もっと乗っていたい。
北朝鮮がミサイルを連発している不気味な空のフライト。
食前酒はアルゼンチンワイン
さて、ビジネスクラスの楽しみのひとつ、機内食。
ウエルカムドリンクはなかったけど、「食前酒はなにになさいますか?」と注文を聞きにきてくれます。
私としては、安定の赤ワイン。毎回そうだw
ジントニックに梅酒。シーバスリーガルの12年ものなんかもある。
全部飲みたい・・・^ ^
ソフトドリンクの品揃えも、なかなかのものです。
そして、こちらが本日のメニュー。「カラス鰈(かれい)」って、どんな料理だろ?
これは、韓国からの帰国便。明後日の楽しみ。
テーブルを出して、食前酒を待ちます。
そして、CAさんが運んできてくれた食前酒のワゴン。
仕草や雰囲気、あるいは幼稚そうな顔の表情でわかるのかな。
私が、ワインラベルを撮りたそうな顔をしてるのを、しっかり見抜いてくれました。
アルゼンチンワインのトラピチェ。
いやあ、深いなあ・・・私好みのテイスティング。
ANAさんは伊藤園と提携してるんだよね。いいよなあ・・エクセレント企業は。
あられも美味しい。ていうか、ワインがすすむ・・
紙コップではなく、機内でワイングラスでワインを味わうだけで、気分が違う。
今回の旅の出発と、無事に取れた休暇に乾杯。
と、こんなことやってたら、さっきのCAさんがお代わりを注ぎに来てくれて、そして幸せそうにワインを飲んでる私を写真に撮ってくれました。
空の上の、素晴らしいおもてなし。
ワインをいただいている間に、機は日本海上空へ。
もう半分来てしまったことを、軽く残念がってると、眼下に島が。
隠岐島ですね。形からいって「知夫里島」。
昨年の10月にも旅した島。8ヶ月後に、空の上から再会とは。
空の上でいただく「カラス鰈」
隠岐島の上空で運ばれてきた豪華なランチ。
さて、カラス鰈がメインディッシュ。
おお、光ってる。そして、岩塩ふうの香りがなんともいえません(^ ^)
こちらはハーブチキンのロースト。これも美味しそう。
さて、いただきます。ムニエル風の調理方法が、カレイにぴったり合ってます。
ローストもパンも美味しかったし、あっというまにたいらげてしまいました。
また、ワインお代わりいただきます。これで4杯目。このくらいにしておこう。
ところで、隣の席の、ちょっとカッコいいおじさん。
離陸するなり、背筋を伸ばして寝入ってしまって、そのまま・・・
食前酒も機内食もなにも召し上がらなかった・・・
ビジネスクラスに乗り慣れているのかどうか知らないけど、庶民の私には、とても考えられない行為だったw
そんな紳士のおじさんに驚いていると、食後のコーヒー。
たぶん伊藤園のお茶。ほんとに幸せを感じる。
そんなもん、ふつうのランチに、ワインに、コーヒーに、お茶だろ。
と言わないでください。
異国への飛行中という非日常空間で体験するから、そして心のこもったCAさんのおもてなしがあるから、特別に感じられるのです。
フライトの様子です。
さて、今回もQCODE登録せずにきたので、健康状態申告書を記入。
そして、韓国入国カードはK−ETA登録者は不要らしい。
ANAさんだけだよ、それを正確にアナウンスしてくれたのは(^ ^)
眼下に広がる韓国の大地。
東京は土砂降りだったけど、こっちは晴れてます。天気の神様に感謝。
おお、ゴルフ場。たしか韓国もゴルフ盛んなんだよね。私は知らないけどw
近づいてきたソウルの街並み。
日中に金浦空港に降り立つのははじめて。だから初めて見る光景。
そして、静かにランディングです。
仁川よりもソウル市街に近い金浦国際空港。
大韓航空機の横に到着です。ANAさん、お疲れ様でした。
すげえ・・飛行機から、一番のりでボーディングブリッジに降りたの初めて。
ワインも4杯でやめておいたから、優越感を楽しむ余裕もあります。
4月以来、今年2度目の韓国。
水際緩和後だと3回目だけど、異国へ脚を踏み入れるときの感覚はまったくすたれない。
何度体験しても異国は違う。
このテンションがあるだけで、私は異国を楽しめる。さて、ソウルへ向かおう。
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