セルビア&ボスニア・ヘルツェゴビナ 弾丸一人旅の費用・治安などのまとめ

3泊6日で、旧ユーゴスラビアのうち、セルビアとボスニア・ヘルツェゴビナを駆け足で巡ってきた弾丸一人旅。

短い日数でしたが、欧州の歴史の交差点ともいえるバルカン半島を垣間見ることができたので、満足できる旅になりました。

そんな3泊6日弾丸紀行をまとめてみましたので、同方面への一人旅を企画されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてください。

セルビア&ボスニア・ヘルツェゴビナ弾丸旅行 全行程

今回の旅の全行程がこちらです。時系列にリンクを貼ってありますので、読みたいところからどうぞ。

日程的には、さほど無駄がありませんでしたね。

工夫できたとすれば、2日目の夜と翌日、ベオグラードの気ままな街歩きもよかったけど、もう少し計画性を持っていれば、ゼムン地区を歩けたかもしれません。

欲をいえば、あと1日あったら、クロアチアまで足を伸ばして、ドゥブロヴニクにも行ってみたかったですが、これは次回の楽しみとしておきます。

フライトスケジュール

  航空会社 便名 フライト

乗継ぎ時間

往き

ターキッシュ

     エアラインズ

TK53

成田21:40 ⇒ イスタンブール4:25

3時間55分
TK1081

イスタンブール8:20 ⇒ ベオグラード8:05

 

帰り

ターキッシュ

     エアラインズ

TK1026

サラエボ20:20 ⇒ イスタンブール0:20

1時間40分
TK52

イスタンブール2:00 ⇒ 成田19:40

 

ほんとに、ターキッシュエアラインズは、弾丸旅行者の味方ですね。

イスタンブールを経由地とする、ターキッシュエアラインズのいつも通りのチケット。

次の利用はまだ決まってませんが、イスタンブールは新空港での乗り継ぎになりますね。

それも楽しみです。

旅費・ホテル代など

さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2019年3月のレートで計算)

用途

利用区間など

費用

飛行機

(ターキッシュ)

成田 ⇒ イスタンブール ⇒ ベオグラード

サラエボ ⇒ イスタンブール ⇒ 成田

141,660円

バス ベオグラード ⇔ ノヴィ・サド 1,300円
バス ベオグラード ⇒ サラエボ 2,600円
バス サラエボ ⇔ モスタル 2,700円
ホテル ベオグラード:ホテル モスクワ 8,200円
ホテル サラエボ:ヘッコ デラックスホテル(2泊) 15,154円

しめて、合計171,614円です。けっこうかかっちゃったな、という印象。

旅費の8割以上を占めるのが、ターキッシュエアラインズでの往復。

航空券そのものは10万円ちょうどなんですが、税金その他が41,660円。これが痛い。

でも、このフライト、会社を退けてから乗れるしほんとにスケジュールに無駄がないんです。

私が現役のうちは、おそらくこれからも何度も利用するでしょう。

それに、機内食4食が出て、ワインも4本頂き、マイルも7,568マイル獲得。

マイル価値を5倍と計算すれば、37,840円。差し引けば約13万円で旅したことになります。

6日で割れば、1日あたり約23,000円。まあ、良しとしましょう(笑)

気候など

3月下旬のバルカン半島は、場所によっても、気候に差があるようですが、ベオグラード、サラエボ、モスタルともに、少し肌寒いくらいで、歩いて観光する分にはちょうどよかったです。

サラエボやモスタルの日中は、日差しも強く、汗ばむときもありましたが、早朝だけは、どの都市も寒い。

サラエボの朝は、氷点下になったことも。

食事など

セルビア料理を口にできなかったのは心残りでしたが、ボスニア料理はおいしかった。

「地球の歩き方」にも書いてあるとおり、トルコ料理風の味付けです。

ピーマンの肉詰めなんて、ピーマンが驚くほど柔らかく、ワインを飲みながら時間をかけてじっくりいただきました。

また、街歩きの途中、疲れたときに寄る茶店の紅茶がおいしい。

アップルシナモンやグリーンティなど、いろんな種類がありますが、どれも何杯も飲みたくなるほどおいしいです。ただし、そんなに安くはない。1杯100円くらいはします。

ボスニアコーヒーは、私的にはいまいちかな(笑)

粒子が粗すぎて、コーヒー飲んでるって気分がしないんです。

いずれにしろ、両国とも、物価は、さほど安いという感じはしなかったですね。

治安など

夜の一人歩きは、極力人通りの多い通りを歩くなど気をつけていましたが、治安は、特に気にするほどのことはなかったと思います。

人々は、どんな思いで日々生活しているのか。

たった6日間の旅では、紛争を繰り返した人々の傷跡まではのぞくことはできませんでしたが、みなさんとても陽気。

サラエボでは、夜遅くまで、レストランで談笑していました。

ただし、サラエボで流しのタクシーを拾う際は要注意。

しっかり交渉しないと、間違いなくボラれます。

私は、3回乗って3回ともボラれました(笑)

なので、交渉しないで乗ったらどんなことになるのか、想像するのも怖いです。

ちなみに、これは治安とは関係ありませんが、帰りのサラエボ空港でイミグレ付近で写真を撮ったら、女性係官に注意され、消去させられました。

これは、私が悪いです(#^.^#)

まとめ

セルビアは、さほど感じませんでしたが、ボスニア・ヘルツェゴビナは、サラエボ、モスタルとも、欧米人溢れる観光地でした。

一番印象に残ったのは、やはりモスタルでしょうか。

夜や早朝の風景を味わうために、宿泊してもよかったのかも知れません。

川が流れる音が常に響き、どこか日本の山峡の集落を感じさせる雰囲気もありました。

今回は、旧ユーゴスラビアのうち、セルビアとボスニア・ヘルツェゴビナでしたが、私にはもちろん、顔や民族の区別はつきません。

なので、民族間の確執があることなど想像する他なかったのですが、サラエボの街を見下ろす丘で見た白い墓標が無数に並ぶ殉死者の墓地が、それはそう遠くない現実であったことを物語っています。

今回の旅で、私は、いっそう旧ユーゴスラビアというエリアに興味が湧きました。

またいつの日か、クロアチアやコソボなども回ってみたいですね。