サラエボのバスターミナルの外観です。
昨夜も、ここで降りてるはずなんですが、暗かったし、記憶があいまいです。
サラエボ バスターミナルでのひととき
ターミナルの中に入ろうとしたら、なんと銃の持ち込み禁止マーク。
バスチケットの購入
バスターミナルに着いたのが、8時30分頃
窓口でたずねてみると、次のバスは9時とのこと。
(ちなみに、この1本前のバスは6時。そして次のは11時半。タイミングよかったです。)
ユーロでチケットを買おうとしたら、ノーノー!と言って、あっちへ行け!、と両替所のほうを指します。
両替所はチケットカウンターのすぐ脇にありました。
ここでも、とりあえず20ユーロほど両替してもらい、バスチケットをゲット。
バス代は21マルカ。約1365円でした。
バスターミナルのプラットフォームに入ります。
セルビアのように、コインは必要ありませんが、チケットを厳しく検札されます。
無関係の者は、絶対に入れさせない、そんな雰囲気です。
モスタル行きは、プラットフォーム12番。
モスタルへは、列車で行くことも考えましたが、本数も少なく、事前の情報では、朝がすごく早いらしいので却下しました。
鉄道の旅も味があって、私は好きなのですが、こうやって、ぼんやり、バスターミナルのプラットフォームを眺めてると、鉄道のメンテナンスって大変だよな、バスはラクだよな、と思います。
鉄道と違ってバスターミナルなら、信号もポイントも、ATSも架線もいらない。
メンテナンスにかかるコストは、段違いでしょう。
大量輸送が必要ない国では、鉄道が廃れていくのは当たり前のような気がします。
まだあと20分ほどあるし、外は何気に寒いので、併設している喫茶店に入りました。
おばちゃんに、「ティー」を頼むと、最初に「グリーンティー?」次に「〇〇ティー?」、そして次に「〇〇ティー?」と聞かれ、3番目でうなずくと、これが出てきました。
聞き取れなかったですが、「アップルシナモンティー」と言っていたような気がします。
この「アップルシナモンティー」がおいしい。
1.5マルカ(約97円)と少々高かったですが。
バスの旅 サラエボ ⇒ モスタル
さて、12番フォームにモスタル行きが入ってきて、出発です。
ぴったり9時でした。セルビアもそうでしたが、バスの発車時刻は正確です。
しかし、出発すると、すぐ朝の渋滞の渦に。
モスタル方面ですね。
直行便かと思ってましたが、いくつかバス停に止まり、乗客を拾っていきます。
そして、ほぼ満席に。
しばらくして、道は山にかかりました。
サラエボですでに標高が500mを超えていますが、モスタルはジナルアルプス山脈の山中です。
トンネルもくぐります。
トンネルを越えると、雪を抱いた山々が。
ワインディングロードのドライブです。
1時間ほどで町が現れました。
こんな山中に町があるのにも驚きましたが、乗客も入れ替わります。
その町を出ると、右窓に見えるのがヤブラニツァ湖。
あとで、グーグルマップをたどって知りました。
鉄道橋も見えます。列車の旅も景色綺麗だったんだろうな。
ヤブラニツァ湖から分かれて、モスタルを流れて、アドリア海に注ぐネレトヴァ川。
鉄道も沿ってますし、なんだか四国の大歩危峡を思い出すような景観。
絶景が続きます。やっぱりバスの旅は楽しい。
鉄道は、ずっと対岸に沿ってます。
あらためて思いました。この鉄道のメンテナンスは大変だこりゃ。
モスタルのバスターミナルに到着
そして、サラエボから2時間半。
モスタルのバスターミナルに到着しました。
時刻は11時半。さっそく帰りのバスのチケットを買い求めます。
17時頃のがいいな、と思って、タイムテーブルをもらうと、15時の次が18時15分になっています。
15時じゃ慌ただしすぎるし、18:15発のをオーダー。
無事に、サラエボへの帰りのチケットが手に入って、一安心です。
帰りも21マルカでした。(当たり前か)
さあ、目指すはモスタルの旧市街です。
バスターミナルは、旧市街から1キロほど離れています。
これは、ホテル?マンション?
山峡の町なのに、日が昇ってポカポカして暖かいです。
サラエボの氷点下がウソのようです。
なんか、すごいですよ。
空爆を受けて、焼失したそのままって感じです。
ボスニア紛争の傷跡が生々しいとは聞いていましたが・・・
この先が、スターリ・モストのある旧市街です。
いきなりの空爆跡にはびっくりしましたが、モスタルはサラエボより雰囲気のある旧市街と言われています。
どんな町なのか、楽しみです。