さすがに、ワイン3杯の昼酒は効きました(笑)
ほんと、いい気分で、のどかな、バシチャルシアをあてもなく歩きます。
賑わいをみせるバシチャルシア
土曜日の午後のバシチャルシア。本当に賑わっています。
今夜のフライトは20:20のイスタンブール行き。
ホテルを17時半ごろ出れば大丈夫でしょうから、あと4時間は、この街を歩き回れます。
人をかき分けなくてはならないほどの雑踏です。観光シーズンではないはずなのに・・
ところで、「~歩き方」にも、バシチャルシアではスリに注意とあります。
私は、貴重品はすべて首からさげたパスポート入れ。
そして、ポケットには、何も入れてませんから、すられるモノがありません。
だから、一番怖いのは、ひったくりとか、力業で襲ってくるケース。
でも、そういうのは、人気のない路地とかで遭遇するものでしょう。
だから、私にとって、人の多い雑踏は大歓迎です。
オスマントルコの古都を、日本の古都に重ねて見てしまいますね。
本当にいい雰囲気の旧市街でした。サラエボの街。
メイン通りのテラス席は、どこも満席という賑わいよう。
ヨーロッパ人がよく訪れると聞きますが、サラエボ市民も多いのでしょう。
おいしかったボスニアワインで酔っ払いながら、方向感覚を忘れて、さまよい続けます。
歩いているときは気づかなかったけど、ここはバザールの横。
歩いているうちに、いつの間にか、またラテン橋に。
ラテン橋が見えるベンチに腰掛けて、音楽を聴きながら時間を潰します。
旅してて、優雅な時間。
少しづつ、陽もかげってきました。
さて、またバシチャルシアの中に入ります。
これは、ブルサ・ベジスタン。オスマン帝国時代の絹の取引所だそうです。
セビリの前にいってみると、人の洪水でした(笑)
これ、夏とかの観光シーズンだったら、どうなっちゃうんだろう。
いろんな路地をあてもなく歩きます。
狭くて、迷う心配がないのがいいよね。
金細工の中には、弾丸の薬莢を使った小物もあると聞いていましたが、ちょっと見かけなかったな。
夕方になって、ますます激しくなる渋滞。
トラムも渋滞してますよ。
そろそろ時計を見ながら行動します。
これは、朝見たモスクですね。
モスクの周囲には、イスラム教徒の姿も。
飲んでみたボスニア・コーヒー
そのモスクの近くの喫茶店で休憩です。
喫茶店に入ったのは、旅の最後に、ボスニア風コーヒーが飲みたかったから。
さて、どんなコーヒーが出てくるのかと待っていると、不思議な金属製のコップに入って出てきました。
上澄みを飲むのが伝統的な飲み方だそう。
たしかに、すぐに口をつけたら、ザラザラした粉末がいっぱい口の中に入ってきました。
味よりも、この鉄器のほうが興味深いですね。
ゆっくりと時間をかけてコーヒーを飲んでる間、なにか「ポコポコ」という音が絶え間なく聞こえてました。
なんだろう? と思ってましたが、目の前が水タバコ屋だったんです。
思わず、笑っちゃいました。
なんか、みんな神妙な顔で、一心不乱に「ポコポコ」と音を立ててるんですから。
このシーン、帰国後もしばらく、思い出し笑いしてしまいました(笑)
夕暮れのサラエボの街
いよいよ、旅も最終局面。ホテルに戻りましょう。
陽がかげると、とたんに肌寒くなります。
ずっと、腕にかけていたコートを着込みました。
今回の旅、弾丸だったけど、満足度100%。来てよかった。
イエスの聖心大聖堂を遠巻きに見て、
聖母の誕生の大聖堂という、バルカン半島でも大きい正教会の下に出ます。
そして、その下は公園になっていました。
早朝にのぞいた公園ですね。
大型のチェスをやっています。ケープタウンでも見かけた光景。
春の陽の長いサラエボ。子供たちも夕方まで遊べます。
そして、永遠の炎の前まで戻ってきました。