さて、チェックアウトして、荷物を預けて、再びサラエボの街を散策です。
とりあえず、さっきキオスクで手に入れたチケットで、トラムに乗ってみようと思います。
サラエボの街 トラムの旅
永遠の炎は人気者。
サラエボ冬季オリンピックのときに灯され、今までずっと、絶やしていないとのことです。
内戦中もずっと燃えていたらしい。どんな仕組みになっているのか・・
これは、永遠の炎の前のマーシャル・チトー通り。
ここから、上りのトラムに乗って、行けるだけいってみます。
上りと書きましたが、上りという表現があっているかわかりません。
でも、一応、向こうが都心なので。
トラムが来ましたが、超満員だったので、1本見送ります。
不思議なんだよね。混んでたり、ガラガラだったり・・・
これはバス。これも見送り。
お、来ましたよ。
なかなか、洒落た外見じゃないですか。かっこいいぞ。
乗車すると、車内改札機を見つけて、チケットを通します。
すると、穴が開いて出てきました。これをやっておかないと、不正乗車になるそうです?? なぜ?
土曜日の午前中。車内は閑散としていますが、すいてるのを選んで乗ったんです。
これは、トラムの背後の風景。
この左側にある緑色の機械が車内改札機です。
これは、アリパシナ・ジャーミヤかな。
トラムから眺める「スナイパー通り」
この辺りから、トラムは「スナイパー通り」へ。
この「スナイパー通り」は、サラエボの街を東西に横断するメインロード。
だから、セルビアからバスで来たときも、昨日モスタルへ行ったときも、私はこの道を通っています。
ところで、この「スナイパー通り」というとんでもなく物騒な名前はどこから来たのでしょうか。
それは、やっぱりボスニア紛争です。
大通りの両サイドのビルに潜んだセルビア人が、通りを横切るボスニア人たちを、狙って射殺していたんです。
ボスニア人だったら誰でもいいので、それこそ子供や女性など、非戦闘員までも・・・
ほんの27年前に、そんな悲劇があったことなどウソのように、土曜日の昼下がりを楽しむ市民たち。
このままスナイパー通りを乗り続けていると、空港のほうまで行ってしまいます。
なので、駅名も見ずに、とりあえず降りました。ここは一体どこだ?
駅前広場。
どこにもモスクがありますね。
見るものがないので、町の名前も確かめずに帰ります。
この駅では、ホームに入る際に、改札がありました。キオスクで買った2枚目のチケットを差し込みます。
トラムでサラエボの街を横断
トラムを待ちます。
待つほどもなく、すぐにやって来ました。市民の足なんですね。
ちなみに、「STUP」という駅でした。
あとでmaps meで確認すると、もう少しで空港という、かなり街外れまで来ていたようです。
今度のトラムは、そこそこの乗車率。席は空いていません。
最後尾に立って、流れさる景色を眺めます。
これが、なかなか面白い。
人を観察するのも面白い。
建物の壁にみえるシミみたいな跡は、弾痕を修復した跡とのこと。
バシチャルシアに近づくにつれ、車内は満員に。
ミリャツカ川に沿いはじめました。
クルマは渋滞してますが、トラムはこの通り。
クルマは入っちゃいけないのかな。
春の陽がさんさんと降り注ぐサラエボの昼下がり。
ラテン橋が見えてきました。
ラテン橋のすぐ横の駅で、ほとんどの乗客が降りていきました。
やっぱり、みんなバシチャルシアに行くんだ。
ラテン橋のすぐ横のモスク。
ここが、バシチャルシアの一番端。
ここで、レールは大きく左に回りこみます。
結局、トラムで、細長いサラエボの街を横断しちゃいましたね。