モスタル スターリ・モストの見える風景【セルビア&ボスニア旅行記 #15】

モスタルとは、ボスニア語で、「橋の守り人」。
そして、世界遺産にもなっている、ネレトヴァ川の両岸を結ぶ橋がスターリ・モストです。

実はこの橋、1993年のボスニア紛争により、破壊されました。

その後、紛争がおさまり、ユネスコ協力を得て、2004年に再建されたのです。

そのおかげで、私などが、こうして美しい橋の外観を眺めることができるのです。

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それにしても、こんな平和そうなところで、目を覆うべき殺戮があったとは、にわかには信じられないな・・・

スターリ・モストの上から眺める旧市街

この狭い町。どこを歩いても、スターリ・モストに行き着いてしまいます。

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まわりはお土産屋さんだらけ。あとで、キーホルダーでも仕入れるとします。

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午後の早い時間、太陽の角度の関係で、写真が撮りにくかったんです。

夕方になって、また、スターリ・モストのまわりを散策に来ました。

ちなみに、石畳はツルツルで滑ります。雨でも降ったら危険そう。

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うーん、まだうまく撮れない・・・  たんにウデがないだけか・・

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これきっと、曇り空で薄暮ぎみだったら、幻想的な絵が撮れそうなんだけどな。

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橋は破壊されちゃったけど、両岸の古い建物は無事だったのかな。
ほんとに中世のヨーロッパを思わせる家並み。これぞ旧市街って感じですね。

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スターリ・モストの西岸

西岸に渡ります。

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ネレトヴァ川の西岸は、カトリックのクロアチア人のエリア。

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でも、こちらも東側と同じように、レストランやお土産屋さんが並びます。

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旧市街のお土産屋さんを、のぞきこみながら散歩するの好きだなあ。

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今まで行った、いろんな町の風景を思い出します。
イスタンブール・エルサレム・イスファハーン・ルクソール・バクー・・・

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いやあ、ほんとにいい雰囲気だなあ・・

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路地を一本入ると、ネレトヴァ川の支流にかかるミニ橋。
あちら側は、あとで行ってみましょう。

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よくみると建物の壁には、無数の穴ぼこが。
紛争のときの弾痕のようです。

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どんどん奥へ進みます。

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狭い旧市街なので、あっという間に、旧市街の終点に着いちゃいました。

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暑いし、のども乾いています。

ハイネケンとミネラルウオーターをオーダー。
「サイダー?」と聞かれ、首を振ります。ミネラルウオーターを炭酸入りで飲む習慣があるんですね。

ロシアに行ったときもそうだった。

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冷たいハイネケンで生きかえります。3月のモスタルが、こんなに暑いとは。

とはいっても、私が歩き回っているから暑いだけで、気温は15度くらいです。

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休憩して、体力回復。

今度は、旧市街から一段下がった路地を散策です。

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ホテルも、それなりにあるようですね。
この町で泊まれば、夕暮れに霞む旧市街や、夜の石畳も見れたんだな、なんて思います。

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ホテルだけでなく、ペンションもいっぱいありそう。
懐かしい、白いワーゲン。

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このあたりにたたずんで、しばらく景色を眺めます。

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これ、夜見たら、なかなか幽玄だろうな。

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じっとしてると、川の流れる音だけがして、どこか、日本の山峡の町のような気もしてきます。

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モスクの塔が目立ちます。

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あのミニ橋のところに行ってみましょうか。

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この橋も、破壊されて再建されたのかな。

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川の流れる音が気持ちいい。
いわゆるシーサイド・ホテルは、何度か泊まったことあるけど、リバーサイドホテルは、あまり記憶にないなあ。

この町に泊まればよかったかな、ちょっぴり後悔・・

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よく見れば、破壊されたままですね。
こんな美しい町をまったく・・・

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観光シーズンは夏と聞きます。
夏は、リバーサイドのテラスも満席になるんでしょうか。

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向こう側の路地は、さっき歩いた路地。

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河原から見上げるスターリ・モスト

河原に降りてみます。

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泳げる夏は、この河原も人でいっぱいになるのでしょう。

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河原から、スターリ・モストを見上げます。

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ちなみに、川の流れは、相当に早いです。

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しかし、ヨーロッパの人って、再建するの上手だよな。
全然違和感ありません。

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記念撮影。サッカーチーム?

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夏は、あの上から飛び込み大会があるそうです。
道頓堀よりは、ずっときれいな川だけど、着水するとき痛そう・・

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夕暮れのモスタル

太陽も傾いてきました。河原から上って、すこし街道沿いを歩きます。
破壊されたままの建物。

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あの先が、旧市街の入り口。

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交差点に出ました。
右へ行けばサラエボ方面。左に行けば、クロアチアのドゥブロヴニク。

実は、今回の旅、欲張ってドゥブロヴニクまで足を伸ばそうとも考えたのですが、さすがに正味4日の旅では、3カ国を訪れるのは無理でした。

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クロアチアは、まだいつでも行けます。
バルカン半島の旅の楽しみをとっておきましょう。

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さて、17時近くになったので、そろそろバスターミナルに戻りかけます。
再び旧市街へ。

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かわいいATMがあったので、少々おカネをおろします。

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そしてお買い物。

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家族プレゼント用に、いくつかキーホルダーを買い求めました。
自分用にも何個か。いい思い出になります。

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今回の3泊6日セルビア&ボスニア・ヘルツェゴビナ一人旅の全行程&費用などはこちらです。