夜明けとともに、ベッドから起き出し、カーテンを開けて、バシチャルシアのほうを眺めます。
眼下のストリートがフェルハディヤ通り。昨夜歩いた通りです。
今日も天気はよさそうですね。
サラエボの標高は554m。そして、まわりは山々に囲まれています。
景色を眺めているうち、朝食後に、周りの丘に登ってみようという気になりました。
ホテルの朝食&所持金チェック
起きぬけの部屋。2泊すると、2日目はたいていこんな感じに散らかります。
頼んでおいたランドリーが帰ってきました。なんか、すごくいい香りの洗剤。
さあ、今朝ももりもり食べましょう。
昨日はハンバーグでしたが、今朝はサーモンフライでした。
部屋に戻って、有り金を数えます。
100マルカ(6,500円)以上あるから、大丈夫でしょう。
1マルカは65円だし、2マルカは130円。
そういうふうに考えると、コインも大事に思えてきます。
早朝のバシチャルシア散歩
今回の旅行は、今日が最終日。
朝食を食べ終わったら、すぐに街に飛び出しました。
早朝のバシチャルシアを見てみたいというのもあるけど、丘の上に登って、サラエボの街を見下ろしたい。
ということは、空気の冷たい朝のうちに行った方が、歩いても汗をかかずにすむ? そんな計算。
この建物は? 地図に載ってない。
その反対側にあったのが公園。
フェルハディヤ通りをさらに奥に進みます。どの辺から、バシチャルシアなのかな?
銀行ですね。
フェルハディヤ通りを歩いていて左側に現れるのが、聖心大聖堂。そういえば、昨夜も見ました。
正確にはイエスの聖心大聖堂というらしく、ボスニア紛争時に激しく破壊されてしまいましたが、今はこの通り、見事に修復されています。
建物の目の前には、ヨハネパウロ2世の像が立っています。
昨夜ご馳走になったレストラン。
ボスニア料理おいしかったな・・・ 今日は、昼もボスニア料理といきますか。
通りの両サイドの建物の様子が変わります。
このあたりから、本格的にバシチャルシアに入った模様。
これは、たぶんガジ・フスレウベイ・ベジスタン。
ベジスタンとは、バザールのこと。500年近く使われているというのは驚きです。
このあたりから、木造建築が目立ってきます。
なんか、京都か鎌倉あたりを歩いているかのよう。
モスクがありました。ガジ・フスレヴベイ・ジャミーヤです。
まだ朝早く誰もいませんが、さっきのカトリックの聖心大聖堂から200mくらいしか離れていません。
フェルハディヤ通りが突き当たるのがここ。
セビリが見えました。
「セビリ」と朝の通勤風景
セビリとは水のみ場。
すごい数の鳩も。
ここが、バシチャルシアの中心。
ホテルからここまで歩いてきましたが、なんとなく土地カンはつかめました。
まだ人もまばら、むしろ、観光客より通勤の人のほうが多いです。
セビリの前の停留所では、トラムを待つ人々。
この「セビリ」。今でも水のみ場として機能しているそうですが。
それよりも、ヨーロッパにいるはずなのに、イスラム圏、あるいは日本にいるような気がするのはなんでだろ?
セビリの屋根が、イスラム建築風だからだと思うけど、まわりの家並みの屋根が瓦に見えるからかな。
スーッと入ってくるトラム。撮影に夢中になってると、轢かれちゃいます。
みなさん、土曜日なのに仕事なのかな。
さて、ではそろそろ、丘の上に登ってみますか。