さて、日が昇りきる前に、街を一望できる丘を探しましょう。
ていうか、maps meでもう探してあります。
こんな感じですね。これは、グーグルマップですが・・・
セビリのある場所から、こんなふうに登っていきます。
現れる墓地
坂を登りはじめると、大規模な墓地が現れます。
紛争とも関係のある墓地でしょうか。
maps meの通りに、坂を登っていきます。
だんだん疲れてきました(笑) やっぱり、朝早く来てよかった。
日中だったら、大汗をかいてるでしょう。
しかしすごいな、この墓標の数。
やっぱり、紛争の影響がありそうですね。
なにしろ、ボスニア紛争は、旧ユーゴスラビアの内戦の中でも特に悲惨であったらしいから。
20万人以上が犠牲になったと聞きます。
1992年。住民投票によって、ボスニア・ヘルツェゴビナは独立を勝ち取り、当時のECもそれを認めます。
ところが、それを認めないセルビア人が軍事行動を開始。
大規模な紛争に発展してしまったのです。
丘の上の展望台から見下ろすバシチャルシア
地図の通りに歩き、展望台に到着。
箱庭のような、サラエボの街。
至るところに、墓地があるようですね。
サラエボを南北に分けるミリャツカ川。
ミリャツカ川に架かる橋の一つが、サラエボ事件発端の地となったラテン橋です。
ここからだと、ギリギリ見えてる橋がそうでしょうか。
一番手前の橋には、観光客の集団が集まっているようですね。
これが、サラエボの街全景ですか。
冬季オリンピックで、子供の頃から知っていた地名だけに感慨深いです。
やっぱり、屋根が日本のように見えちゃうんだよなあ。
ここで、せっかく日本からはるばる持ってきた90~300mmの望遠ズームレンズに交換。
CANON 6Dを手に入れてから、とりあえず望遠なら何でもと、安物の中古を手に入れておいたんです。
300mmなら、おお、よく見えます。
しかし、早朝から、観光ツアーでしょうか。
あれは、ボスニア・ヘルツェゴビナで最も高いアヴァズ・ツイスト・タワー。
ツイストというだけあって、ねじれてますね。
あのタワーは、サラエボのシンボルらしいですが、あれに登れなくても、同じくらいの高さの場所まで来れたので満足です。
ところで、その向こう側のビルはなんだろう。
これは、サラエボの南側にそびえる山々。
昨日歩いてきたモスタルも、こちら側にあたります。
冬季オリンピックが開催されたボティン山もあの山脈のどこかに?あります。
300mmの望遠は強力ですね。
バシチャルシアの端でUターンするトラムもばっちり。
泊まっているわがホテルをさがしたけど、無理でした(笑)
思惑通りに、サラエボ市街の全景が見れて満足です。
さて、下りましょう。
墓地を横目に見ながら、急坂を気をつけながら下ります。
登ってきたときとは、違う道を。
すると、バシチャルシアの端に出ました。
目の前にそびえるのは、旧市庁舎。
この建物も、1992年に全壊だったそうです。新しく建てられたのは、今からわずか5年前の2014年。
道路や、埋め込まれた線路を見ればわかるように、ここでヘアピンカーブのように、回りこんでいます。
この中がバシチャルシアなんですが、バシチャルシアの建物を、ミリャツカ川を渡って、反対側から眺めてみたいと思います。