壱岐・印通寺 ⇒ 唐津「エメラルドからつ」乗船記 ~ 福岡空港から帰京【壱岐一人旅 #8】

対馬と壱岐を3日間でめぐった旅も終焉を迎えます。

壱岐・印通寺から佐賀県唐津にわたり、そのまま福岡空港へ。

そしてANA最終便で帰京するという、最後まで弾丸な日程です。

壱岐については、九州本土と距離が近いこともあり、船便も多く出ているのですが、ほぼ博多を相手にしています。

そんな中、壱岐の南東部に位置する印通寺(いんどうじ)からは、佐賀県唐津へのルート。

今回の旅のスタートは、博多港から対馬の比田勝に渡るところからはじまったので、帰りはルートを変えて唐津へ。

そんな単純な動機です。

印通寺港フェリーターミナルの風景

レンタカーは、フェリーターミナルのパーキングに置きっぱなしにしておいてよいとのこと。

この治安の良さは日本の誇るべき点ですね。

滞在時間が20時間と、丸一日もない壱岐のひとり旅でしたが、おおむね満足な内容。

釣りやサーフィンなど、マリン関係の旅でもない限り、1泊2日でも堪能できる壱岐でした。

乗る船は15:30の唐津行き。唐津東の到着は17:10。1時間40分の船の旅です。

チケットを購入。クレジットカードで買えます。1,840円でした。

早めに港に来たのは、乗船率とかが心配だったからですが、ターミナルはガラガラです。

出航30分前になっても、私以外の乗客はたった1人。

これは通常のことなのか、今日がたまたまなのか。ちなみに本日は平日火曜日です。

15:05に唐津からの船が到着しました。これが折り返し15:30の唐津行きになるわけです。

船の名前は「エメラルド からつ」。

行きと帰りでルートを変えるのは、旅の醍醐味でもあります。

さて、壱岐・印通寺に15:30にいる人間が、今日中に東京に帰れるんでしょうか?

(もちろん、調べてありますw)

乗船客のいない「エメラルド からつ」の船旅

さて「エメラルドからつ」に乗り込みますが、驚いたことに、私を含めて、乗船客は5人。いままでの乗船経験の中で、もっとも少ないです。

定員は350人の「エメラルド からつ」も寂しい限りでしょう。

もちろん、夏のシーズンなどは盛り上がるんでしょうけど。

誰も座ってない、立派な椅子席。

私はカーペット席へ。一部屋占領と思ってたら、家族連れが入ってきたので、部屋を変えます(^^)

船内は自販機もあるし、客船としての設備は整ってます。

まあ、3月じゃ泳げないし、夏になったら観光客で賑わうんでしょうね。

今回の旅では、これをふくめて3回フェリーに乗りましたが、いずれも、乗船率は1割にも足りません。

乗船する際、うやうやしく出迎えてくれる船長やスタッフの皆さんに申し訳なく感じます。

デッキに出て見下ろす印通寺港。

徐々に岸壁を離れていくシーン。何度経験しても、ときめきます。

昨夜お世話になった「割烹旅館 網元」が遠ざかっていきます。

女将さんも、料理も、お風呂も、部屋も、すべてが素晴らしい旅館でした。

また利用したいけど、壱岐に来ること、またあるかな・・

海に向かって落ちていく階段。なんのおまじないだろ?

湾から外洋への出口は、潮が入り混じって、カラフルな濃淡です。

いよいよ壱岐にお別れです。

旅とは、行った以上帰ってくるもの。だから帰りは楽しくないはず。

でも、島旅の出航シーンは、「帰り」というより、「旅立ち」という感覚のほうが強い。

だから、船の旅は楽しい。

しかも、壱岐水道には、常に視界に島があります。

移り変わる島影を追っているだけで、旅愁を感じるのは私だけかな。

 

ちなみに、この船は、海上国道である国道382号線のルートをたどる船です。

国道382号線は、対馬から壱岐を経て佐賀県に至るルート。

今回の旅は、国道382号線の上を、バス、クルマ、船、徒歩で踏破した旅とも言えそうです。

1時間40分の船旅を終えて、九州本土が近づいてきました。

お、あれは唐津城でしょうか。なんとも絶妙な場所に築いたものです。

そして、唐津東港へ入港。

貨物の設備が多い。旅客もさることながら、離島への貨物需要は一定してあるということなのかな。

さて、私は、ここからJR筑肥線で福岡空港へ向かいます。

そのためには、唐津駅へ行く必要があるわけですが、見渡したところ、バスもタクシーもなし。

乗客が、たった5人の船の着岸に合わせて、タクシーが待機しているわけないですよね。

タクシー営業所に電話しました。5分ほどで来てくれるそうです。

唐津から筑肥線で福岡空港へ

17時40分に降り立った唐津の駅前。

本当なら、この唐津も城下町。歩きたいところですが、今日中に東京に帰らなくてはなりません。

明日から仕事です。

筑肥線の博多方面行きは、筑前前原行き。

ところが、しばらくすると「福岡空港行き」のサインが出ました。

空港への直通列車が発着する町なんですね。

こちらは、博多方面ではなく、唐津線という佐賀に向かうディーゼルカー。

近代的なスラブ系レールに、2両連結のディーゼルカーがいい雰囲気を醸してます。

さて、私の乗るべき電車がきました。

福岡空港への直通を待ってると、飛行機に間に合わなくなるので、筑前前原で乗り換えです。

福岡から羽田へのANA最終便は21:20。空港には、遅くとも20時ごろには着いていたい。

唐津を発車した筑肥線の列車は、夕暮れの玄界灘に沿って走ります。

こんなに景色のいい鉄道が、都市部近郊を走っているなんて、福岡の方がうらやましい。

18時半になろうというのに、まだ明るいという点でも、九州がうらやましい。

夕暮れの玄界灘を眺めながら、今日中に東京に帰るなんて不思議な気分。

列車に揺られながら、今回の旅を回想。

対馬から壱岐。そして日本は島国。日本の旅のすばらしさを再認識する旅であったとも思います。

このあたりの海岸にも、元寇の連中は漂着したのだろうか。

知らない地名を駅名票でみるのも旅の楽しみのひとつ。

これで「いきさん」と読むんですね。

埴輪のような馬の模様もあるし、このあたりが「邪馬台国」であったとか?

そして、筑前前原で「福岡空港行き」に乗り換えます。

これで、一安心。明日の早朝から仕事の私にとって、飛行機に乗れる乗れないは、一大騒ぎです。

福岡空港からANA便で帰京

福岡空港は、町の中心に近いので、便利な空港。羽田にも似ている構造。

そしてチケットを発券します。マイレージで確保した、タダのチケット(^^)

飛行機に乗るのが、ひょっとしたら1年ぶり?

でも、席の確保の技術は衰えてなかったw

3席分を独り占めです。

国内線も1年以上ぶりだけど、国際線となると、2年前の台湾の旅の帰国の際にJAlのビジネスを使ったのが最後

さて、ふたたび国際線に乗るのはいつのことになるのだろうか。

まあでも、日本の旅の楽しさを再発見できたのが嬉しい。

コロナが過ぎ去るのを待つのではなく、積極的に日本国内を歩こう。

決意というほどのことではないけど、そんな意思が固まった対馬&壱岐旅でした。

街のど真ん中にある福岡空港。

この光の中に、香椎宮宗像神社もあり、あの暗い海の向こうに対馬と壱岐がある。

そう考えると、地をはう旅も、海を渡る旅も、空に舞い上がる旅も楽しい。

つぎは、日本のどこを歩こうか(^^)

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