対馬のドライブ事情 レンタカーで立ち寄った万関橋&矢立山古墳群【対馬一人旅 #11】

対馬での滞在は2日。正確には32時間しか滞在できませんでした。

まあ、相変わらずの弾丸一人旅なので仕方ないですが、そのため効率的に行動するべく、2日目はレンタカーを借りて、自らハンドルを握り、対馬の南北にクルマを走らせました。

私は、旅するにあたって、なるべく公共交通機関を利用する派。

理由は簡単で、公共交通機関を使うからこそ、その町の日常風景や生活の様子が観察でき、景色も存分に眺められるから。

クルマを運転していると、景色って、意外に眺められないものです。

だから基本的には、レンタカーの利用はなるべく避けてきたのですが、自分で運転することで、気づきもあったので、立ち寄った場所とともに紹介させていただきます。

独り言:「クルマの運転」と「一人旅」

借りたレンタカーのメーターパネル。

 

余談ですが、私はクルマの運転が、あまり好きではありません。

だから、旅するにしても、クルマを使うのはとてもまれで、クルマを使わないと日程的に厳しい、などの場合に限られます。

なぜ私が、旅するにあたって、クルマの運転を敬遠し、なるべく公共交通機関を使うのかといえば、クルマだと「一人旅」気分に浸れないから。

「一人旅」愛好家の方ならわかると思いますが、「一人旅」って、ほんとに一人でいたいんです。

たまに会話をかわす人(旅館の主人など)がいたとしても、礼を失さない程度に敬遠できる。つまり主導権はつねに自分にある。

観光客のどまんなかに放り込まれても、群衆の中の孤独を演じればよし。

雑音がうるさければ、耳にヘッドホンを当てて、さらに自分の世界に入り込めばよい。

それにひきかえ、クルマの運転は、常時相手に気を配らなくてはならない。

当たり前ですが、他車との関係を把握しながら運転しないと事故ります。

この「他車との関係を把握」って、人生においてこれほど精神が疲れることはない。

つまり、自分でクルマを運転する旅は、「一人旅」にならないんです。

鉄道やバス、はたまたタクシーだって、ただ乗ってるだけならば、移りゆく景色を勝手に楽しめる。

ところが、自分でハンドルを握ったら最後、常に相手のことを考えて行動しなければならない。

先行車は、こちらに気づいてる?

側道に立ってる人は、道路を渡りたいの?

後続のバイクは、どちら側にいる?

みるみる神経が消耗していくのが、はっきりわかります(^^)

 

F1などのモータースポーツは好きだし、外国のへき地へ行く場合など、レンタカーのお世話になることもあるので、クルマの悪口は言えません。

前後に他車もなく、絶景スポットでクルマをパーキングにとめられたときなどは、現金なもので、クルマという文明の利器に言い尽くせない感謝の念を表したくなる。

でも、早く「完全自動運転」にならないかな。

100%事故が起きない「完全自動運転」なら、気をぬいて景色を眺め続けられる、私にとって夢のような世界が広がります。

交通量が少なく快適だった対馬のドライブ

とはいうものの、交通量も少なく、快適だった対馬のドライブ。

道路は完全舗装。よく整備されていました。

景色のよいスポットには、駐車場のような空きスペースもあります。

島民の皆さんの運転もやさしく、死亡事故ゼロ記録1090日を実感できました。

対馬は海嶺が隆起したような島ですから、海岸から一歩内陸に入ると山岳地帯です。

そのため、随所にトンネルが整備されていました。

これは、厳原から小茂田浜へ向かうときに通る佐須坂トンネル。1,867mの長大トンネルです。

1,867mで長大? と思われるかもしれませんが、厳原と小茂田浜の直線距離は10㎞ありません。

10㎞のうちの1,867mですから、運転していると、長大に感じます。

 

島で、全国チェーンのコンビニはローソンとファミリーマートの2軒しか見かけませんでしたが、コンビニのような商店はいたるところにあり、ドライブ中の買い物には、心配いりません。

ガソリンは1ℓ185円。

原油価格が上昇しているのに加え、離島価格も含まれてますよね。これは仕方ない。

対馬の運河にかかる橋「万関橋」

みずからクルマを運転することのメリットは、好きなところに自由に立ち寄れること。

この「万関橋」は、厳原から和多都美神社へ向かう途中に通りました。

バスだと、多い時間帯でも1時間に1本なので、クルマを運転したことの余得です。

この国道382号線に架けられた橋「万関橋」。

このあたりは、対馬においても、東西の間隔がかなり狭まるところで、対馬地峡ともいうべき箇所。

もともとは陸続きでしたが、ここに軍艦や水雷艇を通すため万関瀬戸という運河を採掘。

そこに架けられた橋が「万関橋」というわけです。

だから、対馬は、厳密には南北に2つの島に分かれてることになります。

運河を通したのは、1901年のこと。

ロシアとの戦争に備えて、日本海軍が切り開きました。

橋の手前(厳原側)には、パーキングがあり、トイレも併設されています。

私が訪れた時は、誰もいなかったですが、清潔なトイレで、ちゃんと紙も備えられてました。

7世紀後半の遺跡 矢立山古墳群

「矢立山古墳群」には、「小茂田浜神社」の帰り、時間が少しあったので立ち寄りました。

まったく予備知識なく寄ったわけですが、ヤマト政権とのつながりも示す、7世紀の古墳だそうです。

軽い気持ちで立ち寄ったわけですが、ほぼ登山でした(^^)

汗をかきながら、登りつめると、たしかに古墳らしき遺構がみえます。

いつも思うんだけど、こういうことを研究する考古学者ってすごい。

これが最近見つかった3号墳らしい。

1400年も前のお墓ですか。

2005年の発見時には、鉄刀や鉄器も同時に発見されたとのこと。

異国からの進んだ文化により、対馬が栄えていたことを暗示させますね。

学のない私には、すごさがわからなかったですが、対馬の山に足を踏み入れられただけで満足。

ヘビでも出てきそうな矢立山古墳群でした。

厳原の町に戻り、レンタカーを返却。

メーターを見ると43,697㎞。対馬では147㎞ほど運転したようです。

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