さて、対馬から壱岐に渡ってきました。
今日の昼過ぎまでは、対馬の小茂田浜にいたので、なんとなく信じられない気分ですが、同じ島でも、対馬とは格段に小さい壱岐です。
そして、今夜宿泊する「割烹旅館 網元」から壱岐の旅ははじまります。
印通寺港に面した「割烹旅館 網元」
今夜お世話になる「割烹旅館 網元」。
立地がよく、料理もおいしい旅館として、グーグルや楽天トラベルでも評判のよい宿。
ふれこみのとおり、印通寺(いんどうじ)港の目の前です。
あの奥にみえる建物がターミナルかな。
私の名前が書いてあってこそばゆい気分。あとの2組は家族連れのようでした。
チェックインして、部屋に上がります。
やっぱり、日本の旅は、たたみの旅館がいいよね。
たたみの香りに包まれる、懐かしい感覚。
部屋の窓からは、印通寺港を見下ろせる眺望。
これは、ゆっくりとくつろげます。
たたみの上に寝そべり、今日一日、朝から対馬をドライブして、その日のうちにフェリーで壱岐に渡ってきた身体をいたわります。
壱岐牛という壱岐特産の和牛と懐石料理が供される「割烹旅館 網元」。
今回の旅で、唯一の贅沢です。
食事のはじまる19時まで、大浴場にいってましょうか。
玄界灘を臨める展望風呂
「旅館 網元」の自慢のひとつが、玄界灘を臨める展望風呂。
先客は脱衣所にじいさまが一人。
「おや、お若いお兄さん。サーフィンでもやりに来たのかな?」
この時期に観光に来る人などなく、釣り人かサーファーくらいなのだそうだ。
それにしても、「お若いお兄さん」とは・・
外国ではかなり若く見られるけど、ようするに子供に見えるんだろうな(^^)
じいさまが出ていったので、展望風呂を独占。
ほんとだ。印通寺港だけでなく、玄界灘まで見渡せます。
温泉ではないようですが、入浴は身体が温まり、そして疲れもとれますね。
ふだんはシャワー派の私です。
英語の前にハングル語。韓国人が、このような日本旅館に泊まる姿が、なんか想像できない。
幻の和牛「壱岐牛」&海の幸の懐石料理
では、待ちに待った夕食です。前菜からして期待度大です。
手前のは、あわびかな。肉厚なので、わからないw
きれいな若女将さんが料理を運んでくれます。
そこの玄界灘でとれたものばかりとのこと。
お品書きがないので忘れてしまったのですが、女将さんが「寒ブリ、ハマチ・・」と一つ一つ教えてくれます。
飲み物をたずねられ、おすすめを聞くと、やはりここは九州、焼酎でした。
とてもかるく、水を飲んでいるといったら大げさですが、こんな口当たりの焼酎なんて、飲んだことないです。(自宅では洋酒専門なのでw)
九州の焼酎といえばいもを連想しますが、これは麦。
壱岐は、麦焼酎発祥の地のようです。
さて、眺めてるだけでなく、いただきましょう。
ご飯は「壱岐米」です。
美味しいので、なんどもおかわり。
ご飯がすすんだところで、運ばれてきた(たしか)スズキ。
身がプリプリで、猫マタギになるまでいただきました。
ボリュームたっぷりの鍋物もあります。
これは、なんだったけ? 芋雑炊ふうの食感でした。
旅館のHPによると、壱岐は「自給自足できる島」として名を馳せているそうだ。
これだけ、ふんだんに海の幸、山の幸が提供されてくると、掛け値なしかもしれない。
そこへ運ばれてきた「壱岐牛」。私がコース料理として選んだメニューです。
この「壱岐牛」は、なんと年間900頭しか出荷されない。幻の和牛とのこと。
壱岐の牛は、潮風を受ける海のミネラルを含んだ牧草を食べて育つので、肉質がとても柔らかいのが特徴。
たしかに、箸でつまんだだけでも柔らかさがわかる弾力です。
焼き過ぎないようにじっと見つめるので、箸がとまります(^^)
そして、タレにつけて食べます。たしかに、かむヒマを与えないほど、柔らかく、そして弾力もある牛肉でした。
美味しい和牛で満足してると、まだまだ運ばれてきます。
あげたての天ぷらです。
そして、おそば。
最後にデザート。いちごにシャーベット。
ごちそうさまでした。前評判通りの「壱岐牛」&懐石料理でした。
ちなみに、1泊2食で税込み17,600円。格安じゃないでしょうか。
3,000円の壱岐の焼酎を別オーダーしてますが、楽天ポイントを5,000P使ってますので、自分へのご褒美です。
もう一度展望風呂に入って、部屋に戻ると、布団が敷いてありました。
湯上りに焼酎の残りをいただきながら、明日の行動を練ってると、幸福感がこみ上げてきます。
充実の和懐石朝食
一夜明けて、またまた楽しみな朝食。
女将さんが、「壱岐名物のとうふなんですよ」と教えてくれました。
アジのみりん干しの焼きたて。また「猫マタギ」にしちゃいました。
満腹して、ロビーでレンタカー屋さんが来るまでくつろぎます。
そして、食後の散歩。海からの潮風が心地よいです。
「割烹旅館 網元」。
今回の旅で、一点ぜいたくをしたくて盛り込みましたが、大当たりでした。
料理も大満足でしたが、部屋も、お風呂も、そして親切な若女将さんも、すべてが旅人をもてなしてくれました。
壱岐で泊まるなら、「割烹旅館 網元」おススメです。
「割烹旅館 網元」のHPはこちらです。