3月の福岡は寒い。
身体も冷え切ったところで、今回の旅のメインイベント対馬に渡るべく、博多港に向かいましょう。
現在16時半。対馬・比田勝へ向かうフェリーの出航時刻は22:30です。
博多港 2つのフェリーターミナルで迷子になる
さて、古事記ゆかりの「香椎宮」の見学を終え、「香椎宮」の目の前にあるバス停から、バスを乗り継ぎ博多港にやって来ました。
ルートはこんな感じ。鉄道で博多まで出たほうがいいのかな、なんて考えてましたが、バスのほうが便利だし早かったです。
バスは、福岡都市高速の上を約40分で、私を博多港へ運んでくれました。
バスを降り立った博多港。
このとき私は、時刻表こそ調べてきましたが、出航するターミナルがどこにあるかまでは気が及ばず。
とりあえず入ってみると、なんか様子が違う。
こちらのターミナルは、志賀島や海の中道へむかう遊覧船のターミナルで、壱岐や対馬への船もありますがジェットフォイルという高速船。
対馬へのフェリーは「第二ターミナル」と聞いて、そちらに向かいます。
これは「第一ターミナル」の横にあったスーパー。
もうすでに韓国の文化圏ですか?
いろいろ迷うのは、私の専売特許。
さすがに船の時刻くらいは調べますが、発着ターミナルのことなど、なにも考えずに来ました(^^)
誰もいなかった博多ふ頭第二ターミナル
「第二ターミナル」は、船便が限られてるので、ひっそりムード。
2階に上がると、雰囲気でここだなと確信。
そして、時刻表も表示されている。
乗るべき船は「うみてらし」22:30発の比田勝行き。
ハングル文字だらけの案内板が、国際色を高めてくれますが、現在17:22。
そして比田勝行きの出航は22:30。あと5時間もあります。
なんで、こんなに早くターミナルに来たかというと、私のような弾丸旅行者は、基本的に飛行機とか船のように、定員がある乗り物には、もし乗れなかったら?という被害妄想があるんです(^^)
実際、対馬の旅行記をネットサーフィンしてみると、博多港で乗りあぶれたケースなんかもあるみたいだし。
まあ、でもそれは多客期のことで、日常のことではないとは思うんですが、コロナは、いつが多客期でいつが閑散期という常識を吹き飛ばしてしまってます。
なので、安全なのは、早めにターミナルに来ること。
しかし、ごらんのように5時間前はさすがに早すぎ。ほぼ誰もいませんでした。
少し、ターミナルの中を徘徊します。
比田勝行きには1等がないのね。2等で5,430円ですか。
乗船申込書を書く必要があるらしい。青函連絡船の乗船名簿を思い出しました。
日が沈みゆく博多港。
みなと温泉「波葉の湯」で一浴
何の根拠もないけど、出航の3時間前、つまり19時半ころまでにターミナルに戻ってくれば、さすがに乗りあぶれることはないだろうと考えて、それまで温泉に浸かってくることにしました。
これは、はじめから計算していたことで、博多港ターミナルに接して「スパ施設」があることを知り、時間調整に使えるなと考えてました。
時間はたっぷりあるので、「岩盤浴」までついた1,700円のコースをチョイス。
身体も冷え切っているので、ゆっくり温まりましょう。
内部は、さすがに写真は撮れません。
しかし、泉質や温度によっていくつかにわかれた大きな湯舟は最高。
アタマを空っぽにして、ゆっくり浸かると、今日大急ぎで「宗像大社」と「香椎宮」を歩いてきた疲れが、湯にとけ出していくようです。
「岩盤浴」がいかなるものか予習せずに入りましたが、文字通り温められた岩の上に横たわる方式。
湯に浸からない、サウナなどの加熱施設は苦手なほうなので、こちらは早々に退散しました(^^)
そして、十分に温まったところで、施設内にある「れすとらん波葉」で夕食とします。
まずは、生ビールを一杯。風呂上りは格別です。
汗がひかないので、タオルを扇子代わりにしていたら、親切な店員さんが「どうぞ窓を開けちゃってください」。
3月のひんやりした空気が流れ込んできます。
オーダーしたのは天丼。
さっきの親切な店員さんが、笑顔で運んでくれました。
3月とはいえ、雨模様の北九州福岡は寒かった。
温泉と、ボリュームたっぷりの天丼で、身体も温まり体力も回復です。
博多港ターミナルに隣接の「みなと温泉 波葉の湯」。
対馬や壱岐行きのフェリーを待つのには最適な温泉施設でした。
施設を出て、ターミナルへ歩きかけると、「博多ポートタワー」がライトアップされてました。
では、いよいよ神々の島、対馬へ出航です。