澎湖諸島といわれて、すぐにその位置関係を思い浮かべることができる方は、相当な旅通ではないでしょうか。
台湾本島と中国大陸を隔てる台湾海峡。
その台湾海峡に浮かぶ、大小美しい90の島々が澎湖諸島です。
台湾には、湖諸島以外にも公共交通機関で行くことのできる離島がいくつかありますが、おそらくもっともメジャーなうえ、交通の便も豊富。
7月の3連休で会社を休まずに十分行ってこれるとあって、弾丸で観光してきました。
ところで、澎湖諸島は意外に大きく、3連休弾丸だと、さすがに全部は見切れません。
でも、近場ではあるけど離島にも足を延ばせたし、Eバイクで島をツーリングできたし、きれいな海や街並みや夕焼けもみれたし、おいしい海の幸もいただけて、大満足な3連休になりました。
そんな3泊5日澎湖島弾丸ひとり旅を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
7月の台湾・澎湖諸島 3泊5日弾丸一人旅 全行程
日付 | 午前 | 午後 |
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7/14(金) |
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7/15(土) | ||
7/16(日) | ||
7/17(月) | ||
7/18(火) | 羽田4:25着 |
金曜日の夕方に会社をひけて、休み明けの朝、シャワーだけ浴びて出勤する。
この、自分に与えられた貴重な時間を使い切っている感がたまりません^ ^
ところで、澎湖諸島への移動手段は、飛行機がセオリーです。
台北や台中から頻繁に飛んでるし、そんなに高くもない。
船でアプローチするのは、私のようなよっぽどのこだわり派でしょうかw
どうしても船で行きたい場合は、基本的には嘉義からになります。
こちらに簡単にまとめてますので、参考にしてみてください。
台湾のLCCタイガーエア 弾丸にふさわしいフライトスケジュール
航空会社 | 便名 | フライト | |
---|---|---|---|
往き(7/14金) | タイガーエア | IT203 | 成田19:40 ⇒ 台北 桃園22:35 |
帰り(7/18火) | タイガーエア | IT216 | 台北 桃園0:10 ⇒ 羽田4:25 |
台湾のLCCなのに、日本のサラリーマン旅行者が涎を出してしまうようなフライトスケジュール。
こういう飛行機が飛んでるから、会社を休まずに旅を楽しめるんですよね。
しかも、多分セールをやっている時に購入したからか、チケット代は燃料代、機内食、座席指定込みで34,863円。
私の、台湾渡航履歴においても、かなりのロープライスでした。
機内食は、チケット購入時に事前にオーダーする仕組み。
お酒は120元程度払えば、機内でもオーダーできます。
そして、往きは台湾元もってなくても日本円で決済できました。
座席は、ぐっすり眠る目的であれば、多少金払っても、最前列の指定がおすすめ。
足をゆっくりのばしてくつろげます。ま、飛行時間は3時間ちょっとですけどねw
旅費・ホテル代など
さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2023年7月のレートで計算)
用途 |
利用区間など |
費用 |
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飛行機 | 羽田 ⇔ 台北 桃園 | 34,863円 |
飛行機 | 馬公 ⇒ 台北 松山 | 9,500円 |
新幹線 | 桃園 ⇒ 嘉義 ※ビジネス車両 | 6,700円 |
船 | 嘉義 ⇒ 馬公 | 3,400円 |
ホテル | 台北桃園「チョウステイカプセルホテル」 | 7,033円 |
ホテル | 馬公「和田大飯店」 2泊 | 20,000円 |
レンタル | Eバイク 1日半 | 5,160円 |
しめて、合計86,656円です。
円安のご時世に、この値段で3連休を満喫できたとなれば、国内旅行よりも安いかも。
タイガーエア、さまさまですね。
主な訪れた場所
さて、3連休で訪れた場所ですが、
まずは、人口11万人の馬公市街。必要なものはなんでも手に入る便利な町。
澎湖島の離島「桶盤」。玄武岩の崖と、サボテンが見事でした。
澎湖島民の憩いの場、観音亭親水遊憩区。
今回の旅で、もっとも感銘を受けた村、伝統集落二崁(アーカン)。
島内の移動手段Eバイク
澎湖島は、小さいように見えて、海岸線が複雑に入り込んでいるため、馬公の町から各地に行くには、相当な距離を要します。
馬公から伝統集落二崁まで、直線距離では約6km。しかし、35kmの道のり。
したがって、自転車は現実的ではありません。
そして、ジュネーブ条約外の台湾では国際免許証を使うことができず、クルマやバイクを運転するには、中国語に翻訳した免許証が必要なんです。
なので、旅行者が手軽に島内を移動する手段としては、免許証がいらない電動バイクがもっともおすすめですね。
Eバイクで島内を移動するにあたって、もっとも注意を要するのが、当たり前だけど運転。
島民が飛ばすバイクとは、スピードレンジが全然違いますw
だから、へたにレーンチェンジなどせず、おとなしく右側路肩ぎりぎりを走り続けるのが肝要。
そして、気になる充電ですが、島の至るところに充電スポットがあるほか、20元払えばセブンイレブンでバッテリーごと交換してもらえます。
充電は満タンにするのに30分くらいかかるそうなので、私はもっぱらセブンイレブン。
そして、走り出せば、澎湖島の素敵な景色が広がります。
もう最高ですよ(^ ^)
ビーチには、更衣室やシャワーなどもあったので、水着やシュノーケルなど準備していけば、プライベートビーチのように楽しめますね。
今回Eバイクをお借りしたラブポンフー様のサイトはこちらです。
澎湖島の気候・食事など
北回帰線のほぼ直下にある澎湖島ですので、そりゃ暑いですw
夏至の時期に訪れたので、正午ともなれば、太陽は真上。影が限りなく小さくなります。
でも、海に囲まれてるので、気温そのものは台湾本土よりおとなしめ。
やはり注意すべきは日差しなので、日焼け止めクリームは必須(男でも)と思われます。
そして、島で提供される料理。
やはり、新鮮な海鮮が美味しい。
もちろん、ふつうの台湾庶民的料理もありますよ。
こんな具合に^ ^
バーもあって、澎湖島でウイスキーも楽しめました。
まとめ
ことあるごとに、メディアで取り沙汰される台湾有事。
私のような外野の人間には、本質のところを知る機会はなかなかないですが、昨今の中共の動きを見ていると、取越苦労と考えるのは早計でしょう。
最近のニュースでは、澎湖諸島や、さらに大陸に近い馬祖などの通信ケーブルが、人為的に切断されたという報告もある。
そういう地域での生活というのは、どんな日常なんだろうか。
今回の旅にあたって、そんな低劣な好奇心がまったくなかったかといえばウソになるけど、現地では台湾本土の親日度そのままのおもてなしをうけたし、人々の生活には温もりがあり、正直ほっとしました。
ところで、今回の旅では、島内ではひとりの日本人とも会いませんでした。
日本人の海外渡航への回帰がまだ道半ばである上、台湾本土から離れた離島。
それゆえ、同じ台湾でも、リゾート気分とノスタルジックな感触が織り混ざった、とても楽しい3日間を過ごせました。
なんか、秘密の隠れ家をみつけたみたいな^ ^
澎湖諸島には、まだまだいっぱい島があるし、澎湖以外にも、素敵な離島が東シナ海には浮かんでます。
行きたいところが多いのは、旅人の悩みであり楽しみ。
ぜひとも、近いうちに再会を果たしたい。
では、澎湖島と島民の皆さん、「再見!」(^ ^)