ANAマイルで行く週末プチ贅沢鹿児島ひとり旅 「アートホテル鹿児島」からの桜島眺望

2023年に入って、海外かぶれぶりをますます発揮している私。

3年も我慢したんだから、とにかく今年は毎月外国へ行くんだとひとり勝手に息巻いてるが、そう決意したのは2022年の12月。

それまでは、コロナに惑わされずに外国に行けるのはいつなんだろう?

などと疑心暗鬼にとらわれてたので、貴重なANAマイルを国内線の特典航空券に充ててしまっていた。

さすがにそれを使わずに、無駄にしてしまうのも忍びないので、7月の週末に鹿児島へ行ってくることにした。

この旅は本来であれば、2月の冬休みに「種子島&屋久島4泊5日旅」となるはずが、ふつうに海外に行けるようになったので、その日程はそのまま「ブルガリア&ルーマニア4泊6日旅」に化けた(^ ^)

というわけで、繰り下げ、あるいはハズレ1位みたいな旅ではあるが、実は数十年ぶりの鹿児島訪問になる。

動画も作ってみました。

ANA機で羽田 ⇒ 鹿児島空港へ

国内旅行だって、空港へ来ればテンション上がる。

しかし、本日は九州方面の天気がすぐれず「条件付き運航」。

着陸できず引き返す場合は、エアターンバックということになるのだろうか。

しょせん、本日は遊び人の身。

エアターンバックの経験も面白そうw

鬼滅の刃仕様のANA機を眺めながら、不遜なつぶやき・・

東京も雨模様の上空へ離陸。浮島って、ほんとに工場だらけだな。

そして相模湾。

江ノ島を眺めるのは久しぶり。

本日の鹿児島便はガラガラ。「条件付き運航」だから??違うよね。

機体も鬼滅の刃なら、紙コップも鬼滅の刃。観たことないけどw

しばらく雲の上を飛んでたけど、雲が切れた瞬間・・・ここどこだろう?

これ、すごいな・・・災害級の雨が降ってるみたい。

しかし、無事に鹿児島空港に到着。

悪天候にも関わらず、定時運行でかつ乗り心地も良かった。

幸先のいい旅立ち。

雨の霧島神宮&黒豚ラーメン

この週末旅はレンタカーが足。

鹿児島空港からトヨタレンタカーまではけっこう離れてる。

送迎があるのも知らずに、土砂降りの中歩いて行った馬鹿者です。

あてもなくハンドルを握っているわけではなく、まずは霧島神宮へ。

霧島神宮を訪れたのは、最近興味を持った「古事記」に惹かれたため。

アマテラスの孫ニニギが、天孫降臨として下界に降り立った地。

 

しかし本日は「天孫降臨」どころか「傾盆大雨」である。

まさに、バケツをひっくり返したような大雨だけど、神社や寺は雨が似合うと強がってみせる。

いや、ほんとに、神社(ここは神宮か)は雨が似合うよ。

とはいうものの、雨で行き場がないので、ひまつぶしにおみくじを引いてみた。

旅立ちは「病気に注意せよ」とのこと。そういえば、またコロナが流行りはじめてる。

相場の「大ゆれにゆれる」も気になる。

円安の巻き戻し相場の前兆?

霧島神宮から鹿児島市内へむかう街道の道中。

本日のランチは、鹿児島名物「黒豚ラーメン」と決めていた。

レンタカー運転だと、アルコールを口にできないのが辛い。

920円の黒豚チャーシューメン。

どうせだから、にんにくもたっぷりかけてみる。

濃厚なスープにぴったりな太麺。これは旨いわ。

これは豚トロなのかな、黒豚も柔らかくて美味しい。

ぎょうざもつけて大満足なランチになりました。

満腹したところで、今夜の宿泊地鹿児島へ。

鹿児島市立維新ふるさと館

ホテルのチェックイン時刻が14時なので、時間調整に寄った「維新ふるさと館」。

西郷隆盛って、本当はどんな人だったのかな・・・

生前の西郷隆盛と話をしてみたい。

海外かぶれの私でも、実は日本の歴史大好き。

こういうとこに来ると、時間を忘れてしまう。

鹿児島といえば島津家か。

江戸までの距離、参勤交代大変だったろうな。

ザビエルも上陸してるよね。

しかし、よく日本はキリスト教社会にならずにすんだものだ。

すごいねこの一帯は。

歴代のスーパースターたちの生誕地ばっかり。

日本を一つにまとめた英雄たち。

アートホテル鹿児島からの眺望

そして、この週末旅の目的「アートホテル鹿児島」。

楽天トラベルで予約した、「【1泊2食付き】鹿児島大隅産うな重特上付きプラン」。

部屋は「7階以上桜島ビュー」をチョイスして、25,000円。

楽天ポイント10,000ポイント拠出したので、実額払いは15,000円。

噴煙の上がる桜島を見たかったんだけど、ダメみたいだ。

噴煙は見えなくても、桜島の姿さえ見れれば・・・

それも無理っぽい・・・

バルコニーの向こうには、桜島がどーん、と寝そべっるはずなのに・・・

今年は外国を優先して、日本がおざなりになってたから、旅の神様にちょっとそっぽをむかれちゃったかも^ ^

明日の朝までに、裾野だけでもチラッと見せてほしい。

桜島が見えなければ、この週末旅の価値は8割減だけど、部屋は清潔で広い。

3人、子連れなら4人くらいまでは泊まれそう。

シャワールームも綺麗だった。

することもないので、雨のベランダに出て、のんびりと鹿児島湾を眺める。

こういう週末もいいよね。

向こう岸にかすかに見える大隅半島の垂水に向かって出航していくフェリー。

入れ違いに帰ってきたフェリー。

フェリーを眺めてたら、一瞬霧が晴れた。そして姿を現した桜島。

いやあ、よかった。これを見にきたんだから。

鹿児島まで来て、この島を見ない手はない。かっこいい島だ。日本の南の玄関。

桜島を見ることができたので満足。

ホテル内を見学に行く。

これは「桜島ビュー」の反対側。宿泊料が大きく違うのもうなずける。

でも、下にローソンとセブンイレブンがあることを発見。今夜はワイン三昧。

スパもあるみたいけど、この雨では割愛だ。水着も持ってきてないし。

鹿児島大隅産うなぎ特上

さて、今夜のホテル宿泊にセットでつけた「大隅産うな重特上」を堪能しよう。

その前に、食前酒だ。

せっかくの鹿児島なんだから、「薩州正宗」。

飲み心地はけっして軽くはない。

それだけに九州のお酒という口当たり。

こんな週末もいいな。

そして、運ばれてきた「大隅産うなぎ」。

なんとなく、見た目が違うな。

大隅産の活きのいい「若うなぎ」を使用しているとのこと。

鰻をさばいて一度焼き上げた後、じっくりと蒸して、更に焼き上げる調理方法。

外側はカリッとしてるけど、中はモチモチになるらしい。

たしかに、いつものうなぎの食感とは違う。

若干かためで、かみごたえのある食べ甲斐のあるうなぎ。

いやあ、美味しかった。

部屋に戻り、ふたたび出迎えてくれた桜島。

桜島の噴火は、年間平均で200回くらい。

3分の2の確率で見れるはずなのに、本日の桜島は眠ってました。

私のホテル観は、街歩き第一、立地&コスパ最優先。

みたいな考え方に凝り固まってたけど、ホテルステイが目的のような泊まり方もたまにはいいな。

自分の部屋の窓にしたい。

贅沢な週末に夕暮れが迫ってきた。

時刻は19時半を回ってるのに、日の長い九州がうらやましい。

鹿児島空港ラウンジ&日本列島上空の帰京フライト

楽しみな、ホテルのビュッフェ。

炭水化物多めになるけど、ここでケチっても仕方ない。

食べたいものを食べたいだけ詰め込むのみ。

桜島に別れを告げようと思ったら、ふたたび霧の影に隠れてしまった。

レンタカーを運転して鹿児島空港へ。

市電をつくってるメーカーって、同じなのかな。

ルーマニアで見たトラムにそっくりなんだけど。

そしてふたたび鹿児島空港。

乗る便は11:45の羽田行き。

フライトまであと1時間。

1時間しかないけど、鹿児島空港のラウンジを初見。

ANAダイナースカードを提示して入室。

お酒もあるね。

ビールもソフトドリンクも。

この琥珀色の液体が落ち着く。

昼間っからウイスキーでも罪悪感なし。

今回の旅は休暇とってない。

帰りの便も鬼滅の刃。そんなに人気あるのかな。

旅以外はまるで音痴。

1泊2日だったけど、楽しかった鹿児島にさようなら。

飛行機はマイルでタダ。ホテル代とレンタカー代で得た非日常だった。

九州から太平洋上へ。

足摺岬が眼下に。

続いて室戸岬。

室戸岬から淡路島までが視界に。

気分が高揚する日本列島上のフライト。

潮岬上空を通過。

あれは那智川かな・・・すごい濁流になってる。

こちら側から、新島、鵜渡根島、利島、大島。

昨日の荒天がウソのように、くっきりと見える島影。

東京近海でも、実は海こんなに綺麗なんだ。

富士山まで浮かび上がってきた。楽しいフライト。

平べったい房総半島。

ゴルフ場だけは、異常に多い。

そして、ホームタウン東京湾上空。

羽田空港に到着。

日本の南端鹿児島までの週末旅終了。たまのプチ贅沢な旅。

飛行機って、ほんとに不思議な乗り物だな。