27年ぶりに鑑賞した上海雑技団のパフォーマンスに感動。
メトロで外灘に出たときには、すっかり空気も冷たくなっていました。
2024年12/8日曜日の夕方。会社員であれば、翌朝からの勤務が気になりはじめる頃。
私も同じです。会社員ですから(^ ^)
こんなとき、家にいたら、はっきり言ってロクなことはない(断言!)
仕事が気になるなんてのは、だいたいネガティブな方向に。
そんなときに家にいたら、ネガティブがネガティヴを呼んで、自分の気持ちが収拾つかなくなる。
だから、出勤直前まで、自分の好きなことしてればいいんです。
旅人ならば誰でも経験あるはず。
日曜日の夜に夜行列車や夜行バスに飛び乗って、東京に朝着いて、そのまま出勤する。
私もこれから、深夜便で羽田に帰り、仮眠して、翌朝出勤です。
焼き小籠包&12月の外灘の摩天楼
そのまえに腹ごしらえ。
外灘に向かう南京東路に併設された美食街。
焼き小籠包6個と水で30元(600円)。香港の半分ではないかと思うくらい安い。
そして美味い、熱いw
満腹してふたたび、日曜日で賑わう南京東路へ。
外灘は2017年4月以来、7年半ぶり。
黄浦江をゆく遊覧船。
7年半前は4月だったけど、12月の冷たい空気の外灘もまたいい。
旅とは、記憶との対話なんだよね。
だから、幾度繰り返しても面白い。
同じ場所であっても、同じ時間でない。
つまり、旅に、まったく同じピクチュアはありえない。
懐かしんでいると、時間なんて、あっという間にたってしまう。
というわけで、フライトのタイムリミットが迫ってきました。
羽田行きは21:10の春秋航空。そろそろ浦東空港へ向かいましょう。
上海浦東空港VIPラウンジでのひととき
メトロ2号線は、外灘から浦東空港まで直行してくれるから便利だけど、ちょうどラッシュアワー。
ずっと立ちんぼで、さすがに疲労を覚えながらコンコースへ。
春秋航空の9C8515便は21:10のオンタイム。
2:20の成田行きなんてのもあるんだね。でもこれだと、エクストリーム出社には少々厳しいか。
どんな場合でも、海外の場合はフライトの最低2時間前をルールにしている私。
チェックイン、ほぼ一番乗りでした。
そして、夜景を鑑賞するために窓際ゲット。
とことん好きなことして、とことん仕事を忘れる。
2024年12月の私は、まさにそんな心境。
とはいうものの、翌朝そのまま出社だと、身だしなみの問題もある。
なので、シャワーが使えるVIPラウンジへ。
もちろんプライオリティパスで利用できます。
プライオリティパスが利用可能なラウンジは、近年とみに評判が悪いらしいけど、空港と時間帯によってはガラガラのこともある。
だから文句を言うべきではないですよ。
単純素朴だけど、こんなご馳走だって、タダでいただけるんだから。
今回の週末弾丸旅の成功に乾杯^ ^
2箇所の美しい水郷古鎮も見れたし、その水郷にも泊まれた。
上海雑技団の演技も見れたし、久しぶりの外灘の摩天楼も鑑賞できた。
1泊2日でこれだけ堪能できれば、なにも言い残すことはない。
そして、おもむろにシャワールームへ。
羽田に着いて、ベンチで野宿して、そのまま出社だと、やっぱりシャワーのあるなしは大きく関わってくる。
一応ビジネスマンなので。
では、ゲートの方に向かいますか。
春秋航空機から見下ろす上海の夜景
さて、来る時もお世話になった春秋航空。
日本に向かう中国人たちに混じってボーディング。
このごに及んでも、日本人を見かけない。
ノービザ解禁してまだ1週間だからね。
おかげで、まだ旅している気分は継続。
それにしても、中国人のCAさんは美しいな。
機内はほぼ満席なのに、私の隣席は空席。ひとり旅の余得。
動き出しました。
手は振ってくれないけど、一生懸命作業しているグランドハンドリングさん。
帰国便でも、ムーンライトは旅の雰囲気あるよね。
離陸しました。羽田到着は0:45です。
上海浦東空港にお別れ。
そして、ターミナルビルの「上海」の文字にも別れを告げます。
なんにしても、中国政府がノービザ渡航を再開してくれて本当によかった。
ビザ取って行けばいいじゃん、というのはリタイアしてる人でしょ。
中国の観光ビザをとるには、申請書に上司の名前と連絡先を書く必要がある。
そんなの、私には無理。
だから、本当にノービザを待ち望んでた。
日本人にとっては、中国へのイメージは賛否両論あるでしょう。
各人が各国に対して、どんな思想をもってもまったく構わないと思う。
私は、日本文化をもたらした中国文化が好きだし、街の雰囲気も、中華料理も好き。
そして、思えば、周荘でタクシーが拾えず、途方に暮れた時、何も言わずに私をヒッチハイクしてくれたお爺さん。
あんな、孔子のようなお爺さんがいるなんて、いつか恩返ししなくちゃいけない・・・
たった2日の週末弾丸旅で、忘れられない思い出ができるなんて、だから旅は面白い・・・
そんなことを考えていると、いつのまにか眠りに落ち、春秋航空機は深夜の羽田空港にランディングしました。
JALとANAにはさまれた、面白い構図。日本に帰ってきました。
搭乗客は、みな方々へ散っていったけど、私は長いすに横たわります。
明日の朝のバスの時間までもうひと眠り。2時間半くらいは眠れるかな。
眠る前に、パスポートを開いて、たしかに週末弾丸旅を中国に向けて敢行したことの証跡を確認。
中国の入出国スタンプの形は、コロナ前と変わってなかった。
よみがえる思い出。旅は本当に記憶財産だと思う。