台南のホテル「来点子站前旅店」&花園夜市の賑わい【台湾旅行記2023 #11】

さて、人口185万人の台湾南部の街「台南」にやってきました。

今朝早くに台北のドミトリーをチェックアウトして、奮起湖を往復してたのですでに夕方。

台南駅は、日曜日の家路につく市民でごったがえしてました。

高鐡(新幹線)ではない在来線の駅は、日本と同じく、野暮ったさがあります。

台南に、いろんな漢字があるものです。

夕暮れの台南駅 駅頭風景

台湾訪問は5度目になるのに、台南を訪れるのは初めて。

駅を出て振り返ると、旧駅舎は建て替え中、あるいは取り壊し中。

どんな駅に生まれ変わるのだろうか。

台南は、台湾の古都といってよい街。

日本が統治し、首都が事実上台北に遷都されるまでは、台湾島の玄関口であり、史跡も多く残されている。

だから、台南訪問は、今回の旅のメインイベントのひとつ。

夕暮れ時、さすがにバイクも多い。

南の町の駅前には、背の高いパームツリーがよく植えられているが、これが実に薄暮がかった空に似合う。

さて、今夜の宿は、台南駅からごく近い駅前ホテル。

でも、こんな高級な「台南大飯店」などではない。

しかし、台北もそうだったけど、どうも観光旅行復活に合わせて、ホテルが値上がりしているような実感。

この「モスバーガーの」かどを曲がったところに、予約した「来点子站前旅店」はありました。

「来点子站前旅店」(Lightness Hotel)に投宿

ホテルズドットコムで、1泊5400円で予約した、台南駅から徒歩5分のホテル。

おそらく「台南大飯店」の半分以下。

でも、フロントのお兄さんが、新日台湾を絵に描いたような親切ぶり。

部屋まで荷物を持って移動してくれて、設備をいろいろと説明してくれます。

門限は22時ですよ〜 でも、裏の扉がこのカードキーで開くから大丈夫だよ〜

なるほど、いい部屋です。これで5400円なら十分です。

提灯風のルームライトがいかしてます。

ところで、Googleマップだと「来点子站前旅店」なのに、ホテルズドットコムでは「Lightness Hotel」となってるのは、なぜだろう?

完全に地続きですが、広いシャワールーム。洗濯もしやすそう。

さっそく洗濯です。

除湿つきエアコンがあるのを確かめてから洗濯しましたw

チャーハンと小籠包の夕食

さて、日も暮れたので、台南の夜の街を散策です。

夜の街散策といっても、大通り沿いに、流行ってそうな料理屋さんを探しているだけ。

いくら治安の比較的良い台湾とはいえ、人気のない通りを歩くのが危険なのはいうまでもありません。

おや、ここなんかいいんじゃないかな。

ちなみに、台湾の夜といえば夜市。

これは台南でも例外ではなく、バスで簡単に行ける「花園夜市」をのぞいてみよう、と思ってました。

では、なぜ、街中の食堂で夕食を・・・

たぶん、「花園夜市」なんて、ガイドブックとかでも紹介されまくりだし、地元民にも非常に人気があるそうなので、賑やかすぎて、なにがなんだかわからないうちに見学が終わってしまう。

そんな予感がしました(^ ^)

 

そこで、街中の食堂を物色しているわけです。

ひとりで夕食をとるには、こんなお店が一番だ。

チャーハンと小籠包にしました。

待つこともなく、運ばれてきた小籠包。湯気がすごい・・

熱々の小籠包、久しぶり。

猫舌の私は、割らないと食べられないですが、この肉汁がじわ〜と広がる食感は最高。

つづいて運ばれてきた肉入りチャーハン。

これまた美味しそうだ・・

ほんとに美味しい。

中華料理好きの私としては、こんな料理を日常的に味わえる台湾の人たちが羨ましいわw

やっぱり、地元のひとたちで流行ってる店をさがして正解だった。

日曜の夜なのにとんでもない賑わい「花園夜市」

では、腹ごしらえできたところで、「花園夜市」を鑑賞しに行きましょう。

有名どこの夜市は、「食べる」のではなく「鑑賞する」ほうが効率がいい。

「花園夜市」は、実は週末しか開かれてません。

それも、金曜&土曜ではなく、土曜&日曜。

もう1日、平日に開かれることもあるそうなんですが、本日は日曜日。

日曜日の夜に、有名な「花園夜市」がどのくらい賑わってるのか見定めるのが楽しみ。

「花園夜市」は「0番」のバスで簡単に行けます。

台湾はGoogleマップで、バス路線の検索まで、かなり正確にやってくれるので便利。

バスが来て乗り込みます。

車内は私一人。孤独感が増す瞬間・・・たまりませんw

そして、「花園夜市」で降ります。

うわ・・・なんか、すごいぞ

ほんとに、すごい人・・

ここはまだ夜市の入り口。でも、なんか、中からざわめきと熱気が漂ってきます。

いや、熱気というより、妖気といったほうが正しいかも^ ^

では意を決して、入ってみましょう。

こりゃすごい・・

何店舗くらい出店してるんでしょうか。

予備知識がないと、どのエリアに何があるなんて、まるでわからない。

そして、マーケット全体をおおいつくす焼き料理の香り。

おやたい焼きなんてあるんだ。

やっぱり、「鑑賞」に限定してよかったw

凄すぎてなにがなんだかわからなくて、私のようなチキンな旅人は、日本語でのオーダーに気後れし、何も食べられないですよ。

台湾人の雑踏を楽しむには最高ですが、食事をするなら街中の食堂がよいかと。

これは、私個人の意見(^ ^)

それに、ひとりだと、どこで食べていいのかもわからない。

このあたり一体はゲームコーナーかな。

なんだか懐かしいパチンコ台。

しかし、日曜日の夜に、子供がこんな遅くまで遊んでていいのかなw

保護者同伴ならいいか^ ^

靴屋さんもあります。

とにかく、なんでもそろってる「花園夜市」。

だから歩き回って、鑑賞するだけなら、ほんとに楽しい。

ただし、ここで「食べよう」とすると、根性と要領が必要です。

あ、いちおう、食べる席あるんだね。

でも、たったひとりじゃ座れないよ(笑)

でも見学しに来てよかった。日本人の声がまったくしなかったのもよし。

「花園夜市」の賑わいの様子を動画でもどうぞ

おお、パンなんていいじゃんね。

たこ焼きも美味しそうでした。

ウワサ通りの賑わいだった「花園夜市」。

見学するだけなのに、1時間以上もいてしまった。

人口185万人の台南市の実力を見たような気がしました。

今回の台湾4泊6日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。