旅先で迎える夕暮れは格別なもの。
日常生活であれば、夜になり、明日のことを考えなくてはいけない時間。
旅先では、宿に帰るだけで、何も考えなくてよい。
こんな至福な時間があるだろうか。
そして、町を歩くことで、1日の終わりの表情を見ることができる。
それは、生活の営みそのもの。
異国の夕暮れの表情が見たくて、旅をしているといっても過言ではない。
澎湖島で食べる台湾庶民料理
澎湖島のツーリングで焼けた身体をシャワーで涼めて、夕食をとりに馬公の町に出かけました。
朝はおじいちゃんが太極拳に励んでいた北極殿では、夕方になって、今度はおばあちゃんが涼みながらスマホとたわむれてました。
澎湖島だって台湾。ふつうの台湾料理を食べたい。
うん。ここでいいんじゃないかな。
魯肉飯がメニューに載ってないけど、たぶんあるでしょう。
注文票にもなかったので、奥に声をかけるとおじいさんがでてきた。
魯肉飯と私が発音しても通じないので、筆談。
おじいさんは、わかったわかったと笑顔でうなずいて厨房へ。
澎湖島でも、台湾人は日本人に親切なんだな・・・
そういえば、澎湖島にきてから、日本人にひとりも会ってない。
ここにくる船の中も、日本人は私ひとりだった。
このシチュエーションが最高だ^ ^
さて、運ばれてきた澎湖島風魯肉飯。
この魯肉飯は、私の大好物な台湾料理。
米飯の上に、ひき肉をぶっかけてるだけの素朴さがなんともいえない。
最高にうまいw
これで40元(172円)だもんな。
食べ終わって、おじいちゃんにこれを見せると喜んでくれた。
「美味しかったです。ありがとう。」と書いたつもりだけど、通じたらしい。
ところで、魯肉飯に小籠包を食べたかったんだけど、さすがに小籠包はなかったので、その店を出て、通りの反対側の店へ。
こちらも、まさに地元民のための食堂といった雰囲気。
ここも、おじいちゃんが注文とりにきたけど、今度は「小籠包」って発音が通じた。
いやあ、最高だ、小籠包。10個も入ってる^ ^
台湾料理って、なんでこんなに美味しいんだろうね。
魯肉飯と小籠包ですっかり満腹。ごちそうさまでした。
馬公のバー「中山峇小酒館」で澎湖最後の夜を楽しむ
さて、日がすっかり落ちたところで、今度はお酒を楽しみましょう。
澎湖島上陸のときから目をつけていた、ホテルから徒歩30秒の感じの良さそうなバー。
中山通りに面してるから中山なのかな。
いい感じにボトルが並んでますね。
女将さん(といえばいいのかな)がオーダーをとりにきてくれます。
シーバスリーガルをロックでお願いしました。
女将さん、話しかけてくれるも、無念にも言葉分からず。
日本人?珍しいわね。と言っていた気がする。
静かで落ちついたバー。
紹興酒でもあったら飲もうと思ってたんだけど、洋酒バーなのでそれはなし。
でも、シーバスリーガルの香りが心地いい。
本日の旅の無事に乾杯。
雰囲気いいから人気もある店なんでしょう。
記名されたボトルが何本もあります。
ルーフトップもあるのかな。
全身思いっきり日焼けしたので、疲れてたんだろうか。
ロック3杯で一気に酔いが回りました。異国でくゆらす酒は美味しいな。
カードで払ったので、勘定は覚えてない。帰国後に確認したら、2950円でした。
「とても雰囲気のいいお店ですね。ありがとう。」と訳したつもり。
微笑んでたので通じたんだと思う。
酔っ払ってホテルの前。大飯店の飯の字がライト消えてる。
酔い覚ましに埠頭を散歩。
夜になると、幾分涼しくなるね。たぶん30度を下回ってる。
酔っ払って、海に落ちたら洒落にならんw
3連休でもこんな旅ができる台湾って素晴らしい。
楽しかった澎湖島の旅も明日で終わり。
工場夜景みたいにしてみた(^ ^)