西嶼(シーユー)の先端 漁村「外垵(ワイアン)」の絶景【台湾旅行記2023 #29】

澎湖島を快調に走るEバイク。

まもなくルート203の終点にある町「外垵(ワイアン)」に着きますが、ここまでで約40km走行。

レベルメータも警告灯がついたので、セブンイレブンに立ち寄ります。

セブンイレブン「漁翁門市」。

ていうか、このエリアのセブンイレブンは、ここ一カ所。

ここでバッテリー交換しようと、最初から決めてました。

セブンイレブンでバッテリー交換

借りる時、教えられた通りに、サドルを開け、コードを外して、バッテリーを取り出します。

こりゃ、かなり重いぞw

セブンイレブンの店員さんは慣れたもの。

「ああ、バッテリー交換ね」って感じで、私が差し出したバッテリーはかたわらに置き、奥の部屋から別のバッテリーを持ち出してきました。

充電するというより、バッテリーごと交換するんですね。

これが、澎湖島のEバイク充電方法です。そして20元(86円)でした。

 

ついでに言っておくと、情けないことに、IPHONEの充電ケーブルをホテルから持ってくるの忘れた。

馬公市街からここに来るまで1時間以上かかってるので、取りに帰るわけにいかない。

仕方なく300元以上はたいて、ライトニングのケーブルを買いました。

ライトニングなんて、IPHONE15になったら使わないだろうなww

高台から見下ろす美しい「外垵(ワイアン)」の町並み

さて、バイクがお腹いっぱいになったところで、外垵の町を見下ろせる高台に行ってみましょう。

ちょっと坂道を登るだけで、なんとなく絶景が待っているような予感。

しかし、けっこうな急勾配。

Eバイクの力では登れない箇所もあり、手押しで汗をかきながら高台と思しき場所へ。

ここかな・・・

見下ろしてみると、どうも違うみたい。あそこに人がいっぱい集まってる。

ここですね。外垵の町を見下ろせる高台は。

日曜日なので、観光客もいっぱいきています。

おお・・こちらが、澎湖島有数の漁村である外垵。

さっき、バッテリーを交換したセブンイレブンまで見えます。

パステル調の建物が海岸に並ぶ様は、モンテカルロを思い浮かべてしまったw

モンテカルロなんて行ったことなくて、F1のモナコGPの映像でしか見たことないけど(^ ^)

でも、あの海岸通りの道を、フォーミュラマシンが走り抜けていきそうだなぁ・・

台湾のひとたちにとっても、ここは人気の撮影スポットのようです。

出店も出てました。さすがに、お酒は飲めないぞw

こちらは、「三仙塔(サンシエンター)」と呼ばれる石の塔。

外垵の守り神だそうです。

三仙塔の背後にある遺跡。

これはなんと、旧日本軍の施設だったとか。

そうは書いてないみたいだけど、調べたところ、どうもそのようです。

日本の台湾統治下に、澎湖島まで軍事施設を作ってたんですね。

いつも思うけど、美しい景色と、軍事施設がどうしてもアンバランス。

こういうところに駐屯してた軍人は、どんな思いで美しい海を眺めてたんだろうか。

本来ここは、とても風の激しい場所なのに、本日はピタリと風が止んでます。

夜景も綺麗そうだなあ・・

夜また来るといっても片道1時間半。往復3時間。断念しましたw

では、次のスポットへ。Eバイク、またひとっ走り頼みます。

台湾最古の灯台「漁翁島灯塔」

この物々しさ・・・後で知りましたが、これは現役の軍事施設・・

軍事施設に似つかわしくない建物もあるんだけど。

でも、観光客が大勢訪れてます。

軍事施設と観光をうまく調和することができる台湾政府は素晴らしい。

起きてほしくないことだけど、台湾海峡有事になった場合、まさにここが尖兵となってしまうのかな。

実際、中共は勝手に橋を作りはじめてるみたいだし。

建物がすべて白に統一されているのもいいセンス。

そしてこれが、台湾で最も古い灯台だそうです。

この灯台は2代目で、初代灯台の創建は1778年。245年前。

この2代目灯台も1875年の建立。日清戦争の19年前ですね。

それだけ、この海域は漁としても軍事的にも重要だったということでしょう。

といっても、この大砲は、軍事用ではなく、霧笛として使っていたようです。

本来なら風がビュービュー吹いているはずの、太陽の光がさんさんと降り注ぐ漁翁島の散策でした。

今回の台湾・澎湖諸島3連休ひとり旅の全行程・旅費などのまとめはこちらです