今年、というより水際緩和後、2度目の台湾に行くことにした。
せっかく水際措置が緩和されているんだから、香港あたりでもどうか、とは思うんだけど、国安法の施行が香港の内情を大きく変えてしまっている。
このコロナ禍3年間で大きく変わってしまったもののひとつが中国の存在だ。
国安法施行もさることながら、ときおり新聞紙上を賑わす「台湾侵攻」の文字。
台湾も、その姿を変えてしまうのだろうか。
そうなってしまってはたまらないから、やはり台湾は今のうちに行けるだけ行っておくべき国(エリア)だと思ってる。
日程は、7月の3連休を使った週末弾丸。
行き先は、台湾本土ではなく、台湾海峡に浮かぶ「澎湖諸島(ポンフー)」。
台湾にとって、軍事上重要な拠点である。
とはいえ、私のような素人が他国の軍事戦略など安易に語るべきではない。
旅の目的は、東シナ海の美しい海と少ないけど残されているという離島特有の古い街並み。
地球の歩き方にも、少ししか紹介されていない。
どんなところなのだろうか^ ^
スクートの度重なるフライト変更
さて、今回の旅は、わりと早くから計画。
今年の2月には、以前も使ったことのあるスクートを予約。
ところが、どうも今回はスクートに相性が悪かった。
フライト変更が度重なり、最終的にはこんなメールが来て、
あっけなく、キャンセルするに至りましたw
だって、7月の3連休は7/15〜7/17。
15日の午後から出かけて、17日の早朝に帰ってくるなんて、なんたる効率の悪さ。
しかし、このキャンセルが強敵で、4時間以上のフライト変更でない限り無料でのキャンセルができないらしい。
最後に行われたこのフライト変更が4時間以上だったので、なんとか無料でキャンセルできましたが、スクート要注意。
前回(といっても3年半前)の搭乗時は、すごく好印象だったのに、ちょっぴり残念な話でした。
謎の超格安でしとめたタイガーエア
さて、スクートのフライトはキャンセルしましたが、本人は完全に行く気になっている。
3月に渡航したときのように「Peach」にしようかと思ったけど、他のLCCも体験してみたい。
そして、フライトスケジュールを並べて検討した結果、台湾のLCCタイガーエアとしました。
航空会社 | 便名 | フライト | |
---|---|---|---|
往き(7/14金) | タイガーエア | IT203 | 成田19:40 ⇒ 台北 桃園22:35 |
帰り(7/18火) | タイガーエア | IT216 | 台北 桃園0:10 ⇒ 羽田4:25 |
タイガーエア、もちろん初めて乗るLCCだけど、見事なほどのフライトスケジュール。
会社を休まずに、3連休まるまる台湾に行ってこい、と言われているかのようですw
そして、驚いたのが価格。
往復とも、「機内食」「座席指定」をオーダー。
そして、帰りはぐっすり眠るために足を伸ばせる最前列を指定。
それで34,863円ですよ(^ ^)
キャンペーン価格でもないのに、正直このプライスは謎。
まあびっくりです。
機内持ち込み荷物も10kgまで無料と、Peachの7kgよりも使い勝手よし。
実際に荷造りしてみるとわかると思いますが、7kgと10kgでは大きくちがいます。
夕暮れの成田空港T1 迷ったGカウンター
では、2023年7月の3連休の前夜金曜日。
会社を30分ほど早く退社させてもらって、成田エクスプレスに乗り込みます。
いつもながら、心よく送り出してくれる同僚には感謝。
しかし、一部の同僚にしかこの週末旅のスケジュールは告げてないw
でも後ろめたい気分は成田まで。
NEXよ、走れ走れ!
そして、到着した成田空港第2ターミナル。
タイガーエア19:40台北行きは、定時運行のようです。
ナンディって、フィジーだっけ?
ところで、チェックインカウンターのGってどこだろう?
なぜかFの次がHになってるし。
これはCカウンターの香港エクスプレス。
ん? あんな奥のほうにGと見える。
なにか手続きやってる、たぶんあれでしょう。
おお、間違いない、タイガーエアです。よかった。
便名もIT203で間違いなし。
タイガーエアのかわいいマスコット。漢字表記は「虎航」。
発券してくれました。記念にも記憶にも残るボーディングパスです。
左下のSSRが機内食を予約している証かな。
機内食は、たしか「ポークチョップのタレ煮付けご飯」をオーダー。これも楽しみ。
ところで、チェックイン時、荷物の重量をきっちり測られました。
で、10キロを200gほどオーバー。(自宅で測っておいたのになんでだろ?)
でも、グランドスタッフが愛想良く、「じゃ、このヘッドホンをアタマにつけちゃってください」と助け舟。
当たり前だけど、けっこう厳格です。
そして、出国です。出国は何度経験してもテンション上がるw
18時半だけど、日の長い夏至の季節。
夕暮れの成田空港って、初めてみた気がする。旅立ち気分を一層かきたててくれます。
タイガーエアA320機 成田 ⇒ 台北桃園のフライト
フライトまで1時間。
みたところ、乗客のほとんどは台湾人。
ここはまだ成田なのに、すでに異国の雰囲気。
若干遅れてボーディング開始。
水際緩和後8回目の海外渡航だけど、ほんとに異国への旅立ちっていいわ(^ ^)
3×3のA320機は、ほぼ満席。そしてほぼ台湾人。
最高のシチュエーションで台湾への旅のはじまり。
シート間隔だって、そんなに悪くない。
隣席は、台湾人の母子でした。
ボーディングブリッジの位置関係で、初めて乗るタイガーエアの機体を確認できなかったけど、虎模様のウイングレットでそれとわかります。
照明が消されて離陸です。
成田の空に舞い上がるタイガーエア。
いったん、太平洋上にでてからUターンして房総半島上空へ。
5月に乗ったベトジェットと同じ飛行ルート。
動画での様子はこちらです。
タイガーエアの機内食
私は、LCCだって、用意してくれているのであれば、機内食を食べる派。
少々割高とか、そんなことは関係ない。雰囲気重視ですw
「ポークチョップのタレ煮付けご飯」はこれですか・・お腹すいたw
お酒もあります。ワインがよかったけどないので台湾ビール。
座席番号をたどって、CAさんがてぎわよく配膳してくれました。
レモンティとクッキーつきなんだ。
となりの母子も同じものをオーダーしていたみたい。
おお、これは美味しそう・・・
そして熱々
いやあ、ほんとに美味しかった。360元(1634円)とは、少々割高だけどねw
お隣の母子も、美味しい(と言ってるんだと思うw)という表情してました。
台湾ビールは100元。
私は、まだ台湾元もってなく、日本円で売ってくれました。
1000円札出してお釣りが115元だから、上空1万メートル価格ですね(^ ^)
冷えた在庫はないらしく「アイス?」と聞いてくれます。
多少高くても思い出に残る機内サービス。
サラリーマンの週末は疲れてます。
その疲れた身体に、ビールがしみこんでいく・・・
隣席の男の子が、私が泡スレスレに注ぐ様子を不思議そうに見てた^ ^
お腹いっぱいになった母子は眠りにつきます。
この母子は台湾のどこへ帰るんだろう?
お母さんがアームレストの間にぬいぐるみを挟む姿が、とてもいじらしかった。
私もこのくらいの歳から一人で旅してたよなぁ・・・
子供の頃の旅は、向かいの大人にタバコを吹きつけられるイヤな思い出あるなあ・・・
なんて考えてたら、疲労の身。
私も眠りに落ちてました。