仁川空港へ着いたところで、私の頭の中は、
- 無事にチェックインできるか
- 無事に出国審査を通るか
この2つしかありません。
なにしろ、これに引っかかったら、帰国できない。
すなわち、明日、会社に出勤できない。
上司に、なんて理由を言いましょうか(^^)
あっさり通過できたチェックイン
さて、チェックインに備えて、visit japan webにログイン。
スクショでもいいみたいですが、私は仁川空港のwifiを利用して、再ログインし直しました。
ちなみに、これがあることで、帰国(日本入国)時のPCR検査が免除されます。
当然のことながら、無症状であってもPCR検査で陽性と判定されれば、14日間の隔離が待っています。
サラリーマンが、そんな多大なリスクをおかせるわけないじゃないですか(^^)
ワクチン接種3回の接種証明で登録可能なvisit japan webは、弾丸旅行者にとって神のような存在です。
そして、ターミナルに入る前に、重量チェック機が。
私もいちおうチェックしました。8㎏。okです。Twayは10㎏まで大丈夫。
では、Tway航空のカウンターに向かいましょう。
まずは定時運航のようなので、一安心。乗るべき便は15:30の成田行き。
そして、セルフチェックインができない。これはvisit japan webを確認するためだよね。
カウンターに足を運びます。
うわー、マジでドキドキしてきた・・
ところが、心配は一切の杞憂で、あっさりチェックイン完了。
visit japan webは見せるように言われたけど、QRコードチェックしてるような感じはなかったけどな。
無事に搭乗券を手にできて、感激もひとしお。
30分のdelayとのことですが、30分くらいどうでもいいですw
イミグレも通過 無事に韓国を脱出
さて、お次の関門はイミグレ。
でも、セキュリティエリアに行ってしまうと、食にあぶれる可能性があるので、ここで腹ごしらえしておきましょう。
帰国便は機内食もとくに予約しませんでした。
一般エリア4階のフードコートは、メニューも豊富でした。
さすがに、まだ酒はやめておこう。
ソーセージにコーヒーと軽く仕上げました。
まだ出国できてないので、緊張は解いていません。
食事中も、日本語が聞こえます。海外渡航が日常に戻りつつある前兆。
そして、イミグレへ。
こちらも、なんの心配もなく通過。っていうか、visit japan webの提出も求められなかった。
顔と指紋照合だけで、あっさりと出国です(^^)
これで、今回の旅のミッション9割がた達成。あとは日本での入国ですね。
シャトルトレインで101ゲートへ
ほっとして、身も軽くなった気分でセキュリティエリアを歩きます。
シャトルトレインに乗って、ゲート前まで行っておきますか。
Twayのゲートは101。乗り間違えると、引き返せないそうなので慎重に。
免税エリアに到着です。感覚的には、成田よりも、2歩も3歩もアフターコロナ化している印象。
ちょこっと、ラウンジでものぞいていこうかな、と思って「プライオリティパス」を持ってくるの忘れたことに気づきましたw
でも、ラウンジやってなかった。
アフターコロナに移行しつつも、仁川空港もまだ全快というわけではないようですね。
101ゲートは遥かかなた。LCCだから仕方がない。
成田の文字を見て安心します。
ボーディングブリッジでのプチハプニング?
帰国前のフライトを待つ感覚。
3年ぶりに味わうこの感覚。たまらんですね(^^)
今回の旅を回想し、3年ぶりに異国を歩いた実感をかみしめます。
そして、搭乗開始。
ところが、なんとしたことか!?
グランドスタッフが、血相を変えて、機内に突入。
そして、まさに機内に乗り込もうとしている我々を押し戻します。
さらに、すでに乗り込んだ搭乗客もぞろぞろ出てきました。
何が起きた?
韓国語のみの説明なのでわかりません。
途方に暮れる搭乗客。理由がわからない私はもっとですw
近くにいた欧米人に「ワットハプン?」とブロークンな英語でたずねると「ディスイン・・・」みたいに返してきたので、機内を消毒しているということでしょうか。
コロナ陽性者が乗っていたのか、通常のルーティンなのか・・
いずれにしろ、ボーディングブリッジ上で20数分待たされたのは、人生初の経験でした(^^)
ようやく騒ぎがおさまって、機内へ。
帰りは737機。通常の3×3のシート。前の席との間隔も狭く、LCCといった感じ。
でも、シートなんか関係ない。2時間半後に日本人になれるかどうか。
寒い分だけ空気の澄んだ仁川空港。
雲海の上を日本に向けて飛ぶTway213便
機体がいったん後退し、滑走路に向かいます。
この時点で、ようやく「帰れる」ことを実感。
仁川の空に舞い上がりました。
積雪のある空港はいつ以来だろうか?
たしか、モスクワでアエロフロート機に乗った4年前だ。
コロナの3年間は、いろいろなものを忘却の彼方に葬り去ったかというとそんなことはない。
旅の記憶というものは、絶対に忘れない。
黄海上空を旋回するTway機。北朝鮮の陸地が見えちゃいそうだけど、いいのだろうか。
ミサイルをガンガン撃ち続ける北朝鮮。
そんな国がすぐそこにある。韓国国民もたまらんでしょう。
韓国名では何と呼ぶのか知りませんが、海水浴場もある「長峯島」の上空で、機体は一気に左旋回。
飛行機の窓から黄海を見たのは久しぶりの気がする。
しかし、とたんに雲に覆われました。
CAが機内食を予約している搭乗客に配りはじめました。
私は予約してません。久しぶりの海外だったのだから、ケチらずオーダーしておけばよかった・・
代わりにもらったのが、いつもの税関申告書。
visit japan webには、検疫のほか、税関申告も含まれていたと思ったけど、やっぱり書くのかな。
Tway機は、朝鮮半島上空を飛び続けます。
そして西の空がオレンジに染まりはじめました。
機内でむかえる夕暮れほど幻想的なものはないです。
飛行機は東進しているので、いわば太陽とは逆行。
あっさりと、冬の日が落ちました。
今回の旅のきっかけは、まちがいなくTway航空。
良心的な価格で、旅人を異国へ運んでくれる。
旅に飾りはいらない。
交通機関は日常的に稼働してくれればいいんだよ。
Tway航空、記憶に残る旅をありがとう(^^)
成田空港到着 Visit Japan Webは紋所
Tway機は順調に飛行を続け、定刻より少し遅れて、成田空港の滑走路に着陸。
2日ぶりに戻ってきた成田空港です。
さて、日本入国(帰国)においては、どんなドラマが待っているんでしょうか。
ターミナルの長い通路の終点あたり。
検疫のサインが現れるあたりで、多数のスタッフが降機客のすべてにヒアリングしています。
Visit Japan Webの確認です。
ほとんどの客は、すんなりスマホをみせて通過させてもらい、かわりにこんな紙をくれました。
手慣れた韓国人旅行者などは、Visit Japan WebのQRコードを「この紋所が目に入らぬか!」とばかりにスマホ画面をつきだし、通過していっています。
気になったのは、本当に見せるだけで、QRコードを読み取り機にかざしたりはしないこと。
いわば見せるだけ。
さすがVisit Japan Web、神通力たっぷりの貫禄でした(^^)
ところがいっぽう、パスワードを忘れてログインできず、スクショもとってなかったような搭乗客は、容赦なく隔離されていってました。
気をつけないとね・・
検疫をクリアした私は、ふつうにイミグレ。
あっさりと、日本人に戻ることができました。緊張が解けていったのを覚えています(^^)
そして、最後の税関は、やっぱりVisit Japan WebにQRコードを登録した客は、黄色い紙書く必要なかったです。
これね↓ こちらは、しっかりと読み取り機にかざす必要がありました。
無事に自宅に到着しました。
週末弾丸大成功ガッツポーズ!
という気分で、達成感がハンパないです。
出国する時は自分でも驚くほど冷静だったのに、生還できたら涙が出そうになりました(^^)
生還なんて大げさですが、社畜の方なら気持ちはわかっていただけると思います。
ああ、お酒がおいしい・・